くない鑑

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いざ!上越×六ノ太刀×善光寺より望む

2010年08月07日 | 参陣記
一度長野駅までバスに乗り、そこから歩いて「定額山善光寺」へ。

以前来た時は不覚にも道に迷って、漸く着いた・・・という、少々苦い経験をしましたが、今回は難なく。
街並みなどを楽しみながら、余裕を持って行けました(^^ゞ



参道口にある善光寺郵便局。レトロな感じです。その向かいに建つ洋館風の建物。なんだったかは覚えてませんが(^^ゞ立派な造りです。



参道には、古風な旅館宿坊も軒を連ねています。一度は泊まってみたいです。。。


以前訪れた時は、本堂山門などが大改修中だったか囲いがされていた記憶があるんですが、今回はそれも無く、立派なそれぞれを拝見し、参拝することが出来ました。

本堂内は、外の喧騒が全く嘘のようにとても静か。

立ち込める香の匂いと、圧迫感の全く無い高い天井とで、とても落ち着けます。

その中で、列を成しているところを発見。
近付いて見ると・・・「戒壇巡り」とありました。
時は夕暮れ時。
この後は、もう立寄れるところなどないだろう・・・と、並ぶことに。
ただちょっと、並んでいるのが親子連れなどばかりで、大きい荷物を背負う独りぼっちの私は幾分気恥ずかしく、肩身の狭い思いをしましたが(^^ゞ

中々進まない順番も、30分くらいしてから漸く。
近付いてみて、いざ中に入って判りました。
入るまで、順番が巡って来るまで時間が掛かった理由が。

まず、間口が狭く、階段も結構急峻です。
そして、中は・・・・・・真っ暗です。
一途の光すらもない、真の真っ暗闇です。
こんな暗い空間に身を置いたことは、多分、人生の中で初めてだと思います。
頼りになるのは、壁伝いに設えてある手すりと自分の感覚、そして、同じ場所に居る人たちの声です。

この戒壇巡りを目的は、中程にある“極楽の錠前”に触れること。
それによって、錠前の真上におわします御本尊様(秘仏)との結縁を果せる・・・というもの。
しかし、回廊内は真っ暗なので、さながら宝探しに似た感覚。
「錠前は右側に掛かっている」という案内を頼りに進んで行くも、真っ暗闇なのでどこに何が有るのか、どういう状態なのかがさっぱり...。
しかも、初めて入るところなので勝手も掴めず、手と足と耳の情報を頼りに暫く進むと、前方から「ガチャガチャ」と、錠前らしきものを触り、動かしている音が聞こえてきました。
合わせて「これ?!」とか「あった!」などの歓声も聞こえてきます。

暫く進んでも、何の手応えも無かったの不安でしたが、とりあえず、触らずに通過していなかったことが確認できて安堵し、聞こえてくる情報を頼りに進んでいくと・・・右手に、冷たくて固い感触が?!
それも、何気なく過ぎ去ろうとした中で突然着たので、そのまま行き過ごすところでしたが、どうやら“極楽の錠前”に触れることが出来たようです。

ただ、真っ暗闇で何も見えないので、それが間違いなく“極楽の錠前”だとは言えませんが(^^ゞ

結縁も遂げ、今度は出口を求めて進んで行こうとしたら、直ぐ前を進んでいた家族連れの中で父親だけが触れ逃したようで、「どこだどこだ」と言いながら、戻ってくる気配がしました。
その時、錠前の近くに私が居たので「こっちですよ」と案内をして、錠前に触れる手伝いをしました。
あの状況下では、不思議と団結力とかも生まれてきます(笑)

そんなこんなで、どのくらい掛かったか、戒壇巡りを成し遂げることが出来ました。
回廊の長さはそれほどではないんでしょうが、もう、一時間近く巡っていたような感覚です。

善光寺本堂の内陣と戒壇巡りを堪能し、他にも・・・と思ったんですが、時刻は16時を過ぎ、閉まるところも出始めたので、一路長野駅へ、参道を下って行きました。

けど...
朝食を本陣で取って以来、何も食べていなかったので、ここで遅めの昼・・・というよりは夕食を取るべく、店構えに惹かれて、参道に在った【丸清】という一軒のお蕎麦屋さんに入りました。

外観同様店内も、細長い造りですが、古民家風の、時代劇にも出てきそうな造り。
ここではざるそばを頼みましたが、コシが程よくあり、あっつい中歩いて来た体にキンと冷たい蕎麦は最高でした。

本当は、蕎麦を肴に一杯!と思ったんですが、それは控えて蕎麦に専念しました(^^ゞ

空腹も満たされ、再び駅に向かって歩いて行きました。

行きは、参拝時間のことを気にして幾分急ぎ足で善光寺へ行きましたが、帰りは、まだまだ新幹線の最終までには十分余裕があったので、ゆっくりと、参道から伸びる石畳の道を歩いて行きました。

その途中、気になるお寺さんを発見。
それは、刈萱山西光寺というお寺さんで、地元長野では「かるかやさん」と言って親しまれているそうです。

寺縁としては、善光寺と密接な繋がりがあり、善光寺に普請が有る時はここに(差配する)奉行所が置かれ、いまの西光寺の本堂は、天保年間に行われた善光寺の普請造営の落慶後に余った資材が用いられているとか。
小ぢんまりとした寺院ですが、喧騒的な参道から一歩、寺門を潜ってはいるだけで、そこからは隔絶された、落ち着いた雰囲気に身を置くことが出来ます。


善光寺から長野駅までゆっくりと、途中寄り道をしながら戻ってきて、漸く、正真正銘の帰路へ。

新幹線のキップを買って、いざ、ホームに下りると・・・だ、大行列。

時刻は18時。
先発の新幹線の、特に自由席はラッシュ並みの混雑だったので、勿論一本見送って、後発の新幹線に座って行くべく、暫し待機。
その間にも人が続々と着いては列を成していきました。。。
発車の15分くらい前に新幹線が到着し、準備を整え終えて開扉をすると、狭い間口から人が続々と入っていき、車内はあっという間に満席。
私は何とか、列の前の方に居たので、一番前の窓側に座ることが出来ましたが、人は車内から扉付近までぎっしり。
余りに多さに、通路の扉が常時開放状態に(--ゞ
また、車内のワゴン販売も中止に。

帰省時のニュースでよく耳にする新幹線の乗車率“200%”というのを、この日初めて実感しました。

乗車した新幹線は高崎までの“各駅停車”で、長野を出て、上田佐久平軽井沢・・・と停車するも、長野で最早この状態なので容易に乗れず。
中でも軽井沢には結構多くの人がホームに居たようですが、全員乗車することは出来なかった・・・と、思います。

あっ、ちなみにこんな状態だったのは(とりあえず)自由席だけだったようです。
それと、新幹線を下車した上野駅では、陛下の御召列車にも使われるなごみ(E655系)も間近で見られましたし(笑)

祭自体は、必ずしも満足いくほど楽しめた・・・とはいえませんが、その前後の観光は、思いっきり楽しめました♪

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