日産・ルノーの露企業買収

日産・ルノー、ロシア最大手買収　世界３位に

　日産自動車・仏ルノー連合は、ロシアの自動車最大手アフトバズの株式を買い増し、買収することで基本合意した。事実上、アフトバズ株式の過半を取得して、経営権を握る。成長が見込めるロシア市場に本格進出し、新興国での事業強化をめざす。
　ルノーが３日発表した。株式取得は２０１４年までにすべての手続きを終える見込み。日産・ルノー連合とロシアの政府系企業などが合弁会社を設立し、その会社を通じてアフトバズの株式を買い増す。日系自動車大手がロシアの自動車メーカーの経営権を握るのは初めて。
　日産自動車の１１年の世界販売は前年比１４．４％増の約４６７万台で、ルノーは同３．６％増の約２７２万台。これにアフトバズの販売台数（６３万台強）をあわせた世界販売台数は８００万台を超え、トヨタ自動車グループ（約７９５万台）を上回って世界３位の規模になる。
（2012年5月3日23時17分　朝日）
==========================
要するに、モスクビッチを日産、ルノー連合が買収するということです。モスクビッチと言えば、昔はＦＩＡＴとのつながりが深かったですから、時代は変わったなと思います。しかし、ロシアＮＯ．１企業であることには変わりはないのですから、それをあっさりと外資に譲ってしまった。航空産業以外の業種の企業を自ら近代化することは難しいことを認めたことになります。ロシアは資源輸出国だと言っている様なものです。
------------------------ 5/3-------------