ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

桜色の泡 ジャン・ベッセル ウイユ・ペルドリ NV

2010-04-05 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
ジャン・ベッセル ウイユ・ペルドリ NV
Jean Vesselle Oeil de Perdorix




シャンパーニュのブーズィ村の造り手で家族経営のRM

泡に興味を持ち始めた一つのきっかけはこのワインからと言える
もちろん好きでない泡独特の苦みを若干持っているのだがお気に入りの泡

スティルワインに関して
苦味があってもそれは造り方だと信じていた時代の名残りがあって
ピュアなワインがベストなのだが ・・・不幸にも少々の苦味は許せるようになった(悲)

ペルドリとはヤマウズラのことで
その目がピンク色でその色を彷彿とさせるので付いた名前と言う
FR語にはイメージさせるような言葉が多く言いえて妙だと思う



造りはセニエ法という造り方で造られるピノ100%の泡

<セニエ法>
ピノなど黒葡萄を破砕・発酵させる前に果汁を引き抜いて
薄いピンク色の果汁を発酵させる方法で白ワインに近く
自然流出の色素が綺麗なピンク色を造っているオシャレなワイン

ピノ100%の特急畑プチ・クロ(Le Petit Clos)のモノポールの造り手だったか?
本当かどうか分からないが、この泡はこのプチ・クロの葡萄が混醸されていると聞いている
また所有する8haの畑は全部特急畑というのにこのペルドリはGrand-Cruは名乗ってない
 ・・・NVでもGCを付けられるはずなのに名乗らない理由は分からない
 ・・・ということは買い得なのだろうか
勿論、ベッセルの最上位キュベはこのプチ・クロである


この泡は追加で買っておいた普段飲みの在庫
半年前はデゴルジュマンして間もないのか
えらく酸っぱくバランスを欠きとても飲める状態ではなかった
この6ヵ月程で元々この泡に持っているイメージ通りのワインになった

泡もそれなりに熟成期間が必要なのだなあと思えた日である

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