「須崎の海」

須崎ダイビングセンターの海ログ&生活ログです
スローライフな生活スタイルと同じな
ログアップも気ままですいません。

2/27 久十浜 凪ぎました。

2011-02-27 18:22:11 | インポート

久ぶりに、凪ぎました、九十浜。

もう、本当に久ぶりです。振り返ってみると、先週の金曜日(18日)以来です。

なので、今日だけ九十浜が⇒久(ぶり)十浜です。

待ち焦がれて、行ってきました。

ちょっと忙しかったけど。

透明度は10m位   水温は15.5でした。

Kuroheri

相変わらず、うじゃうじゃなクロヘリアメフラシ達も九十浜らしい。

Tora

何時も見る、トラウツボも一層鮮やかです。

前回には、いつもの所に戻っていた彼にも逢いに……。

Iro

そう、イロカエルアンコウ君

「よう!久しぶり。どうよ最近?」

『いや~、ここんとこ揺れちゃってさぁ~。もう大変だっった。』

なんて会話するような、アイコンタクトを交わして来ました。

Hoya

こんなホヤにも、思わず気を取られてしまいます。

ウミウシ達もたくさんです。

Shiro

エンして、すぐの小さなシロマツカサウミウシにはじまり。

Sa

サラサウミウシに

Azu

アズキウミウシに

Chigo

チゴミドリガイ

Ao

普通に居る、アオウミウシも綺麗です。

すっかり満喫しての帰り際に、今日一番気になったのは?

九十浜ではあまり見られない、この子。

Hawa

「上目使い」なところに惹かれました。

帰って、図鑑で調べると、ハワイトラギス?

Sanngo

サンゴトラギス?は、ここには居ないか?

また、専門家に相談せねば……。

今日はバタバタでしたが、久しぶりの九十浜でした。


2/26 また逢えた

2011-02-26 16:59:45 | インポート

今日も朝から、ナライの強風です。

九十浜を見て、ガッカリです。

昨日は昨日で、西よりの風にもかかわらず、うねりが強く、大揺れでした。

潜れもせず、がっかり、がっかりで浜で、ふてくされて「よりくさ」拾い。

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強い、うねりや波で、浜に流れついた海草類

Img_1395

この中にワカメありますよ。 わかります?

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砂だらけですが、ワカメたくさん拾いました。

Img_1400

でも、洗えばキレイに

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生で食べきれない分は天日で干して

Img_1421

保存用にバッチリ完成です。

今の時期のワカメは、みりっこく(小さくやわらかい)て最高です。

茎も食べられます。

さて、話を戻します。

時化の九十浜をチェックして戻って、予約のお客さまのキャンセルや問い合わせなど

に応対してひと段落。すると漁師さんから連絡が……。

「おい、ノコギリがまた網に掛かったけど要るか?」

網を引き上げている船の上から直に連絡くれました。それも2匹です。

Img_1409

また逢えました。 ノコギリザメ。

去年も今頃の時期でした。

前のやつは、次の日に水族館に持っていこうと、尾を

ロープで縛って、海に生かして置いた翌朝、逃げられてしまいました。

今回は日大さんの水槽でしばらく観察したいと思います。その後は水族館へ。

どうぞ、ご希望の方は、ご連絡ください。キレイなノコギリザメ見られます。

さて、ノコギリザメに逢えて、テンションUP。

海あまり良くないけど、行ってきました田ノ浦へ。

揺れが残り、透明度も2m位。水温は15.4℃

でも、久しぶりで、潮に浸かっているだけで気持ち良かったです。

逢えたのは……。

Dai

ダイナンウミヘビや

Kinu

キヌカジカに

Kano

方向転換しようと体をくねらせるカノコセキワタや

Ebi2

イソギンチャクモエビなどの田ノ浦の住人たち。

それと、あまり見かけない、このエビは?

Ebi

何だろう? テッポウエビほどハサミ大きくないし。

砂に穴掘って、ひとりで暮らしているみたい。

次に逢えたら、もっと良い写真取りたいですね。

それと………。  「ナイスリカバリー!」

Re

ありました~!  以前、落としてしまったワイドレンズ。

諦めて、すっかり忘れていたのに、また逢えました。

Mekabu

ワカメのメカブもだいぶ大きくなりました。

またすぐ、スナビクニンに逢える予感の田ノ浦でした。

追伸

午後になると、風もだいぶ静かになりました。

Img_1411

朝から比べると、だいぶ凪いだ九十浜。

うねりもだいぶ収まりました。

明日は西よりの風の予報。

そうすると、そろそろ、九十浜にも待望の彼らが現れるかな?

このまま、調子に乗っかっちゃって、良いことが続く事を

大いに期待します。


2/23 崎山大明神

2011-02-23 16:29:57 | インポート

時化で潜れない日が、今日で3日目です。

ダンゴ捜索へも行けず、悶々としております。

Ku

凄い事になっている九十浜。

Hama

浜からも、ご覧のとおりです。

でも、こんな時は、「より草拾い」へ。

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波でちぎれた海草が打ち上げられます。

Img_1340

その中から、天草やワカメなどを探します。

生えている物を採取すると違反ですが、流れ着いた

物は、誰でも拾うことができます。

運よく、解禁前のワカメを2枚ゲット。

さっそく、お昼のみそ汁へ。「最高」でした。

さて、今日は崎山へ。

そこにあるお堂へお参りにでもと、行って来ました。

崎山は須崎の海を見渡せる高台にあります。

須崎港の小白浜から爪木崎まで続く、遊歩道の途中です。

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Img_1365

ここから、約10分ほどでした。

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こんな山道を進みます。

結構ハードでした。

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遊歩道の手摺りが空いている所が入り口です。

息を切らせながら、けもの道をしばらく進むと………。

ありました。

Img_1380

崎山のお堂です。

ここ須崎には、いくつか海を祈願する神社がありますが、

どこも立派です。

やはり、海を祈願するものらしいのですが

須崎の地元の人に聞いても、この崎山の「いわれ」は

よく判りません。

でも、お堂のあるところから、少し歩くと、

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断崖絶壁です。その眺めも最高。

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高台から海を一望できます。

昔は、海からの目印になるように、この場所で火などを焚いたのかな?

海の安全をしっかりとお祈りして、気持ち置いてきました。

きっと大事な場所のはずです。

須崎の地図にはちゃんと「崎山大明神」になってますから。

さて、明日は凪ぎかな?

潜れそう?気持ち切り替えられるかな?

 


2/20 祝い事

2011-02-20 15:33:31 | インポート

今日の須崎。

朝から、ナライ(北東)の強風です。

九十浜はクローズ。

さて、今日のブログはダイビングと海には

関係ない内容で、写真もありません。

文章力無いので、写真無しは初めてかも?

話は数日前まで、さかのぼります。

私が、ここ須崎で、一番お世話になっている漁師さんが居ます。

今まで、海の事、天候の事なを豊富な経験値から、私に教えてくれました。

漁師としての腕前も、負けん気の強さも、須崎の漁師衆から一目置かれる存在です。

そんな親方が、元気がありませんでした。

普段は用事が無くても、ダイビングセンターに顔を出してくれて、声を掛けてくれます。

それが、数日の間、顔も出してくれません。

あれ?っと思いはじめた先日、2~3日ぶりに顔を見せて

「あのなぁ、とうとう娘の彼氏の野郎が、もらいに来やがった。」とポツリ。

親方には娘さんが二人おり、そのうちの一人の結婚相手が挨拶に……。

あまりに寂しそうだったので、私も思わず「気に入らねぇと、愚図って、やりゃぁ~、いいじゃないですか!」と訳の判らない事を口走ってしまいました。

すると、「いや、そうじゃねぇんだ。そう言う訳にはいかねぇ~。」と、これまた寂しそうに。

そんな経緯があった後の昨日は、その結納の日でした。

めでたい、お祝いの日です。

結婚相手のご家族も、遠方から訪れている様子でした。

夕方も暗くなり、私もそろそろ帰ろうとしていると、親方が来て、

「おい、皆の集合写真とってくれ。」との事だったので、喜んでおじゃましました。

両家のご家族が集ってます。当然、当家の主で娘の父は真ん中です。

それが、親方だけ、ひとりがジャージ姿。

先方を含め、親方の家族も皆さん、スーツ姿など正装している中、ひとりだけジャージ姿

「目の中にいれても痛くない」娘さんの結納の席に、ひとり抵抗するかのような、シャイな

その姿にちょっと、ジーンと来ちゃいました。

ここ須崎はそんな人ばかりです。


2/19 作業!作業!田ノ浦。

2011-02-19 19:30:50 | インポート

今日は、海もイマイチ。

ナライの風が残り、来客予定もキャンセルです。

では、のんびりと……。 なんて一瞬勝手に思ったんですが

そういえば、頼まれてた仕事がありました。

でも、いつやるかは決まっていません。

朝、コーヒーしながら新聞見てると、8時前からドヤドヤと漁師さんが

やって来ました。 頼まれていたのは、鮑(稚貝)の放流作業。

「お昼前には、終わらせようじゃ!」と。 早々に連れ出されました。

Chigai

単三電池と比べると、大きさが判りますよね?

この稚貝、結構高いんです。値段は言えませんが、1㎜いくらの世界です。

この稚貝を持って、

Img_1271

小船に乗り込み磯場に移動。

Img_1276_2

 カジメを添えて、石の下へ置いたり。

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底に置いて、石を乗せたりとしながら、約1時間で作業終了。

ひとつでも多くが、外敵から身を守り、大きく育って欲しいものです。

やれ、やれとセンターに戻ると同時に連絡が……。

「船の船底を点検して欲しい。」と。

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なんでも、昨日の夜、暗い海で「モクをはたいた!」と。

船が、海面の浮遊物と衝突したそうです。

ただ、夜だったので、どのくらいの大きさで、何と衝突したかが判らない。

スクリューを含めて、船底全体を点検します。

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ペラは大丈夫そうです。

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「あった?これか?」

左舷の船底に、何かを引きずったような跡が。

幸い、船体には影響ありませんでした。良かった。良かった。

事故見聞のような作業も無事終了しました。

「ん? そう言えば…。」 もうひとつ頼まれてたの忘れてました。

「日大の学生さんが研究の為、田ノ浦潜りたいので、ガイドして欲しい」と。

今日の田ノ浦

水温14.6℃ 透明度3~5m

目的は、田ノ浦の様子を見たいのと、生物の写真など。

揺れも少し残り、透明度もあまり良くなかったけれど。

Niji

いくつかの魚達も見ることが出来て、

Kai

 こんな、陸上の植物みたいな海草も。 なんて海草だろう?

 珍しかったのは……。

Kano1

一昨日のカラスセキワタに続き、久しぶりの綺麗なカノコセキワタ。

これからは、ちょくちょく逢えそうです。

アマモ場を散策しながらダイビング終了。

海から上がってみると、なにやらちょっと前に、波うち際で素手で

捕まえた魚がいるとか。 見に行ってみると。

Img_1334

マトウダイの幼魚でした。

作業・作業・田ノ浦と、結構忙しい一日でした。