こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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サイボウズLive

2011-02-22 22:24:53 | 訪問看護、緩和ケア
K先生が持ち込んだ「サイボウズLive」。

Aさん嚥下ケアチームはしっかりと稼働し始めています。
チーム参加者全体で、情報提供や変化、今日の報告などは、かなりタイムリーに更新されています。
ヘルパーさんの予定表もしっかり確認できますし、何が不足しているか、ご家族の様子まで把握できるようになりました。
緊急訪問の報告をすると、しっかりそれに対しての対応策が、主治医より提示されます。

栄養士の方は、直接Aさんにかかわれないけれど、栄養評価の仕方や、必要文献まで上げてきてくれます。
主治医はそれを活用し、栄養評価や輸液量の変更をし、看護師は嚥下訓練の評価法を作成。
これもそれぞれダウンロードしてもらい、アドバイスがあれば改定していく・・。
歯科医師は、義歯の状況や評価のタイミングなども決めていき、関わるチームのみんなが、同じ目標で同じ情報を共有しています。

これで、定期的な皮下脂肪測定と体重測定を行い、栄養状態も外からと中から(採血)で把握していけます。
並行しての経口訓練、評価を看護師とヘルパーが記載しているので、次の目標が立てやすくなります。

まさに在宅向けのツールです。

とはいえ、更新があるたびにメールが来ますので、メールの量はかなり増えます。
ちょくちょく確認は必要ですし、参加しないとすぐわかっちゃいます。
なので、そこが面倒だと思う人には、有難迷惑かも??

このチームに関しては、医師やケアマネ始め、みんな楽しんで使っていますから、かなりいい感じですね。

担当スタッフたちも、やれ体重計があるかとか、輸液交換時間を生活サイクルに合わせて変えようとか、毎日相談し合っています。

これを全部の患者さんに適応させるにはとても無理ですが、今チームとして集中して関わる必要がある方には、もってこいのツールですね。

K先生は、めぐみ在宅の非常勤医師ですが、普段常勤として働いている睦町クリニックでは、院長が筆頭で広めているという話です。

スタッフも、メールやPC苦手さんが多いのですが、これを機会の少しずつ慣れてくれたらいいな、と思っています。

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