821 俳句(五月雨)

五月雨や差し掛けられし蛇の目傘　 (平成22年6月)

820 俳句(梅傘草)

古里や梅傘草の灯るころ　　　　　　　 (平成22年6月)

　　　　　　<ウメガサソウ(平成22年6月24日撮影、花巻市)>

819 俳句(河鹿)

遠河鹿北に流るる北の川　　 　　　(平成22年6月)　　

818 俳句(日雷)

ひがみなり　 に　た　ぼ　う
日雷仁太坊叩く撥の音　　 (平成22年6月)

817 俳句(木苺)

木苺や昔彼女と観たシネマ　　　　　　 (平成22年6月)

　　　　<キイチゴ(平成22年6月24日撮影)>

816 俳句(どくだみ)

どくだみよよくよく見れば優れ者　　　 (平成22年6月)

　　　　<ドクダミ(平成22年6月24日撮影)>　　　　　

815 俳句(姫小百合)

清純だと山男言ふ姫小百合 　　 (平成22年6月)

814 俳句(翡翠)

直線を残し翡翠消えにけり　　　 (平成22年6月)

813 俳句(万緑)

　　　　　　　　　　　　ひ　た　か　み　　　 　　　　　　　　　あ　く　ろ　お　う　　　　　　　　　　　　　　　　
万緑の日高見や吾が悪路王　　　　 (平成22年6月)

812 俳句(父の日)

父の日の石工の足袋や真新し　　 (平成22年6月)

811 俳句(白雲木の花？)

栗駒に白雲木の花満てと　　　　　　 (平成22年6月)

810 俳句(蛍袋)

　　　げ　ぇ　す　　　　ほだるぶぐろ　　　つづ
お返しは蛍袋を土まずら　　　　　 (平成22年6月)
<註>
　今日は方言でチャレンジしてみました。
　おげぇす＝お返し
　つづ＝土
　まずら＝一緒に
　土まずら＝土も一緒に

809 俳句(虹)

昨日より今日と思へり朝の虹　　 (平成22年6月)

808 俳句(梅雨入)

　み　じ　ろ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つ　　い　　り
身動かぬ濡羽鴉の梅雨入かな　 (平成22年6月)

807 俳句(青嵐)

青嵐前評判を覆し　　　　　　　　　 (平成22年6月)