「マイボス・マイヒーロー(漢字表記は頭師父一體。トゥサブイルチェと読む)」監督:ユン・ジェギュン
韓国ヤクザの若頭ドゥシク(チョン・ジュノ)はバカだ。メールと手紙を間違えたり(それはそれで合ってるような気もするけども)、自分の名前を漢字でかけなかったりと筋金入りのバカ者。組長に高校卒業を命じられ、とある私立の高校にギブ入学(裏口入学)するも、そこは悪徳校長の支配する学園で……。
笑いあり涙ありバイオレンスあり。とにかくいろんな要素を詰め込めるだけ詰め込んだらこんなんなっちゃいました、という韓国映画特有の(偏見)好き放題しっちゃかめっちゃかムービー。日本ではリメイク版がテレビドラマ化され、2006年に放映された。個人的にはそちらのほうがまとまりが合って好きなのだが、原石ごろんのこちらも悪くない。ヤクザと高校生達による校舎突撃&大乱闘とか、日本版には無い見所も多い。
しかしなんといっても特筆すべきはドゥシクの同級生ユンジュ(ソン・ソンミ)のやられ具合。これが本当にすごいのだ。涙でメイクが子供の落書きみたいにぐしょぐしょになったり、いじめっ子グループとの乱闘で顔を腫らしたり、暴力教師に髪を掴まれ引きずり回され、挙句は暴行に次ぐ暴行で病院送り。医師に瞳孔をチェックされてるシーンなんかはあまりのむごさにポカーンと口を開けながら見てしまった。良くも悪くもアクの強い映画だけど、ソン・ソンミの役者生命を賭けた(?)汚れっぷりのためだけでも一見の価値はある。
韓国ヤクザの若頭ドゥシク(チョン・ジュノ)はバカだ。メールと手紙を間違えたり(それはそれで合ってるような気もするけども)、自分の名前を漢字でかけなかったりと筋金入りのバカ者。組長に高校卒業を命じられ、とある私立の高校にギブ入学(裏口入学)するも、そこは悪徳校長の支配する学園で……。
笑いあり涙ありバイオレンスあり。とにかくいろんな要素を詰め込めるだけ詰め込んだらこんなんなっちゃいました、という韓国映画特有の(偏見)好き放題しっちゃかめっちゃかムービー。日本ではリメイク版がテレビドラマ化され、2006年に放映された。個人的にはそちらのほうがまとまりが合って好きなのだが、原石ごろんのこちらも悪くない。ヤクザと高校生達による校舎突撃&大乱闘とか、日本版には無い見所も多い。
しかしなんといっても特筆すべきはドゥシクの同級生ユンジュ(ソン・ソンミ)のやられ具合。これが本当にすごいのだ。涙でメイクが子供の落書きみたいにぐしょぐしょになったり、いじめっ子グループとの乱闘で顔を腫らしたり、暴力教師に髪を掴まれ引きずり回され、挙句は暴行に次ぐ暴行で病院送り。医師に瞳孔をチェックされてるシーンなんかはあまりのむごさにポカーンと口を開けながら見てしまった。良くも悪くもアクの強い映画だけど、ソン・ソンミの役者生命を賭けた(?)汚れっぷりのためだけでも一見の価値はある。