Marisapo.net | 横浜F-マリノスサポーターブログ

マリノスの記事を中心に、映画や雑感、お知らせなどを掲載。

勝利も「まだまだ」なチーム(東京V戦)

2005-10-30 07:58:50 | 横浜Fマリノス
久保竜彦、スタメン。
山瀬功治、スタメン。

日刊スポーツに掲載されていたが、正直信じる気にはならなかった。
いや、嬉しくて、期待しちゃいけない気がした。
久保は今までに何度も復帰しては怪我を繰り返してる。ゆっくりと見守る事が必要、
過剰な期待はしちゃならない。すれば、また怪我してしまう気がするから。


試合はいつも通りの負けパターン。
いや、決して悪いわけじゃない。
しかし、ボールを奪ってからの攻撃への移行が遅い。
守備はボールを奪った瞬間に終わり、攻撃の開始だ。
しかしボールをせっかく奪取したのに、誰も攻撃の為のパスを貰う動きをしない。
または、パスの出せない場所で走っている。
何度か自陣でパスを回して、やっと攻撃へのパスに移る頃には、敵の守備が出来ている。
相手の守備が出来てから、攻撃する馬鹿がどこにいる?
単純にシュートの精度とか、トラップのミスではない。
攻撃までの時間を費やすから、簡単なシュートが相手を交わしての難しいシュートになってしまう。
何本か惜しいシュートはあった。しかしそれを決められれば、スーパーゴールという部類。
もっと、動いて、シンプルにボールを回して、攻撃へのスピードを出して行かないといけない。

守備は比較的安定していた様に見えるが、この日のヴェルディは悪すぎた。
普通のチームなら前半で2点ぐらい取られていてもおかしくない。

久保は、らしいプレーは見せた。驚異的な跳躍力、裏へ抜ける動き。
山瀬は、スペースを作る動き、効果的なパスもあった。

それから隼磨は攻撃時に中へ入ったり、外からクロスを上げたり、頑張っていた様に思う。

そして試合も終盤になっての、ゴール。
佑二が逸らして入れたセットプレーからのゴール。
良い時間帯のゴールだった。
しかし、ここで勝利を確信するわけにはいかなかった。ここできっちり締める事が、
望んだ勝利の為に必要な事。
そして10分後、久々の勝利が確定した。よく我慢してじっくりやったと思う、選手全員が。

試合後、久々の勝利に、「ダレダレ」の歌声が国立に響く。

佑二がキャプテンの重圧から解放されて、国立で笑いを取るパフォーマンスをしたりする。

本当に、勝利はいいもんだ。

ただ、まだ何も変わっちゃいない。今日はまだ「たまたま」勝っただけなんだ。

「我慢の時」(社長からの手紙)

2005-10-25 23:43:47 | 横浜Fマリノス
まだ読んでない人はこちらから読めます。

ファイティングポーズをとり続ける事って大変だよね。
今、プライベートも色々と辛い時期を迎えている俺にとって、マリノスの状況と凄くよく被るんだよね。
その場しのぎ、気を抜く、自分に負けてしまう事、ないとはなかなか言えない。
毎日そんな事ばっかり。

でも、「やろう」「たたかおう」という気持ちがあれば、今の自分から何かが変わる。

そう思って、今週も今週末も過ごしたい。

ずわい蟹かまぼこ旨かった(アルビ戦)

2005-10-23 01:03:05 | 横浜Fマリノス
新潟へ行って来た。
駅で買った「ずわい蟹かまもぼこ」超旨かったw
おにぎりもやすくて美味しかったw

と、食い物はこれぐらいにして・・・。

対戦する時に一番警戒した事、それは試合への入り方と、セットプレーからの失点。

しかし実際に試合が開始してみると、10分程度までの試合の入り方は良かった。
決して満点の出来ではないが、ちゃんとチェックもしてるし、攻撃へとも繋げていたし、皆が動いていた。

ただ、段々と試合は落ち着きを見せ始め、攻守が交代で入れ替わる試合展開。
この辺から、中盤の細かいパスミスや、コントロールミスが目に付く。
特に良治さんには目立った。ミスは敵の攻撃へと繋がれたが、精度が低い事で助けられた面は無視できない。

そして・・・、流れが敵へ変わり始めた瞬間、ブラジルコンビネーションから失点。

その後、最近の病気である、皆が動かない、ボールの出し所がない症状が出てきた。
ただ、その後持ち直したので、まあ良いのかもしれない。
そのまま前半終了。

前節に続き山瀬功治の登場を待ったが、後半は交代なし。

しかし、攻撃の姿勢は強く見せてくれ、交代必要ないかもしれないと思った時、序盤での2選手の交代。グラウ、奥の交代。
山瀬功治、大島の登場。しかし交代直後は、折角の攻勢がトーンダウンしてしまう。
その後、好調な山瀬が、パスとドリブルで敵を翻弄し、マリノスのチャンスは増える。

だが、ゴール前でゴチャゴチャとシュートを何度やっても入らない、その他のシュートも惜しいものはそれほど多くない。

そしてマグロンと河合を交代させて、攻撃に力を入れようとするのを感じる。最後は、松田まで上げてなんとか同点をと狙うが、そのまま試合終了。

スタジアムで貰った、フリーペーパーに書いてあった言葉。
「マリノスは優勝という目標を失っている、新潟には残留ラインから抜け出すという目標がある。」
目標の有無の差はなにかと大きく影響するものだ。
そしてその差が結局普通に負けた事を意味する。

ではどうすれば良かったのか?
モチベーションは多分どうにもならない。
ただ、今のマリノスの攻撃を見ていて思うのは、横方向ではなく、縦(斜め)の攻撃的なパスをもっと早く出して欲しい。
つまり守備から攻撃への切り替えを早くし、瞬時にパスコースを作り、速攻を行う事だ。


今日、選手達は闘志を全員見せてくれたと思う。
確かに細かいミスはあったが、一番大事なのは気持ちだ。
モチベーションの差、勢い、運、などが新潟にあり、それを凌駕する力が今のマリノスにはなかった。
次へ向けて、山瀬を一日も早く完全復活、そして攻撃を停滞させない様に動く事を厭わない事が大事。

しかし、本当に普通に負けた。マリノスの選手は一生懸命やった。
それから考えたら、「ずわい蟹かまぼこ旨かった」という事にして、次の試合に気合いを入れたい。

これは俺達の勝ちだろ(ジェフ戦)

2005-10-18 00:24:25 | 横浜Fマリノス

フクダ電子アリーナのこけら落とし。
初めてのスタジアム。
東京駅から京葉線で1時間弱。
臨海の五井駅に比べたら格段に行きやすくなった。
で、スタジアムは・・・というと。
外見は、まーちゃん曰く「日産の模型みたい」だそーだ(爆)
俺が思うに、なんか統一感がないイメージだったかな。
なんか国立の座席の狭さと、味スタの屋根と、埼スタの様な見やすさを合わせた感じ。
綺麗で近くなったけど、座席の狭さとアウェイ側から時計も見えないのは勘弁して欲しかった。
スタジアムの印象はこれぐらいにして、試合、試合。

試合開始直後、お互いにガツガツとやる試合展開。
これが続くのか?と思った瞬間に試合はすぐに静まり始めて、少しずつ押し込まれる。
そして来た、コーナーキック。
何となく集中が途切れてる空白を感じた時に、ゴールは決められた。
エアポケットを突かれた失点。

すぐに声を張り上げて応援を始めるゴール裏だったが、どんどん落ち着きがなくなるマリノス。
ボールを持っては、出す先がなく、後ろへ戻す。ボールを奪取した瞬間もFWだけが動き、せっかく奪ったすぐ周りでは誰もボールを引き出す動きをしない。
マークに付かれたままで、ボールを貰おうとする。
対称的にジェフは無駄のない動きで、ボールを引き出し、シンプルにボールを回して攻撃へと繋げていく。ボールを取ってもシュートもないまま、ジェフに試合を支配されるマリノス。FWの動きは悪くはなかったけど、全体が悪すぎた。

特に大橋は、ハイボールへ競らない、ボールを貰おうとする動き、守備の意識、パスの精度までがおかしく、考えられないパフォーマンスだった。
期待してるんだから、早く戻ってきてくれ。

前半を終えて・・・完全な負けパターンだった。
気持ちを見せる時もあるけど、ボールだけを動かして選手が動かず、シュートまで行けず、油断した所を点を奪われて、そのまま試合終了。そんな予測がつきそうな内容にブーイングをした。

後半・・・。
大橋に変わって、山瀬功治!
俺は、山瀬じゃなくて、ちょっとフィットしてきたマグロンを入れて2ボランチにしたら・・・と思ってたので、ちょと残念だった。

ところが!

この日の功治、良かった。
ボールを引き出す動き、スペースを作る動き、パスをだすタイミング、ボールのキープ力。どれを取っても良かった。
クロスにFWを追い越して飛び込んだ山瀬のヘッドなんか、らしい飛び出しだった。
そして動虎の攻撃、キープ、気合いも負けず劣らずに凄かった。
そこにサカティーも絡んできて、攻撃の時間がちゃんと作られていた。
当然、ジェフの攻撃の時もあったが、前半とは違う、得点の可能性を感じる試合。

そしてついに、攻撃から動虎のミドル炸裂!!

よしっ!よしっ!よしっ!
ガンガン行け!とゴール裏も一気に盛り上がる。
久しぶりにワクワクする攻撃。
楽しかった。

ところが・・・。

試合終了間際88分。
この日のレフリー太田さんはかなり不安定なイメージ。
厳しいのか、ゆるいのかよくわからない判定。
それに苛々が溜まった頃、失点。

「このまま終わってしまうのか?」

「いや、違うぜ!」

そう思い強く、信じ熱く応援開始!

そして、そして、そして!
サカティーが即座に同点弾を冷静に決める89分。

今日は、山瀬、動虎、サカティーの日だった。
そう思ったね。
そしてジェフは前半で試合を決めきれなかった所がダメだったね。
2点ぐらいは決められなければ、ダメだったろうね。
という事で、マリノスの試合だったでしょう。

年チケ値上げ万歳!?

2005-10-15 00:49:28 | 横浜Fマリノス
年チケ、ソシオ、ICカード。
なんか来年からかなり変わるね。

ICカード、つまりスイカみたいにピピッと入れるわけだ。
ただ、値段はかなり上がるよね。
1試合平均1100円ぐらいから1600円程度に(自由席年チケ)。

確かに今まで安すぎたって感じもしなくもない。
ここはサポーター(購入者)としてではなく、ちょと違う視点から。

会社にとっての年チケは、試合のない時の売上を埋める為の重要なもの。そして熱烈に足を運んでくれるお客が購入してくれるもの。
ただ、マリノスは7万という大きな箱のせいか、売れ行きがよくない。
つまり、いつでも行けば入れるし、当日券でもいいし、半分行くかもしれないけど、行かないかもしれないから、という危機意識とはほど遠い発想が生まれやすい。

じゃ、そこでどうするか?

実際、私がもの(年チケ)を売る立場なら、安くしたからといって、買うもんではないと思う。ある程度の値引きは必要であっても、値引きに比例して枚数が売れるとは思わない。
それは結局、熱烈な人は何にしても多少お得であれば買うからである。

無駄に値引きをするのは、運営上はよくない事だ。
利益をちゃんと確保し、素晴らしいエンターテイメントを生み出す為のチームを構築する事が使命なのだから。

それを考えると、今回の値上げに対して、俺は冷静に受け止めるしかない。
どこにどの様に使うのかを厳しく見て行かなくてはならないのは変わらない。

「優勝できるなら1万出す!」に似た感覚かもしれない。

岡田監督辞任しろ!?

2005-10-09 00:53:55 | 横浜Fマリノス
岡田監督に続投を要請したらしい。
来年の話をするのはまだリーグ戦が終わってないのだから、おかしいかもしれない。
今シーズンまだ戦うワケだから、今の時期にこういう話題が出るのはどうなんだろう。以前、韓国選手サンチョルと安貞桓の契約の話が出て物議を醸しだした。
結果出さなければクビみたいな話。確か去年の鹿スタの時だったと思う。
チームワークにヒビが入り気味だった。
フロントはわかってて流してるのか、脇が甘いのか、よーく教えて欲しいね。
まだシーズンは終わってないこの時期に流す意味を。

で、このまま降格しなければ、補強をして、来年は岡田監督で望むのだろう。

岡田監督になって、二連覇。
素晴らしい成績。
奇跡を何度も起こした。
戦う気持ちの大事さを教えてくれた。
最後まで諦めない事の大事さも教えてくれた。

岡田監督に恩義を感じてないわけがない。

ただ、諸手をあげて賛成をする事はしたくない。

過去の栄光や、考え方だけで、来年の岡田監督就任を喜ぶ気にはなれない。
岡田監督にとっても失礼だ。

今年の成績、来年の目指す所、そして今年の問題点を全て明確にすべき。
怪我人がこれだけ多く出るのも何か問題があるから。
疲労の為だからという理由をいつも言っているだけではダメなのはわかってる筈。
ワンランク上のアジアを制覇する為のチームを目指すなら、越えなければならない壁なのだから。
補強するだけがのうじゃない。

決して岡田監督に今すぐ辞めて欲しいとか、来年の就任に反対するわけじゃない。
だけど、今年の結果と状況をよく判断した上での就任である事を祈る。

なんだかな(ラトビア戦)

2005-10-08 23:41:30 | 日本代表
結局何がやりたかったのか・・・見えなかったです。
試合前は松井が出る、大久保が出るって胸が躍ったけどね。

2点とったけど、結局2失点。
ホンジュラス戦と大して変わらなかったね。

攻撃の連動性、戦う気持ち、攻撃の時に決める勝負強さ。
なんか「ふわー」とした空気が運動量減少と共に後半に流れていた所。

目的をもって試合に臨んでるチームじゃなかったな。

サカティーへの手紙

2005-10-08 01:54:52 | 横浜Fマリノス
俺は何かあると、オフィシャルから選手へメールしてます。
単純に「頑張って下さい」的な内容ではないので、選手の気持ちを害しているかもしれないけれど・・・まぁ、意見として少しでも選手の成長に一役買えばなーなんて甘い夢を見ております。
その全文を意味もなく公開・・・いや、勇気づける様な応援をみんなでしようって事で、公開。叩かれている選手とか、上手く結果が出てない選手とかにぜひぜひ皆様も!!

*******

ども、お久しぶりです。
って、凄い人気ぶりらしーので覚えてないかもしれませんが(笑)

さて、今年は怪我から始まった年でしたけど、やっぱり二桁ゴールを望んでいます。
ここ数年ずっと見ていて思うのですが、一昨年は6ゴールでFWらしい得点とユース得点王をゲット、昨年は10ゴールと二桁にのせて立派なFWである事を証明したと思います。
そして今年になって俺はボールキープもできる(ポストプレーができる)選手になって欲しいってメールしたんですよ。
そしたら、偶然なのかもしれませんが、前線で起点になっているシーンをよく見かけるので、とても嬉しいです。
そして怪我の多い選手の中、マリノスの攻撃の軸として期待してます。

そこで、一つ俺がサカティーに求める事は、絶対にゴールを決められる形をもって欲しいという事です。
今はもういないけど、安貞桓であれば、ミドルや、エリアラインらへんを横走りしてのシュートなど、ゴールを決められる形がある。
そういうイメージをサポーターである俺に強烈なイメージとして焼き付ける様なプレーを求めます。

偉そうな事ばっかり言うなと言われるかもしれませんが、俺はサカティーがリーグ得点王になる事を信じてます。

では、千葉戦で!!

*******

いかがなもんでしょう?

マリノスというチーム(ガンバ戦)

2005-10-05 23:25:55 | 横浜Fマリノス
リーグ戦が10位辺りにうろついている今、ナビスコカップが今手近にあるタイトルである。
それは選手も、サポーターも意識していただろう。

そして、今日、ガンバとのナビスコカップ準決勝があった。
俺は、本日仕事の為に応援には行けなかったんだが、マリノス携帯サイトの実況をチェックしていた。

試合の流れとしては、1点を決めるも2試合合計で1-1でのPK戦に入り、敗退。
しかし、現地組から聞くには力の限界を尽くしたらしい。
確かに実況をチェックしていても力を尽くした事は感じるし、試合の流れも目に浮かぶ。

そして思う事。
昨年のチャンピオンシップ第2戦の事。同じくPK戦があったからだとも思うが、
ああいった試合ではなかったのかなと思う。

前節、大分に0-3で惨敗した後に、現在リーグ首位のガンバに善戦したマリノス。

全力は尽くした試合。

マリノスは、良くも悪くも追いつめられると、力強さを発揮する。

ずっとマリノスを応援していると、追いつめられた時の力強さに頼もしく思うし、
そこに惚れていたりする。

チームカラーとか、伝統だとか、色々ある。
今回は負けたが、やっぱりこの試合の力強さに改めて心を揺さぶられた。
例え、試合内容が文字だけであっても。

掴んだもの(大分戦)

2005-10-02 01:14:52 | 横浜Fマリノス
前節のレッズ戦、やれる事を証明した。
そしてそれを更に確信に変える為の大分戦。
今度こそ、結果を、今度こそ勝利を、今度こそ王者らしいサッカーを!
得点と無失点を!

様々な希望が広がっていた。

いつも通りスタメンが試合2時間前に発表されるが、そこで一つの驚きがあった。
大橋正博がFW登録されている。
相棒はグラウ、トップ下に奥。つまり、グラウを軸として据え、その周りを大橋が動き、
敵の守備に乱れを作り、そこへ奥やサイドの隼磨や動虎が絡んでいく。
そんな攻撃のイメージ。
決して悪い戦術ではないだろうが、前節の大橋の低調なプレーぶりからすると不安は残る。

そして試合前のウォーミングアップ中の応援。いつも熱く応援している人達が周りにいない。温い雰囲気が漂っていたのも不安だった。何故なんだろうか。
当然、いつも通り大声を張り上げて応援をしていたが、どうにも大人しい気がしていた。

あと、サイドがいつもと違い、前半マリノスがアウェイ側、後半がホーム側だった。
これもなんとなく嫌な雰囲気だった。詳しい記録はないが、良い試合が無かったように思うからだ。

しかし試合がいざ始まってみると、大分の守備は緩く、レッズ戦の勢いそのままにワンタッチ、ツータッチでボールを小気味よく回し攻撃をする。
ここで1点取ると試合がかなり楽になる。
だが、それは10分程度しか続かず、大分の選手が慣れてきたのか、ペースは次第に大分へ。しかしサッカーはどんなに強いチームにも弱いチームにもペースは何れあるもの。
そう思っていた・・・が。

どこか地に足が着いてない感じが漂っていたマリノス、CKで失点。

グラウが前線でボールをキープしても、後方からのフォローがないので、パスを出す先がない。すると、群がってくる大分選手にボールを奪われそこから攻撃をくらう。時に冷静に落ち着いて、時に速く攻撃。
マリノスは、一歩の動きだしが遅く、後手後手に回る。

ある場面では、最終ラインでボールの出し所がなく横パスばかり、たまに前線にパスを出しては取られて反撃をくらう。

また、大橋のプレーは試合前の心配が現実のものとなる。ボールをキープしては取られ、パスを出してはミスをする。
大橋はワンタッチでボールを蹴らせれば、マリノスNo.1だと思う。しかし、フィジカル、運動量、守備力などが不足している様に見える。決して大橋が悪かった事がチーム全体に影響したとは思わないが、ミスが多くては、ちらほらとゴール裏からブーイングが出ても仕方ないかもしれない。

そして、前半終了。
ゴール裏からはブーイング。野次。
期待外れのゲーム内容に苛立ちと、後半は変わって欲しくて、俺もブーイングを飛ばす。
そして大橋から坂田へ交代を祈る。

後半、ユニ姿の坂田が登場する。
希望を託す、攻撃が機能する事を。

しかし、試合開始して5分程した時、マグロン負傷。
通常なら、熊林か、永輔だが、登場したのは大島。
スタメンにしても大橋とグラウのツートップには不安があったが、なぜここで大島なのかも理解し難かった。普通に考えれば、パワープレー的なものとしか思えない。
しかし攻撃が機能していないのは、前線でボールをキープできないからではなく、キープに対して、2列目、3列目のフォローが遅いし、効果的でないからだ。
それに後半はまだ始まったばかりで、パワープレーをやる時間ではない。

大分の守備はマンツーマンで攻撃的。

前線の選手は大分選手の林の中に佇み、ディフェンスラインの選手は後ろでボールを回すばかり。例え少しドリブルなどで攻め上がれたとしても、パスの出し先はなく、囲まれボールを失う。

そして奥を熊林に交代して数分後。

こぼれ球に対する反応が遅く、守備の連携さえも崩れ始め、好きにボールを回されて、失点。

ここで既に闘志は見えず、諦めずに声を張り上げるゴール裏に応える事がない。

そしてロスタイムにあろうことかバイタルエリアにスペースを与え、ミドルを決められ、流石にゴール裏も声を失う。
一瞬の沈黙の後、また応援は始まるが、そのまま試合は終わった。

試合後、選手達がゴール裏へ挨拶くる時、大分サポの歓喜が小さく響き、マリノスゴール裏は不気味に静まり返る。そしていざ、正面に来ると、ブーイングが日産スタジアムに轟いた。

何が悪かったのか?
何で負けたのか?
わかっているのは、得点、内容ともに完敗だったという事。

そして、1失点してから闘志と運動量に翳りが見えた事。

確かにポストを叩いたシュートもあったし、キーパーに好セーブされたシュートもあった。
しかし、レッズ戦でスコアレスドローでも心地よかったのは、一生懸命やったからだ。
そして完封という結果を出したからだ。

上野とマグロンの怪我は2~5週間だとか言う話しだ。

ネガティブな話題ばかりだ。
掴んだと思えた希望が、またも手からすり抜けていく。
しかし、1対1で負けない、闘志を見せる、これさえやればある程度の形にはなる筈。
この状態から切り替えるのは大変だろう。しかしやるしかない。
それはサポーターも同じだと思い、次へ。