くない鑑

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いざ!上越[御旗の下へ×四ノ太刀:思ひ出]

2007年08月10日 | 参陣記
昼餉には失敗した私(達)は、反面悉く満杯で放浪を余儀なくされていた飯綱殿と合流。
直江津駅前の【ホテルハイマート】の2階に在るお食事処【多七】に入り、飯綱殿は漸くの昼餉に,私と碓氷殿はジュースなどを喫しながら、暫し歓談...。
ちなみに,この3人が一同に会すのは4ヶ月ぶり,柿崎殿を御大将に押し立てて参陣し、“大崎隊”として,ショウグンはいうに及ばず、信玄公をも脅かした石和の陣以来。
ここで1時間ほど寛いだ後,飯綱殿のご好意で、それぞれの宿所までお送りいただきました。
その途中,春日山城址下に在る【春日山旅館】で碓氷殿を下ろした後、そのまま坂道を上がって春日山神社まで,Uターンの序でに参詣しました。

登って来た坂道も、ここ春日山神社も、翌日に控えた行軍路。
その時は、数多の兵共でごった返す参道や境内も、とてもひっそりとしていました。。。
しかし、そんな中でも一際存在感のあったのが、本殿脇にあった蔵に収まっていた御神輿。
絢爛で荘厳なそれは、明日からの祭事で御城下を練り歩くこととなるのでしょうが、それまでの時を,まるで待っているかのように、静かに佇んでいる・・・感じがしました。

さて,春日山神社を後にして、飯綱殿に宿所に着いたのは15時半過ぎ。
今回は、例年泊まっている直江津駅近くのホテルではなく、本陣まで歩いて行ける上越市役所近くの【上越シティーホテル】を宿所としました。
部屋を案内されて暫し寛ぐも、18時からのリハにはまだ随分と時間が...。
まだ陽も高く,体力的にも余裕があったので、克さんと連絡をとって16時に信越線春日山駅で待ち合わせ、林泉寺へと向かいました。
しかし、時は夕方,これから向かう春日山の向こうに陽が沈み行く頃。
この日の湿度が如何に低くカラッとし、空は抜けるように済んでいて気持ちは良くても、西日をまともに受けてあるくのはしんどかった...です。、
その変り,日陰に入ると一転、と~っても涼しいんですけどね。。。
けど、街中を抜けて深緑の山野が眼前に広がると地にまで来ると、おもいっきり深呼吸したくなる!その秀麗な風景には、一服の清涼感が得られます。

克さんと合流したJR信越線春日山駅から歩くこと30分程,目指していた春日山林泉寺に到着。

閉門の30分前に滑り込んだここは、府中長尾家の菩提寺であり、謙信公祭の出発地でもあります。
この初陣時,出陣に際しては先頭切って惣門から出でたのですが、この日はその脇にある“関所”でしっかりと拝観料(500円)を収めて中へと入りました。

入ってからまず本堂へ詣で、合せて御実城様と成りし克さんの勇姿(写真)を探したのですが、ここでは見つからず。
続いて向かったのは、本堂左脇に在る墓地群。

ここには、不識院殿様始め,かつて上越を治めた上杉家(府中長尾家)を始め,堀、松平、榊原各家当主が眠っており、差し迫る時間の中で可能な限り、ご挨拶をして参りました。


この後に向かったのは、本堂右脇に在る「宝物館」。

閉館時間が刻一刻と迫っていたので、少々忙しなく見て回りました。
規模は然程大きくはないのですが、甲冑や古文書に謙信公画までもあって、中々見応えのある重宝が多く展示されていました。
そして、ここで漸く今回“一番の目当て”であった写真を見つけました。
それは、展示を一巡した最後,出入口辺り置かれていて、一昨年行われた謙信公祭の模様を写した写真が(アルバムにして)納められていました。
そこには、この時先程より触れているように総大将たる謙信公を務められた克さんの勇姿と、初陣ながら全軍を先導する“乱れ龍御旗持”を務めた私の姿も納められていました。

閉門までの僅か30分足らずの時間でしたが、それなりに林泉寺を楽しむことが出来ました。


ただ、ここからリハ会場の春日山城史跡広場までは歩いて5分ほど,しかも、時刻はまだ17時を少し過ぎた頃。
ここから春日山神社へと足を延ばすことも一瞬考慮したのですが、そこまでの時間的余裕は無かったので、一路リハ会場(春日山城史跡広場)へと進みました。
ただその途中,杜の中に見える石段と鳥居に何と無く誘われて...

そこに鎮座します春日神社に参詣をしました。


時間的余裕があって、何と無く立ち寄った御社ではありましたが、鬱蒼とした杜の中に、まっすぐ一本伸びる階段を駆け上がるとそこに本殿が,ひっそりと佇んで在りますが...周囲の旺盛な深緑の木々が、まるで世間から隔絶した雰囲気を醸し出しています。

また更に,淡い西日と蜩の声が、ノスタルジックな世界へと誘ってくれます。


などなどと...
今まで知らなかった上越春日山の一端を観て後、ちょうど時間となったので、リハ会場へと向かいました。

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