0094 俳句（翌なき春）

ここかしこ翌なき春となりにけり　　　　　　　(令和6年4月)

0093 俳句（片栗の花）

白き片栗の花なり七年目　　　　　　　　　　(令和6年4月)

　　　　　　　　　　　　　《白いカタクリ》(2024年4月26日撮影、岩手県)

0092 俳句（春風）

春風の中裏庭の草を噛む　　　　　　　　　　(令和6年4月)

0091 俳句（スプリングエフェメラル）

種山全てスプリングエフェメラル　　　　　　(令和6年4月)

0090 俳句（花林檎）

線路端どこまで続く花林檎　　　　　　　　　(令和6年4月)

0089 俳句（桜雨）

桜雨酒のボンボン頬張れば　　　　　　　　　(令和6年4月)

0088 俳句（花吹雪）

花吹雪く終活少しずつ進み　　　　　　　　　(令和6年4月)

0087 俳句（春告鳥）

東西で春告鳥の啼き較べ　　　　　　　　　　(令和6年4月)

0086 俳句（萌木色）

里山のいづれも違ふ萌木色　　　　　　　　　(令和6年4月)

0085 俳句（桜草）

訪へる小さき沢の桜草　　　　　　　　　　　(令和6年4月)

0084（山笑ふ）

光太郎七年住みし山笑ふ　　　　　　　　　　(令和6年4月)

0083 俳句（散る桜）

早かりし下根子桜桜散る　　　　　　　　　　(令和6年4月)

0082 俳句（古草）

古草や抜かずに残す老農夫　　　　　　　　　(令和6年4月)

0081 俳句（草若葉）

植ゑねども庭一面の草若葉　　　　　　　(令和6年4月)

0080 俳句（熊穴を出づ）

五間ほど向かふに穴を出でし熊　　　　　　　(令和6年4月)