「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

「自国民の気持ち」を大事にする国と踏みにじる国

2012-03-28 | マスコミと空気
ご無沙汰しております。

時々書きたいことはあるのですが、迷っているうちに
時期を逸してしまうことが多く、何となく更新できないでおります。
自分は「思いついたら書く」ことが苦手で、
今まで日記をまともに書いたこともありません。

たまに見てくださる方には本当に申し訳ない思いです。
もしよければ、昔の記事でも見ていただけると幸いです。

今回は殴り書きしていた中で比較的まとまっていたものを記載します。
日韓の、主にメディアについてです。


つくづく思うのですが、フジテレビ等へのデモをしきりに批判していた勢力で、
韓国が日本の文化を制限していることをきちんと述べているのを
ほとんど見たことがありませんね。
日本にだけ特別な基準を設けている。
要は致命的なダブルスタンダードをやっている訳です。
日本で進歩的知識人を名乗る人間の大半がこれをやっていますが。



しかし今回は少し視点を変えます。
韓国が日本の文化を制限する理由は、「韓国国民の感情のため」と公言しています。
やっていることの是非はともかく、韓国のメディアが韓国国民の感情を
大切にしているという点だけは事実です。
ところが一方の日本のメディアは逆です。日本国民の感情を大切にするどころか、
むしろ嫌な思いをさせる報道ばかりしています。

「韓国国民の感情のため」という理由で日本文化を制限するのは、
韓国が日本による被害国だから、という主張は存在するでしょう。
そもそもかの日韓併合がどのくらいの被害を与えた侵略なのか疑問はありますが、
それは置いておいて、一方日本で韓国文化に気分を害する人たちの中に若い人が多い
という点からしても、日本の若者も日本の教育によって韓国についてトラウマがあり、
だからこそ韓国文化を無理やり流すことは感情を害することになるという点で、
韓国メディアがやっているのと同じように、少なくても無理に流さないようにすべきでしょう。

結論としては、日本のメディアより韓国のメディアの方がマシということです。
暴力的で幼稚ではあるが、自国民のことを大事にしているからです。


おそらくネットで韓国を批判している若者は

「トラウマなんてない。あいつらを見下しているだけだ」

と強がるでしょうが、それは上手いやり方とは言えません。
子供の頃から「韓国に土下座しろ」とサブリミナルのように唱えられてきて、
トラウマがないはずがないのです。

仮に韓国側が日本による被害があったとしても(百歩譲って)、
今の世代の韓国人は全く被害は受けていませんが、
一方の日本の若者は思想教育による被害を直接、そして今も受けている訳で、
日本の若者の感情こそより保護に値するはずです。

しかし日本のメディアは、日本の若者の気持ちを一切無視して踏みにじる。
韓国のメディアも日本のメディアも日本の若者の気持ちを踏みにじる。つまり、

韓国人:韓国のメディアから守られ、日本のメディアからも守られる
日本人:韓国のメディアから攻撃され、日本のメディアからも攻撃される

という不平等で理不尽な状態になっている訳です。

日本のメディアの場合、
発言力の強いもの(韓国など)への「配慮」による報道姿勢でしょうけど、
強いものの空気を敏感に察して配慮し、弱いものの気持ちを踏みにじるのは
「いじめ」が行われている学級と同じです。
こういう「いじめ」が大好きなのが日本のメディアの特徴ではないでしょうか。
(メディアだけでなく政府もややそういう傾向がありますが、メディアの方がひどい)

だから私は誰が何を言おうとも、
日本のメディアを支持することは絶対にできないのです。

4 コメント

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Unknown (同感です)
2012-07-07 18:09:37
他の記事は読んでいないのでこの記事に関してはですが、

進歩的知識人(を気取る)達のダブルスタンダートについては、全くの同意いたします。

昨今の、政治・行政・財界・マスコミの韓国・中国に従属するかのような体制に危機感を感じております。

右と自称して、実際には敵に塩を送っている者の影響を排しながら、現状の異常事態を正すには、ダブルスタンダードを用いない真の知識人と、現状の異常を察知している多くの民衆との結合が必要だと感じております。
>同感です さん (太一)
2012-07-07 22:36:28
そうですね。

皆自分に都合のいい主張をしたがりますから、
無名の一般人のダブルスタンダードは仕方ないですが、
ある程度以上影響力のある知識人にはそれなりの責任がありますから、
テレビや新聞、雑誌、ネットの記事で、
平気な顔でダブルスタンダードをやるのは許されないと思いますね。
憎い筈の日本に拘わり、縋る韓国 (かず)
2013-02-04 19:31:15
予め記しますが、今回も記事の主題から逸れたコメントです…。


>時々書きたいことはあるのですが、迷っているうちに時期を逸してしまうことが多く、何となく更新できないでおります。
>自分は「思いついたら書く」ことが苦手で、今まで日記をまともに書いたこともありません。

僕も全く同じです。(笑)
一時期はコメントしたい事が次から次へと湧いてきて、帳面やwordにメモ書きしまくっていました。
でも、それらを上手く文章に纏める事が出来ず、太一さんの記事のテーマからも逸脱するものばかりだったので、結局放置に至っています…。
(僕は強迫神経症なので、一度思考や不安のドツボに嵌ると、その事柄について、文章にするなり発言するなり、何らかの形で表現するか、何か全く別の事を考える、もしくは関係の無い行動をしないと、不安やストレスが治まらない傾向があります…。)


>韓国国民の感情

時折、朝鮮日報や中央日報といった韓国メディアが、「日本は韓国を羨ましく思っている」、「日本人は韓国人に嫉妬している」といった内容の記事・コラムを垂れ流しています。
そういう類の記事全てを読んだ訳ではないのですが、「日本人が韓国人に嫉妬している」という事を裏付ける根拠を明確に提示、言及したものを僕は見たことがありません。
あって、「韓流ブーム」を論拠にするぐらいです。

しかし、ブームはブーム。
それも大方、意図的に作り出されたものであり、そのブームによって多くの日本人が韓国を羨み、妬んだ訳ではありません。

そもそも、「某国が自国を妬み、羨んでいる」という趣旨の、根拠薄弱で、思い込みやイメージ先行の記事が量産される国というのは、世界的にも珍しいのかも知れません。
(北朝鮮なんかも、「日本が我が国を羨んでいる」という報道を時々しますが、それは主として、体制を維持する為に国民に対して行う洗脳報道ですからね…。)

では、何故これほど「日本は韓国を羨望の眼差しで見詰めている」といった報道を繰り返すのか。

それは、(後述する様に)体制維持といった意図もあるでしょうが、主として「(欧米的・先進国的視点から見て)誇れる歴史や文化が少ない」と思っているから。
要するに「自信がない」からこそ、マスメディアが挙って「日本は韓国を羨んでいる」という報道を繰り返すのだと思います。
(自信がないからこそ、「人からどう見られているのか」、「どう思われているのか」が非常に気になってしまい、家柄・学歴、そして整形に頼ろうとするのでしょう。)

これは、心理学で言うところの「投影」です。
つまり、本来、「自分が相手に対して思っている事、抱いている感情」であるにも関わらず、心のバランスを保ち、精神の崩壊を防ぐ為に、「相手が自分に対して思っているんだ。」と、自分と相手をすり替え、勝手に思い込んでしまう心理状態を表します。
この場合だと、自信を喪失気味の韓国人が、日本人の事を常々羨ましく思っており、その事実から目を逸らす、逃避する為に、「日本人は韓国人を羨んでいる」と自分達に言い聞かせる様に、同じ様な報道を繰り返すのでしょう。


古くは支那の属国であり、その後、朝鮮併合により大日本帝国の領土となり、大東亜戦争を挟んで、ようやく大韓民国として独立するに至ります。
(その後も、実質的に北はソ連や中共、韓国はアメリカの代理として繰り広げられた朝鮮戦争等、紆余曲折はありましたが…。)

そして戦後、いきなり欧米流の政治制度を布いた為、韓国の政財界は、体制を維持するにあたり、どうしても攻撃対象が必要になったのだと思います。
もしかすると、誇れる歴史が少ないという思いが、韓国がまだ貧しかった頃から、韓国人の心の中に少なからず存在したのかも知れません。
その思いを解消し、一方で体制を盤石にする為に、日本を敵視し、憎む様な教育が行われる様になったのでしょう。
(日本に対して「これだけの被害を受けた」、「これだけの怨嗟の声が溢れている」という根拠を作り、経済的・技術的支援を取り付けたいという思惑もあったでしょう。)

そういう心理的、政治的背景が元になって生み出された社会制度や反日教育により、更に心理的に脆弱な人々が作り出され、社会に進出する。
その悪循環に韓国は陥っています。


日本国内に存在する在日韓国・朝鮮人も例外ではありません。

2ちゃんねる等の掲示板では、やたら「ジャップ」という言葉を使って、日本人を貶す書き込みをしたり、「ネトウヨ」という造語を用いて、ネットや在野の保守言論を馬鹿にしたアスキーアートを投稿しまくる人々が居ます。
そういうコピペを必死に、もしくは面白がって貼る連中全てが、在日韓国・朝鮮人だとは到底思えませんが、割合としては多いと思います。

単純な疑問として、そこまで日本を憎んでいるにも関わらず、何故、憎い筈の日本の言葉を使い続け、尚も日本に居座り続け様とするのか、普通に考えれば理解に苦しみます。
(まあ、ネット上における工作活動の一環もあるのでしょうが…。)

しかし、この現象も心理学上の「投影」を当て嵌めて考えると、自分達の日本に対する嫉妬や、手前勝手な恨みが元となって行っているのだと解釈出来ます。

端的に言うと、子供が親に反抗するという構図そのものです。

「お前らの言葉(日本語)を使わなきゃ、お前ら(日本人)が理解出来ないだろう。」という尤もらしい主張も、所詮、自分達の言動を正当化する為の言い訳でしかありません。


序でにもう一つ述べますが…。
(本当は、宗教や思想関連の話題でコメントしようと思っていた事です…。)

よく、思想や教義に基づいて、あるいは思想や教義を提唱する人々(主に教祖・リーダー・組長等、組織の幹部)を守る為に、自爆テロや殉教をする人々が居ます。

しかし、それは思想・教義に従ってや、教祖・リーダーを守る為よりも、自分が信奉してきた思想・教義を否定されたり、思想・教義に反する現実を直視する事が出来ない為に、自ら死を選ぶのではないでしょうか。
つまり、思想や教祖を守るという利他的な死ではなく、自分のエゴを守り、突き通す為の利己的な死です。

「三つ子の魂百まで」という様に、非常に幼い頃、親に十分甘える事が出来ず、どちらかと言えば親や周囲の顔色を伺い、周囲の評価や指示に従い、緊張感を常に維持したまま育ってきた人々というのは、自我の形成が未熟な為、何かに必要以上に依存、場合によっては精神的な支柱にまでする傾向があります。

その依存する対象が思想(誰かが提唱したものに限らず、自分が考えて編み出したものも含め)だった場合、その思想を否定されるという事は、その思想を精神的支柱にして生きてきた人にとって、全人格を悉く否定されたも同然な程、極めて苦痛な事だと思います。

そんな現実を直視し、受け入れなければならない位なら、自殺、あるいは精神的支柱を脅かす敵(批判者や、思想・教義にそぐわない人々)を巻き添えにして死す方が、よっぽどマシなのでしょう。

(これらはあくまで僕なりの解釈です…。)

で、話を韓国に戻すと…。
上記の様に、明らかな原理主義までには及ばないものの、自我の形成に支障をきたし、心理的・精神的に揺らぎ易い人々が量産される様な社会になっている気がします。

韓国の自殺率が高い理由の一つとして、そういう民族的なアイデンティティーの喪失・欠損から来る、不安や抑圧というものがあるのかも知れません。


今回は、ダラダラと心理学的な視点から、韓国について取り留めのないコメントをしてみました…。
何れ、今回とは逆に心理学に対する批判コメントを記すと思います。(苦笑)
>かずさん (太一)
2013-02-05 00:20:59
>要するに「自信がない」からこそ、マスメディアが挙って
>「日本は韓国を羨んでいる」という報道を繰り返すのだと思います。
>(自信がないからこそ、「人からどう見られているのか」、「どう思われているのか」
>が非常に気になってしまい、家柄・学歴、そして整形に頼ろうとするのでしょう。)

そう思います。
韓国は中国・日本に挟まれ、世界的に見て知名度や存在感の薄い国でしたからね。

現在の韓国の戦略は、例えば100の部門のうち2,3部門に絞って集中投資し、
そこだけでも日本や中国に勝って、その脆弱な自尊心を満足させようとする。
キムヨナやサムスンなどがそれに該当すると思います。
100の部門で勝負すると全敗して自尊心を回復できないおそれがあるから、少ない部門に絞る。
そんなセコい戦略でも、少しでも勝てれば大喜びする姿は正直滑稽ではありますが。

>自我の形成に支障をきたし、心理的・精神的に揺らぎ易い人々が量産される様な社会
>になっている気がします。
>韓国の自殺率が高い理由の一つとして、そういう民族的なアイデンティティーの
>喪失・欠損から来る、不安や抑圧というものがあるのかも知れません。

なるほど。そうかも知れませんね。

形は違うけど、日本も別の意味で
不安や抑圧による揺らぎやすい特性があるかも知れませんが。

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