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「沿志奏逢」 BankBand

2004年11月13日 00時01分41秒 | 音楽ソフト
一番分かりやすく表現するならば、「ミスチル桜井が唄うJ-POPの名曲集」なんですけれど、それだけだと説明が弱いかもしれません。

BankBandというのは「ap bank」という非営利銀行の維持のために設けられたバンドらしいです。

”「ap bank」は、普通の銀行ではありません。櫻井和寿、小林武史、坂本龍一の3人が拠出した資金を、自然エネルギー、省エネルギー、環境に関するさまざまなプロジェクトに融資する機関です。金利は1%、運営資金も自分たちで拠出する非営利組織です。”

上記のHPにはこのようにあります。つまり、このアルバムの選曲コンセプトには「ap bank」の考え方が反映されているというわけです。

まぁ、ともかくこのアルバムは凄いです。

桜井和寿の歌唱力をフルに生かしたアコースティックサウンドなのですが、選曲も演奏も素晴らしい。録音さえも日本のポップスの平均を明らかに上回る素晴らしい内容で、明るく爽やか。鮮度や透明感も良好でオーディオチェックとしても十分使えます。

1曲目の「僕たちの将来」でいきなり度肝を抜かれます。中島みゆきのターニングポイントとなるアルバム「はじめまして」からの選曲なのですが、よくもまぁこんな地味な曲を引っ張り出してきたなぁと感心しました。
この曲に限らず、全曲味があり楽しめます。隠しトラックもあり、これもまた昔よく聴いた浜田省吾の歌だったりして…

ちなみに私、ミスチルの特にファンというわけではないのですが…
多分、私にとって2004年度J-POPの、というか今年購入した全ての音楽CDのナンバーワンはこの「沿志奏逢」に間違いないでしょう。

しかしこれ、何て読むんでしょうね?とよくよく解説読んでみたら…

相思相愛でした。

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