▲被災した南三陸町の防災対策庁舎
10月18~19日の2日間、麻績村議会では東日本大震災による巨大津波の被害を受けた宮城県の南三陸町を中心に視察を行いました。
私も同行させて頂き、テレビや新聞で見る以上に荒ましい状況を目の当たりに見ることができました。
南三陸町の海岸沿いの低地にあった中心市街地志津川地区は壊滅状態で、地盤は70cmほど沈下し満潮時には海水による浸水が発生しており、町民に避難するよう最後まで放送を出していた防災対策庁舎を視察していた際には我々の足元にも見る見るうちに海水が迫ってきました。
無残な姿で残る家屋の基礎、積み上げられた廃車やガレキの山、海水の迫る道路を通行する人や車、跡形もわからないほど破壊した気仙沼線の施設、中々進まない復旧工事など、凄惨な光景に胸が締め付けられる思いがしました。
こうした中で、南三陸さんさん商店街では30店舗が軒を並べて営業を始めるなど、住民が元気を取り戻している姿には心をうたれました。
被災地の皆様が一日も早く元の生活に戻れるよう早期復興を願うと共に、麻績村においては災害に強い村づくりをハード面・ソフト面で取り組む必要があることを改めて認識させられました。
▼地盤沈下によって満潮時には海水に浸かる
▼海水に浸かった道路を進む
▼ガレキの山
▼杉林の枯れたところまで海水が押寄せた
▼寸断された道路や鉄道
▼30店舗が軒を並べて営業を始めた南三陸さんさん商店街
▼破壊された建物で営業するスタンド
▼陸に打ちあげられた第18共徳丸
▼被災した気仙沼港の施設
▼海水に浸かった広大な農地