くない鑑

命を惜しむなっ!名こそ惜しめっ!!前へぇ、前へーーーぇっ!!!

佐野の【弓削食堂】

2005年11月20日 | ラーメン万歳!
栃木県南部に位置する佐野市
人口10万程度のこの街は、親戚が多く居るので幼い頃から馴染みがあるのですが、いつの頃から“ラーメンの街”として注目を浴びるようになっていました。
それに伴って、マスコミなどで取り上げられて“有名店”(行列必至店)へと成り上がる店が出てきますが、大概こういう店は美味くありません。
ゆえに、名も知らぬ,世間的注目度の低いところが穴場・・・ということで、行って来たのがこの【弓削食堂】というお店。
なおこの店は私の遠縁が営んでいて、小さい頃から馴染みがありますが、そんじょそこらの有名店よりも、贔屓無く美味いです。

以前は東武佐野線佐野市駅より南,海陸橋の先の県道237号(赤見本町)線近くに店を構えていたのですが、佐野環状線(新海陸橋)建設に伴いこの地を去り、裏手を流れる秋山川を数キロ北上した佐野厚生総合病院近く,住宅街の一角(カワチ佐野西店裏)に移転しました。
それゆえに、(駐車場も狭くなって)停まる車(客層)もダンプなどから乗用車へと変化しましたが、昼時には席待ちするほど盛況です。但し、長蛇の列とまでは行きません。
“食堂”の看板ゆえに、定食ものも揃っていて、それを注文する人も多いですが、やはりここに来て食したいのがラーメンです。

この日は、(いつもの通り)餃子5つととご飯が付くラーメンセット(¥950円)を注文し、待つこと数分・・・
佐野市の“ラーメンマップ”には載っていない、言わば隠れた名店のラーメンは醤油で、佐野系特有の青竹打ち麺。
その一口目,まずはスープから。
透明度の高いこのベースは魚介系で、油も水玉のようなものが何個か浮かんでいる程度で実にさっぱりとしていて、塩っ辛くなく、すいすいと飲める味です。
そして、続いて麺ですが、上記の通り,佐野系特有の青竹平打ち、小麦の風味を微かに感じる程度で、これ自身が大きく主張することはありませんが、麺の中央に“芯”がしっかりと見えるほどに茹で加減はよく、また程よい油が麺に絡んで実に美味いです。
そしてチャーシューですが、これは厚みがあって堅仕上げのものですが、スープなどの熱で程好く溶けていて、その状態で食せばジューシーに醤油味を実感できます。
このほかにも、具にはめんま,なると,わかめなどに刻み葱があり、あっさりスープと相性良く共演し、ラーメンの美味さを盛り立てていました。

それと、セットになってあった餃子なのですが、少々小振りですがニラがたっぷり入った、焼き加減も良くて実に美味い仕上げでした。
ほかにも、定食屋の看板掲げるだけあって、ごはんもいけます。
ラーメンとだと余計に進んでしまいます。
添え物の漬物ですが、苦手な私でもきゅうりだけは浅漬けで食べられます。が、これがまた、ごはんを促進させるのです。。。


そしてもう一品,ここに来て食すのが“いか天”です。

キャベツに大根おろしが添えられたそれは、カラッと揚がっていて美味いんです。けど、巧く噛み切らないと、いかを裸にしてしまい、有り難さを半減させてしまいますが・・・。

なお、この日の夜も、伯母が推奨するラーメン屋にて食してきましたので、その模様はコチラで。

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