本屋タカクラの日記

野良(放浪)書店員の日常 25年あちこちの書店で働いた元書店員で現在ライターのタカクラミエです。

大阪のおばちゃん

2013-01-29 23:10:00 | 走る
か、どうかはわからないけれど

新大阪から京都へ向かうJRの新快速の中での事

運良く座れた女性二人組の会話が
立っているタカクラの耳にどんどん入って来る

女性二人は60代~70代の同世代のようだけど

主に片方が喋り片方が聞き役だった。

まず耳に飛び込んできたのは
「マルちゃん正麺おいしいねんで」
という言葉だった。

おお、マルちゃん正麺の美味しさは
ワタクシも検証済みだ!

その後、卵をいれる、ネギをいれる
という会話がすらーとすすみ
聞き役の女性が、トッピングについていろいろ
喋ろうとすると

喋り役の方が突然

「きょう、生まれんねん。赤ちゃん。
あの主役の子、吉沢京子そっくりやわ
まだ、いまから見ても大丈夫やし」

と、朝ドラの解説をひとしきり

そんなら見るわー
と聞き役のひと

そこでまた喋り役のひとが
「勘三郎さん! わかいのになあ」

吉沢京子から連想したらしい

「あそこは、お嫁さんがしっかりしたはったから
やっぱり、梨園はなあー、そうでないと
つとまらんで」

浮気くらいではびくともせんわ

と、喋りの人が言ったところくらいで
聞き役の人が降りて行った。

わずか15分くらいで

世の中で起こっていることを
知った。

電車には乗ってみるものであるなあ。
人の話しはきいてみるものであるなあ。