どうせやるなら楽しく!

2024-07-22 12:36:03 | 本のこと

先日,所属する大学の他専攻の先生(O先生)の講義を拝見する機会があった.

自分自身の講義の質を高めるため,他分野の教員の講義を見ながら,参考となる箇所を探すというテニュアトラック教員の育成制度の一環の取り組みである.

後日知ったことであったが,授業参観の対象となる講義は,多くの場合他の教員からの推薦で決まる層で,O先生はその分野の中でも学生からの支持も厚いとのこと.

 

実際に講義の様子を見てみると,自分の恩師が用いていた手法と同じような手法(出席カード)の他にも,コメンテータ制という今まで聞いたことのない講義の手法を取り入れていらっしゃった.

テニュアトラック教員の課題であるレポートを提出した際に,コメンテータ制がアメトークを参考に思い付かれた方式であることを裏話として教えてもらう.

加えて,日々の業務に対するモットーとして「どうせやるなら楽しく!」という気持ちと,研究に対しては「できないことをやる!」という姿勢を大切にされていることもご教示いただく.

最近,仕事は「いかに問題を起こさずにかつ楽に行うか」,研究では「いかに論文を効率よく出すか」ということばかりを意識してしまっていたが,そもそも楽しむ気持ちやその業務にかかわる人たちが少しでも幸せになることが重要であることをO先生との会話の中で思い出す.

講義アンケートも,大学の規定で行うもの以外に,15回の講義うちの中間(7回目)と最期(15回目)に講義の良い点と悪い点の2点について先生自らがアンケートを作成し,学生からの意見を踏まえて,適宜講義を改善しているとのこと.

 

O先生には,今後も教育方法や研究内容といった表面的なことだけではなく,人としてどのような姿勢で物事に取り組むべきかといった内面的な部分においても,色々とご指導を賜れればと思っている.

 

大学内で尊敬する上司が一人増えた素敵な機会だった.


村上春樹とランニングと京都

2022-07-29 08:46:09 | 本のこと

最近,村上春樹さんの本を読んでいることは前の記事で述べましたが,彼も「走ることについて・・・」というタイトルの本を出すほどのランニング,マラソン愛好家.

今は生活スタイルが変わっているかもしれませんが,朝方に走ることが多いそう.

さらに京都ご出身(ご実家は土木分野の方ならご存知の琵琶湖疎水周辺らしい).

 

ランニングを初めて約1週間.

少しずつ身体が引き締まってきた感覚があります.

そして,ランニングしているといつも目を吊り上げて,大学構内前の横断歩道を渡る学生や教員が危ない横断をしないか監視している警備員の方が,

まるで”お疲れ様です”と心で言ってくれるかのような柔和な態度で,自分が歩道を走る際に車が歩道を横切らないように周囲を警戒し,交通整備して下さる.

こんな良い効果があるなんて,もっと早くランニングをしていれば良かった.

35℃を超える真夏の時期,それも真昼間に外を走る人がいれば優しくしてくれるか(笑)

 

とにもかくにも,色々と良い効果が得られています.

8月には京都マラソンの応募が始まるみたいです.

マラソンは完走できる気がしませんが,ひとつの目標があってもいいかなと思っています.

もしかして村上春樹さんも走るかも...


村上春樹

2022-07-20 08:51:42 | 本のこと

最近,ふと書店で村上春樹さんのを手に取った.

まえがきを読み,しっくりくる感じがしたので購入することに.

 

村上春樹さんにしては珍しく,短編小説集になっており,話題になったドライブ・マイ・カーも含まれている.

(映画では広島が舞台となっている.これも手に取ったきっかけ)

通勤時のバスの中で読み進めており,このすらすら読める文章が村上春樹さんなんだよなと久々に感じる.

イエスタデイでは,樹木の年輪ができるうえで欠かせない要素の説明があった.

思わず本の上端に折り目を付けた.

 

なお,ブログ仲間の記事で村上春樹さんが取り上げられていたことが,この記事を書こうと思ったきっかけのひとつです.

この時期は皆,村上春樹を読みたくなるのだろうか(笑)


しゃもじの普及大使

2022-04-29 13:06:53 | 本のこと

しゃもじの普及大使,Mさんへ

 

時折,このブログを見ていただいているというMさんに感謝の気持ちをお伝えしたいなと思って,ブログを更新することにしました.

まだもう少しお世話になるかと思いますが,書きたいなと思ったときに書くのが良いかと思ったので,ご了承いただければ幸いです(笑)

 

今から3年ほど前,広島県へ異動した直後から優しく接して下さったおかげで,H大学でも充実した研究室生活を過ごすことができました.日常の些細な事務手続きは勿論のこと,長期出張や他大学への転出手続きなど色々とご迷惑をおかけしてしまったかと思いますが,何事も快くかつ迅速にご対応いただき,ありがとうございました.真面目なこと以外にもプライベートなことや,くだらない内容であったとしても,親身に相談に乗って下さり,非常にありがたく思っておりました.京都へ移動してからも,時折励ましのお言葉をいただきました.慣れない環境では,正直その言葉に支えられて頑張ることができた時期もありました.H大学から異動されることを聞いたときは,突然であったため寂しい気持ちになりましたが,どこかで再度お会いできそうな雰囲気でもありましたし,またふらっと世間話でもできたら嬉しいです.

 

しゃもじをプレゼントした人より


初めての講演

2022-02-15 17:32:00 | 本のこと

今日、自分がこれまで取り組んできた研究内容と現在進めている研究活動、そして土木の魅力について講演してきた。

場所は元社員であった会社の長野支部。
初めての公演かつ元社員の立場ということで、ワクワクする気持ち半分、緊張半分といった心境。
 
博士課程のとき、Yさんが当時自分が所属していた研究室で研究に取り組まれていたことがきっかけで実現したこの機会。
長野支部の所長さんとも、実は数年前に既にお会いしていた。
色々なご縁があって生まれた人生で初めての講演会。
退職した後もこのような形で元社員であった会社にお世話になり、本当にありがたい限り。
またお呼びいただけるよう研究に励みたいと思う。