オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

驚いた!(追6)

2011-12-26 | log・レーシングカー他

昨年(一部で?)話題になったレッドブルのあの車が1/1で実現。
昨年、コラボレーションでゲーム内での車として登場したクローズドF1がありました。レッドブルのクローズドF1です。レッドブルX2010と呼ぶみたいです。エイドリアン・ニューウェイの監修を受けて、ベッテルも企画に加わりました。クローズドクーペでフェンダーを付けた格好良さ。あくまでもゲーム内の仮想空間上のものだった筈です。ところが1/1のモックアップが作られたらしい。来年年明けの東京オートショーで公開されるみたいです。ワクワクしながら見に行く人。それが何だと言う人。二通りに分かれるでしょうね。私は行きます!

 
     この車が実際にねー・・・・
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オートショーで見る前にネットで実車写真がありました。

 
良く出来てますね。特に、アンダーボデーの細かな成形振りはよくぞここまでと思います。これは、益々実際に見てみたいです。
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レッドブルX2010を見て、過去の同様の例の流れを辿ってみたくなりました。

 1967年プロトスF2

                  
ロータスのレーシングスポーツカーの空力設計に足跡を残したフランク・コスティンの設計。いかにもコスティン流の形状。クローズドクーペのフォーミュラーカー。この車の特徴は、流線型の形状と共に、モノコックが樹脂補強の木製であること。モスキート攻撃機の伝統を引き継いでいる。

 1970年 マーチ711

 フランク・コスティンがプロトスF2に続いてデザインしたフォーミュラーカー。プロトスF2をサイドラジエーターにし、ウィングを付けたもの。ウィングが楕円ウィングなのが、いかにも英国的。

2009年 フィオラバンテF1

フィオラバンテが、2012年の4気筒エンジンのF1を想定してデザイン。たしかジュネーブショーで1/1モックアップが展示された筈ですが。このモックアップとレッドブルX2010を並べてみたい。

 1969年 シグマGP

 フォーミュラーカーに安全対策を盛り込んだ試みの端緒。同時にフルワイズボデーのF1の可能性を示した。

各々の目的は違えども一つ一つが興味深い形状をしている。見ていると、フォミュラーカーとレーシングスポーツの違いが消滅しても構わないという気がしてくる。

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更に原点(?)を探って。戦前のアウトウニオンtype-Cグランプリカー改造のレコードブレーカー(アブスタイプ)です。メルセデスもありますが、こちらの方が魅力的です。戦前のドイツのGPカーがいかに進んでいたかを思い知らされます。
  

              
こちらはクローズドボデー版。レコードブレーカーとしてはこちらの方が優れているのでしょうが、車としては、オープン版の方が魅力的?

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フルワイズボデーのF1の流れを辿ってみました。かなり面白い車ばかりだったと思います。その中でレッドブルX2010は、かなり良い所を突いていたと思います。さて、仮想空間から実車へ実現したものをF1以外について見ていくと。

  サンダーバード・ぺネロープ号
      
      サンダーバード・ぺネロープ号 実写版映画向けぺネロープ号。ちょっとねー 
 マッハ号 米国で大人気のアニメの実車化

大人気のテレビ番組、映画の為の実車化。どこか劇画チックでなんだかなーと思ってしまいます。形だけでなく、レッドブルX2010の様に本当の車を作るんだという意欲がないとマンガチックになってしまいそうです。
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フィオラバンテF1(呼称としてはフィオラバンテLF1)の2009年ジュネーブショーでの写真です。イラストレーションでの印象より好ましく感じます。何より良いのは、各ボデーパーツの形状のグッドデザイン振り。パーツ一つ一つの形が心地良く感じます。風洞実験まで進んでいたかは分りませんが。






        オブジェとしての心地良い形


 "For Sale"となったら、どこかのイタリアンレストランが引き取りに来たりして・・・

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ちょっとしたことですが、フィオラバンテLF1はBrabham-BT52,53をヒントにしているのではと思ったりします。グランドイフェクトをどの程度取り入れるか、排除するか・・・。コントロールされた後部乱流ということを議論したのかもしれません。結局、DRSが正解だったのかもしれません。


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