ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

モレ・サン・ドニ 1er ジャン・ポール Ⅱ 2005 C.ブリチェク

2010-05-16 | モレ・サン・ドニ/CSD/CDR
CUVEE DU PAPE JEAN-PAUL Ⅱ MOREY-SAINT-DENIS 1er Cristophe BRYCZEK





ブリチェクは確かポーランド人だったと思う
同じポーランド人の(当時の)ローマ法王のジャン・ポ-ルⅡ世に捧げるワインとして
このワインを造った敬虔なカトリック教徒

意識してなかったが、マニャンに続いてモレを開栓

どちらかと言えば
セラーの1/3ほど占めているVintage2005であるので
程度の差はあるにせよ
熟成度合いを見るのに開栓していると言ったほうが正しい

この優良年の熟成の変化を数年おきに見ている
と同時に若飲みも、時おりするのも味覚の変化があっていい



ブリチェクがポーランド人というのは綴り字からも東欧系というのがわかる
ベルギー系のギュファンなどフランスにはさまざまの人が移住している

欧州は通貨統合する前から移住は普通にあったわけだし
どちらかと言えば人種差別が少ないほうと言えるのがフランスだろう
そんな風土だから・・・それもテロワールも・・・いろんな個性豊かなワインが生まれるのだろう



味わいは
マニャンより、より静けさを湛えながらもぶっとい中心線がある
樹木に例えると、成木になりかけて幹もしっかりしているのだが
枝葉がボヤけていて、何の木なのか不明で見ている者が困っている
決して不味くないが、良く味わってみると微妙にバランスが取れてない所がある
人に聞かれたらどういう風に言葉で伝えるか考えこんでしまう

香りは
味わいと同様にPNであることは明確にさせているが
NSGのようで、ぼやけた所というか曇ったイメージがモレのようで・・・
どちらかと言えば、ピピドシャーに近いヒネ臭
  ・・・二日目でないと判明しにくいブッショネと言ったほうが良いかも

まあモレの一級畑の混醸だからそうなのかも

そんなワインだ


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