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アギーレジャパン4つの敗因

2015-01-25 15:43:20 | 日本代表

アギーレ監督は、能力はどうなのか。
アジアカップベスト8という最悪の結果をどう受け止めたらいいのか。
いくつかのポイントで考えてみます。

  1. カップ戦での不運
  2. 日程の問題
  3. アギーレ監督
  4. 選手の問題

1.カップ戦での不運
先ず、冷静に今回悲しくも終わってしまったアジアカップを振り返る。結果的に、グループリーグ全勝というか、楽勝。
そしてトーナメントで惜しくも敗退。
一つの不運は、グループリーグが楽勝であったという事だ。
ワールドカップを代表に、グループリーグ+トーナメントという方式で開催される大会は、
グループリーグを苦戦して勝ち抜いたチームの方が、トーナメント戦で好成績を残している事は、
ご存知かと思う。
成熟したチームであれば、これを問題にしない様に出来たかもしれないし、UAEに対しての万全の対策を組めたと思う。

2.日程の問題
これはワールドカップとアジアカップの問題であり、サッカー協会の問題だ。
どういう事かと言うと、7月にワールドカップが終わり、アジアカップは1月中旬に開催である。
つまり、代表チームで半年で結果を出せと言う事になる。
クラブチームならまだしも、代表チームでは厳しい。
アジアカップは優勝が課せられる大会であるが、別に重要な意味も持つ。
それは、優勝そのものだけではなくコンフェデレーションカップ(プレワールドカップ)への出場権があるからだ。
海外で公式試合を行える機会は、日本代表にはなかなかない。これを逃してしまったのは非常に大きい。
オシム元監督の時もそうだが、損失として大きい。
これについて、サッカー協会は日にちが少ない事を事前に知っていたわけで、
これに対して無策だったと言わざるを得ない。
無論、アギーレ監督の責任もあるが、それは次で触れます。

3.アギーレ監督
UAE戦での采配は見ていて悪くない采配でした。交代も選手への意図がわかりやすかったと思います。
しかし、戦略としてどうだったか?と言うと、かなり疑問です。
就任した時から、あまり時間の無い半年という中で、アジアカップ優勝が至上命題なわけです。
そこで、何故、ザックジャパンの時の選手を最初から選出しなかったのか?と言う事です。
時間の無い中で結果を出すべきなら、前任者の形を踏襲しながら、自分の色を付けていく。
これが常套手段でしょう。しかし、彼はそうしませんでした。
と言っても、これには協会の責任もあると思います。
「ザックジャパンを暫く踏襲し、アジアカップ優勝。」
この条件を協会が提示していなかった様に思います。
常々、目標を立てて、○○でなければクビ、と言った判断が、協会には足りません。
協会の責任もありますが、アギーレ監督も歴任されているわけですから、
そういう判断が無かった事には疑問を感じます。
但し、監督としての能力はあると思いますし、今からワールドカップを目指すのであれば、
解任しなくてもいいと思います。 

4.選手の問題
これについては、もう何年も言われています。
パス回しばかりで守っていても怖くない。ワンパターンな攻撃。
個の力の不足など。
例えば、左右から揺さぶってから、中央突破。または、その逆。
相手や試合の流れを見ながら、攻撃方法を変えるという意識が低いのです。
一度、惜しいシュートシーンまで行くと、その攻撃ばかり続けてしまう。
そうすると、相手もその攻撃に慣れてしまいます。
そうではなく、警戒されている左から仕掛け、次は中央、そして右も試してみるが、
得意の左からの仕掛けをあるポイントで実行し、得点をする。
こういった駆け引きがなさ過ぎます。
ポーカーやブラックジャックというトランプでの駆け引きをイメージして貰えれば、
わかりやすいと思います。
また、「俺が決めてやるから、ボールを寄越せ! 」という意識も低いです。
端的に言えば、これはシュートの意識が低いという事です。
と言っても、これはここ数年言われている事ではなく、
もう10年とかいう長年言われている事なので、 ここまでとします。