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人間関係づくり・人間力育成の授業

2014年5月20日 奈良女子大学臨床心理相談センター×大志学園コラボ 第2回

2014-05-19 20:04:02 | 研修会

先週に引き続き、今週の火曜日も大志学園コラボと松原第五中学校のダブルヘッダー。午前中は、クラーク記念国際高等学校=大志学園での奈良女子大院生の研修です。クラーク記念国際高等学校は寺田町駅を降りてすぐ北側の交差点近くにあります。6階建てのビルです。道を隔てた交差点の角に興国高校の立派な建物が目印です。興国高校の「only one」というスローガンが目に入ってきます。その交差点を右に曲がるとクラーク記念国際高等学校です。
今日は、二回目。ストレスマネジメントの100マス計算ですが、きっちりと皆さん、騙されていただいて、そこから気づきや学びが生じてきます。皆さんは現場の先生ではないので、それほど大きなリアクションがありませんでしたが、終了後に出てきた質問は、深かったですね。「残念だと感じた人たちの、心的外傷は?」ということでしたが、その質問は初めて受けました。しかし、このことは、信頼関係で結ばれてなければ、ふつうに起こってしまう出来事なのです。

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9 コメント

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深美先生 (北野留美)
2014-05-20 23:42:28
深美先生

今日も楽しいワークを体験させていただきましてありがとうございました。
実は13日のワーク終了後その日のうちに感想を投稿したのですが、掲載されておらず、そのことに今気付きました。パソコンに不慣れなので、きっときちんと送信できていなかったのですね。申し訳ありませんでした。

きょう、先ず驚いたのは、教育の中の「指導」が、多様化する子どもたちの中にあっては意味のない物になりつつあり、20年前頃から「支援」へと形を変え、モデルを示して現状を押し上げていくというようなやり方でないと通じなくなってきているということです。肝に銘じておかないと!と思いました。

そして・・・今日はまんまと騙されました。
そこから、ストレスの流れを実体験することができました。

同じ出来事を体験しても、「ほっとした」「残念だった」という第一感情から、怒りという第二感情に至るまで人それぞれいろいろな感じ方があることを学びました。私はどちらかというと、最後まで狐につままれた感が抜けませんでしたが・・・

これからも、私たちの心が揺れ動くようなワークを期待しています。
よろしくお願い申し上げます。

北野留美

(深美です・・・そうですか。やはり事故でしたか。「指導」は意味がないとは言い切れないのですが、完全にはフォローすることができないということです。都市部と地方によっては様々な要素が違いますし、一概に・・・というわけではありません。しかし、大阪府の教育の現状を見ていると、いずれこれが周りへと広がっていくのは間違いのないことでしょう。)


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深美先生 (たっきー)
2014-05-21 00:04:59
深美先生

学校の授業では扱われていない「心の動き」についてのワーク、大変勉強になりました。一つの物事に対する感じ方が人によって違い、それがストレスになったりならなかったり。100マス計算は疑いを持ちながら見ていましたが、そんな本題が出てくるとは思っておりませんでした。
また子どもの質が多様化しており、学校では、「教育」ではなく「支援」しなければならないということは知りませんでした。
そういった子どもの質が変化してきた原因も気になりました。
ストレスは生きていく上で切り離せないものだと思うので、ストレス経験やストレス対処方法について考えていくことは非常に大切であり、自分の気持ちを感じ、言葉として表すことの難しさ・重要さを実感することができました。まずは大人ができないと始まらないので、色んなことに改めて目を向けていきたいです。

また来週も宜しくお願い致します。

(深美です・・・そうですよね。自己管理に関わることが体系立った教育内容として存在しないことが不思議ですね。言わなかったですけど、今、危機に瀕しているのは子どもだけでなく、全世代的に起こってますね。高齢者の方々にとってはなおさらのことなのです。だから、それが子どもや高齢者などの弱い立場の人間に特に表れていると見るべきかな。)
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深美先生 (みかんちゃん 改め やまちゃん)
2014-05-21 00:16:10
深美先生
 と名前を打ちながら、ふと立ち止まって考えています。面と向かって話す時に、相手の名前で呼びかけるのはどういうシチュエーションなのか。今日は心地よく疲れているので、考えるのは後日に回します。

 今日の授業の中で考えたのは、ストレッサーと感じる事項についてはあの手この手で共有できるのに、ストレスの影響の深さはどうすれば感じることができるのかという事です。同じ言葉で語っても、深さや広がりが見えない。「こころ」は不可解で、興味が付きません。そして恐ろしい。

(深美です・・・ご質問?をうまくキャッチできていないので、また、あらためて表現してみてください。「どうすれば感じることが・・」ですね。これ、難しいかもしれませんが、まず、自分のことについては、多元化できるかどうかじゃないかと感じてます。つまり、自分自身との対話の力。他人の深さ、については「感じる力」を養うことでしょうか。共感性。言葉にすれば簡単なのですけど・・・)
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本日もワークのご教授ありがとうございました。 (シータ)
2014-05-21 00:18:32
本日もワークのご教授ありがとうございました。
やはり一番心に残っているのは百ます計算のくだりで、先生がストップウォッチを片手に持たれたときからの緊張感(鼓動の速まり)は久しぶりに味わうものでした。本番は来ないということがわかったときには安堵の思いだったのですが、他の院生さんは「残念だった」と感じた人が多かったようで、自分との違いに少し驚きました。どうして私はそんなに緊張してしまったんだろう、というように自分のなかで起きていたことに眼を向けるきっかけにもなりました。この自分自身との対話のようなものは、日常的に意識して行うようにしておかないと、なかなか敏感に捉えることはできないなと思います。言葉にするって難しい…!ある感情の背景に潜むその他の感情の存在にも気付けるようになりたいです。

また、我慢をすることが、自己肯定感が高いか低いかによってその意味が変わってくるというお話をしてくださいましたときに、すごく腑に落ちる感覚を味わったのですが、たとえば、幼い頃から、我慢できるということが周りの大人に褒めてもらえるということに繋がっていた場合、良い子であろうとして我慢する子もいるのではないかと思います。この場合、自己肯定感はどのような傾向にあるのだろうということが少し気になりました。

(深美です・・・前半部分、まったく共感いたします。後半部分ですが、がまんしてよい子になろうとする子は、まちがいなく、自己肯定感を育てることができません。親の価値感に常に敏感でなければならないので、自分を大事にしたり、自分の興味や好きなことに取り組んだりできません。結果、いつも不安なのです。学校の先生にはそんな子ども時代を過ごした人、少なからずいます。わたしが、今、人生相談にのっている方もそのような方です。)
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深美様 (金山翔子)
2014-05-21 23:59:19
深美様

コメントが遅くなりましたが、昨日もありがとうございました。

教育現場では、学力によってどうしても順位が生まれるものであり、特に常時成績下位群の生徒は、テストに打ちのめされ、低い評価をつけられることの連続により、自己肯定感の低下から抜け出すことができないという負のスパイラルに陥ってしまうことがあるように思います。
その際、「支援」という観点からその生徒のフォローの仕方を考えてみると、スモールステップにより、自信をつけさせ、自己肯定感を高めるという対処の仕方になるかと考えられますが、実際、今日の教育現場では、担当教員がほぼ一人で担当クラスの責任を負わないといけないという体制であるため、個別的に生徒をフォローするには、教員の負担が尋常では無いように感じます。
ただでさえ、「指導」によって教育を受けてきた教員が「支援」という、自身が経験したことのない方法で生徒を教育していくことの難しさは、まだ、実際に社会に出たことのない、私でも容易に想像できるように思います。
また、この「指導」から「支援」に教育的アプローチが変化したという点においては、なぜ子どもが多様化してきているのだろう、という背景的疑問も抱きました。
少子化?核家族化?あるいは、通信機器やSNS等、技術の発展によるもの?
答えはひとつではなく、多くの原因が絡み合っての結果が今の状態なのですが、これから先の子どもはどのようになっていくのだろう、ということも考えなくてはならないな、と感じました。

一つのことを知れば、さらに多くの興味や疑問がわきでてくるものですね。
少しでも多くのことをこの授業を通して勉強していきたいです。

来週もよろしくお願いいたします。

(深美です・・・ちょっと深くなってしまいますが、「指導」が「支援」にということの難しさについては、人間の生き方の難しさ、という意味とほぼ同じなのですね。つまり、その人が出しているベクトルが「指導」か「支援」かということについて、その人が「選べる」という性質のものではなく「湧出してしまう」というレベルのものなのです。その人の「あり様」によって決定しているものなのです。このことに気づけば、方法論としてこの問題があるのではなく、その人の成長の課題であるということになってくるのです。「支援できる人間に成長する」ということでしょうか。)
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質問ではなくて、自問自答の視点かもしれません。... (やまちゃん)
2014-05-23 23:14:02
質問ではなくて、自問自答の視点かもしれません。あの日一日、色々なワークの場面で反芻していました。言葉の取扱いについては、特別な思いがあります。言葉について青春時代に悩んだことが、今になって活きていると感じます。
 気持ちを拾ってくださったことに感謝します。

(深美です・・・整理できましたら、教えていただければありがたいです。時間はたっぷりとありますし。)
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深美先生 (パズー)
2014-05-25 17:58:04
深美先生

先日の授業、ありがとうございました。

先日の授業の中で、一番心に残っていることは、やはり100マス計算の下りです。先生の方針から「100マス計算の速さを競わせるわけではないんだろうな・・・」とは予想していましたが、完全に乗せられてしまい、スタートの合図の直前には完全にエンジンを全開にしていました。先生が「やらないからね」といった瞬間「やられた!」という気持ちが強く、そのあとジワジワ悔しさが湧いてきました。そのため、その後先生がされた「ストレス」に関する説明が心にしみわたるように理解できた気がします。先生の思惑を外れているのかもしれませんが、「教える」ということは、こういうことなのだろう、と感じました。「まずは体験させて、理論を伝える。」こういうキャッチボールというか、体感型・巻き込み型の授業、というものが何なのかを考えていきたいなと思います。一方で、先生が言われた「信頼関係がないと、やるのは難しい」「結果として、だます形になっていることを理解する」ということも、重く受け止めなくてはならないと思います。良い方法論がいくらあっても、それを現場で実行できるか、それを見極める柔軟性というものがファシリテーターというか、教える側にはとても重要だと、理解しました。

次に、先生が授業の最初に言われた「多様化してるから、今は?指導?ではなく?援助?が求められる」というくだりが、心に残りました。多様化、という言葉にはいろいろな意味もありますし、功罪もあるでしょうけど(個人的には大賛成ですが)、現状として、子どもを十把一絡にすることは難しいと思います。一方で、そのような現実・理想に対して、我々支援側ができることは限られています。一人一人の生徒のニーズに合わせた支援を考える、というのも手でしょうが、どうしても時間も資金も体力も、どこにも余っていないと感じます。そんな中、先生のおっしゃられた、「モデル」を示す、というのはすごく大切だと思います。先生の著作の中では、具体的に、モデルとは、「主体性を生きる大人」と書いてらっしゃいましたね。(読み違えていたら、申し訳ありません)読んでいるときに「これだ!」とは思いましたが、同時に、自分自身がそんな風になれるのだろうか、とちょっと心配です。主体性でありたいと思いつつ、周りから外れることを恐れる気持ちも分かるし、日和見で行動してしまうこともある。また、「主体性」をいきるあまり、「頑な」になってしまうのではいだろうか・・・と恐れてしまい、「主体的に生きなさい」と胸を張って、子どもたちにいうのも、なんだか憚られてしまいます。こう言っている時点で、私は主体的でないのかもしれないですね。もう少し、「主体性」とは何かを考えて、子どもたちにモデルを示していくことを考えながら、先生の授業を今後も受けさせていただきたいです。

(深美です・・・「主体的であること」については、追々考えていきたいと思っていますが、ふれられていることについては、わたくしの考えを提示させてもらいますね。まず、「主体的に生きるあまり頑なに・・」ですが、「頑な」である人は固定観念に囚われている人であると言えます。固定観念に囚われると、真摯に、柔軟になれないものです。ですので、「頑なに・・・」と映ってしまうあり様は、主体的であるとは言えません。おっしゃるように、主体的であれば、独りになることを恐れません。それは、原則で人とつながろうとするからです。無原則な人間関係というものは、人間の成長を阻害してしまうのです。子どもが「主体的でありたい」と感じたときに、まわりに「主体的な大人」がいるからそうなるのですし、主体的な大人の支援が不可欠になります。)
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先日はありがとうございました。感想が遅くなって... (チェリー)
2014-05-27 06:52:26
先日はありがとうございました。感想が遅くなってしまい、本当にすみません。
先日のワークでわたしが心に残ったことは、二つあります。やはり一つ目は百ます計算です。とっても緊張して、でも久しぶりにやる百ます計算に対してわくわくもして、モチベーションをあげていたら、やらないと言われたときのあの驚きとがっかり感。けれど、このようなストレスを感じる体験を通して、これらを言葉にできない子どもたちが苦しんでいるのだと改めて気づきました。
また二つ目は、指導と支援のお話です。普段当たり前に使っており、今まではあまり違いを考えていませんでした。けれど先生の説明がとってもわかりやすくて、すとんと心に落ちてきました。
そして前回も思ったことですが、わたしは色んなことを何の抵抗もなく受け入れてしまっていて、先生のお話や皆さんの意見を聞いて、考え始めるということが多いみたいです。これからは様々なことに目を向け、自分から積極的に考えていきたいです。
それでは、本日もよろしくお願いいたします。

(深美です・・・ひとつひとつのそれぞれの分野というものは、別個のもののようで、最終的、あるいは本質的につながっていたり、共通のもので貫かれているものです。好きなこと、興味のあることに突き進んでみること。この経験は大きくものを言います。無意識のなかで意識できるよになります。「~しなければならない」という枠組みは、人間の成長を阻害します。なので、肩肘を張る必要はありません。「ありの~、ままの~」かな。)
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深美先生 (G-RED)
2014-05-29 00:51:10
深美先生

こんばんは、G-REDです。
コメント投稿遅くなってすみません。今投稿します。

私は人間の生理面について知るのが結構好きなので、ストレス発生の流れは面白かったです。実際やってみてちょっとモヤモヤしましたから、今ストレスホルモン出てるって感じてました。

「怒り」が二次的感情であるというのは目の付け所だと思いました。いろんな恨みつらみの鬱積がなかなか消えない怒りにつながるのだとうなと思いました。

支援の話がありましたが、オランダの教育がすごく進んでいるそうです。母がテレビで見た話をきいたのですが、学校自体が日本でいう「公文」のような授業体制をとっているそうです。何の教科を、どこまで、何時まで(いつまで)にするのかは、全て生徒自身で決めるらしいですよ。先生はあくまでヘルプとして存在し、生徒が困っているときに手を差し伸べるだけだそうですよ。これって完全に支援だと思います。
「先生はどうあるべきか?」という質問に対し、先生は「自分が自分であること」と答えたそうです。これこそモデル性だと思います。日本でも「背中でものを語る」と言いますが、こういうことを指すのだな、と思いました。

心理学の知識や技術を体得することは大事ですが、結局は自分自身の中身を肥えさせることが一番大事なんだな、って思います。

(深美です・・・そうですね。怒りは、一次感情である「悲しみ」「寂しさ」「悔しさ」などを押し殺したり、表現できなかったり、無意識的に日常化することによって、わき出てくるのでしょうね。「いつもいつも怒っている」「何にでも腹が立つ」というように現れます。実際にわたしのまわりにも、このような方がおられました。
オランダの改革も1990年代以後のものです。女性の地位向上とライフ&ワークバランスが基本にあるようですね。いずれ、提示いたしますが、アサーティブネスの思想の根本にあるものが、「ありの~、ままの~」です。1970年代、アサーティブネスはアメリカで女性の地位向上に大きく貢献しました。ですので、その先生が「自分が自分であること」と答えたことには納得いたします。)

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