ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

前田vsケリーフォンエリック

2018年02月23日 | プロレス
私にとって初代タイガーマスク同様、ドロップキックの理想像の一人がケリーでした。

純プロレスファンだった私にとっては、今見ると、超異色のシングルマッチ。
元NWA世界ヘビー級チャンピオンのケリーフォンエリックvs格闘王・前田日明。

短命とは云え、当時、世界最高補のNWAチャンピオンになったケリー。
(本当は亡くらなければ才能がズバ抜けていた次男デビッドがチャンピオンの予定でしたが)
フィリッツフォンエリック兄弟の三男(プロレスでは)ケリーが新日本で闘うというのも
驚きでもありますし、元NWAチャンプで新日本に上がるのはスポット参戦の
ダスティーローデス位でしたしね。
「呪われた一家」のエリック家ですが、ケリーは若くまだまだ元気。
そして、まさかの前田日明との対決・・・。

どうやっても噛みあわない・・・。
まあ、そうでしょう。元NWA王者のケリー相手でも
全くお構いなしに自分の格闘スタイルをつづける前田。
手こずり、噛み合わずケリーは正直イライラしている様にも見えます。

前田日明 vs ケリー・V・エリック


"前田日明 vs ケリー・V・エリック" を YouTube で見る


試合の中でケリーは殆どプロレスさせて貰えてないですね。
しかし最後は流石元チャンプ。アイアンクローで顔面を締め上げ
そのまま最後はケリーに華を持たすような形で試合を終えています。
この頃の前田と純プロレスするのは中々大変だったでしょうね。
全日本では自分勝手なプロレスを繰り広げ、全日本のレスラーにヒンシュクを買ってたという先輩・長州の
ガチぶつかりは衝撃でしたが、まあこの頃の新日本も飽和状態ですな。

因みにケリーはその後バイク事故だったけな?
両足首を切断し義足をつけながらも、当時のWWFでインターコンチネンタルチャンピオンにまでなるという
凄い記録ですな。
ただ、何かで大金が入って、おかしくなって最後、ドラッグで自殺したという事件は
衝撃でした。まさかケリーまで・・と。
生き残ったのがプロレス5人兄弟の中で長男ケビンだけですし
実際の長男は早い時に事故死してるし、
帝王フィリッツフォンエリックは、あの帝国を造ったのに
晩年は離婚もし人を避け孤独で小さい家に住んでいましたもんね。
テリーファンクとケリーフォンエリック、そして日本の記者(ウォーリー山口?)が
フィリッツの元を尋ね、ハンバーガーをご馳走になったという事が有りました。
ケビン以外の5人の息子に先立たれたフィリッツはどんな思いをしたのでしょう・・・。壮絶過ぎ・・・。
と、前田からはネタがズレましたがこういう実生活に興味を持つのもプロレスファンですしね。
前田対、元NWAチャンピオンという異色かつ
噛みあわないけど、別の見方をすれば面白い試合でした。

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