屋外のフェスティバルスタジオへ向かうウォーキングストリートは人人人で寿司詰め状態だ。
この人の密度は信じられないよ。
誰かが転んだりしたら将棋倒しで大変な事になるな。
途中でその先は飽和状態になり前に進めない。
仕方が無いのでこ位置で良いかと、ビーチ沿いの桟橋辺りに陣取る。
23:20分なので40分立ったまま待ちか。
酒もしこたま入ってるしキツイな。
ビーチからはタイ独特と燈火の熱気球を幾つも空に上げていた。
とても綺麗で情緒的だ。
しかし、樹木に引っかかったりして燃えてるよ。
火が大きくならないのかと気になって仕方が無い。
木は水分を多く含むものらしいので余り燃えないのか。
もうひとつ、空高々と目視出来ない所まで上がった気球は最後には火は消えるだろうが、
フレームの張り金は落下するだろう。
落下したそれが人に当たったら唯事でないなとか余計な心配をする。
そんな事を考える内に周囲が騒々しくなってきた。
時計を見ると年明け1分前だ。
花火が次々と上がる。
ビーチは2~3kmで弧を描いているので其々の場所から上がる花火が180度のパノラマになる。
まさに幻想的。
しかし、爆ぜる位置が低い。
それに人の真上だ。
落下物が人に当たったらどうするんだ。
日本の消防法では有り得ない。
俺は要らぬ心配をしすぎだ。
もっとその状況を楽しめないものかね。