ゑんぢんぶろぐ

のんきそうには見えますが頭の中は不安で一杯。あまり過大な期待と責任は負わせない方が互いにとって身の為です。いやマジで。

シリーズ「読了」

2022年06月11日 01時22分24秒 | 読書
「珈琲店タレーランの事件簿 7 悲しみの底に角砂糖を沈めて」
著者:岡崎琢磨

ちょっと変わった趣向の短編集(詳細は著者あとがき参照の事)。「短編」と「ショートショート?」が混ぜてある。
まず「その」キッカケになったのが…

「ビブリオバトルの波乱」
 「本」のプレゼンバトルを舞台にした謎解き。これは実際に有ったトラブル?を著者なりに謎解いてみたモノ(「50円玉20枚の謎」みたいな←恒例超絶激古ニッチネタ)。
 なお参考までに関連記事っシリーズ「読了」:「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」
 「そこまでしなくても…」と「有りうる…」が混在する読後感。まとめ方が短編(かつ続き物)の「それ」よね。

「歌声は響かない」
 …高校時代の超絶頭脳フル回転エピ。…おおもとの「ネタ」が美星のキャラとは合わんなぁ…と思った次第(オレの描いてる美星の人物像がオカシイのかも知れんが)。

「ハネムーンの悲劇」
 …タイトル通り、かなりの悲劇。著者にしては珍しくギリギリを攻めたなぁ、って感じ。
 とはいえこの結びは好き。こーゆーのが良いんだよ(たまには)、な一本。

「フレンチプレスといくつかの噓」
 …ちょっと怖いショートストーリー。またコレがありそうだから…。「いくつかの嘘」のバランスが良い。

「ママとかくれんぼ」
 …すごいなコレ。そうまでして…というのが真っ先に浮かんだ感想。
 この話の「超展開」は何となく「ゴッドファーザー島田荘司」を彷彿させる(意見には個人差が)。
 結局…どうなったんだろうな…。

「拒絶しないで」
 …いや、まぁ…。最近この手の話を見るとちょっとヒいちゃうのはなんでだろう?(物語に罪は全くないが)
 おじいちゃん強引な出番ktkr

「ブルボンポワントゥの奇跡」
 …ムリヤリ感が漂うが、実は「ハネムーンの悲劇」と対をなす作品(と、あとがきを読むまで気が付かなかったが←)。
 (小声)名前こそ出てないモノの、コイツ…ア◯ヤマだよな?

なんとなく「辛め」なレビューばっか書いたが、とても面白いく読ませていただいたので念のため。
なお「…8」も年内には上梓されそう。




シリーズ過去作
 っ「珈琲店タレーランの事件簿 6 コーヒーカップいっぱいの愛」
 っ「珈琲店タレーランの事件簿 5 この鴛鴦茶がおいしくなりますように」
 っ「珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで」←アレ?
 っ「珈琲店タレーランの事件簿 3 心を乱すブレンドは」
 っ「珈琲店タレーランの事件簿 2 彼女はカフェオレの夢を見る」
 っ「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」

「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「森林の樹木」 | トップ | おっ買い物っ♪ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事