3955 俳句（二月尽）

落石の音谺して二月尽　　　　　　　　　(平成31年2月)

3954 俳句（鴬）

鴬や物部祀るてふ神社　　　　　　　　　(平成31年2月)

3953 俳句（夜半の春）

そつと言ふ｢諂曲模様｣夜半の春　　　　　(平成31年2月)

3952 俳句（金縷梅）

まんさくや賢治上りし急斜面　　　　　　(平成31年2月)

3951 俳句（風光る）

Ｉターンの青年の眉風光る　　　　　　　(平成31年2月)

3950 俳句（春の宵）

春の宵石碑とキャッチボールの子　　　　(平成31年2月)

3949 俳句（犬ふぐり）

半球の虫抱きて落つ犬ふぐり　　　　　　(平成31年2月)

3948 俳句（春光）

春光や｢四階倉庫｣の窓硝子　　　　　　　(平成31年2月)

3947 俳句（木の芽晴）

花巻の木の実皆失せ木の芽晴　　　　　　(平成31年2月)

3946 俳句（永き日）

永き日や夕方に剃る無精髭　　　　　　　(平成31年2月)

3945 俳句（淡雪）

淡雪や二十年後の日本国　　　　　　　　(平成31年2月)

3944 俳句（春の昼）

ドタキャンとなり『レモン』聴く春の昼　(平成31年2月)

3943 俳句（馬橇）

いななきて夕陽横切る馬橇かな　　　　　(平成31年2月)

3942 俳句（淡雪）

淡雪や西根山より雪童子　　　　　　　　(平成31年2月)

3941 俳句（下萌）

石垣の隙の下萌南部藩　　　　　　　　　(平成31年2月)