レンズの向こうに・・・・。

きままな写真ブログです。ホッとする写真、懐かしい写真、ニコッとする写真、感動する写真、そんな写真が撮れたら楽しいですね。

Vol.1215 金沢八景の秋の風景 (その3) (Photo No.8390)

2011年11月19日 17時24分48秒 | VR70-300mm F4.5-5.6G
今日は、金沢八景の野島という島にある稲荷神社の御キツネ様達を
紹介します。写真の白狐は字のとおり白い毛色を持ち、人々に幸福
をもたらすとされる、善狐の代表格なんだそうです。特に稲荷神社
に祀られている狐も、ほとんどが白狐なんですね。中国に伝わる
「九尾の狐」ってご存知の方も多いと思いますが、初めは尻尾が
1本しかないのですが、500年という長い年月を掛けて妖力を増やし
それにより尾が裂けて1本ずつ増え、最終的(4000年後)には9本の
尻尾を持つ「九尾の狐」となるそうです。故に九尾の狐とは、妖狐
の最終形態とも言える訳で、尾が多い妖狐ほど強い妖狐なんだそう
です。「九尾の狐」に会ってみたいですね。稲荷神社と狐の関係は
以下の三つがよく言われる説のようです。

(1) 稲荷の神と同体と考えられる御饌津(みけつ)神が誤って三狐神と
  書かれ、そこから狐が登場した。(「けつ」は狐の意味の古語。今で
  も狐を「けつね」と呼ぶ地方あり)。

(2) 穀物を食べる野ネズミを狐が食べてくれるので、狐を穀物の守り神
  と考え、そこから結び付いた。

(3) 伏見の地には秦氏が入ってくる以前に狩猟の民が山の神を信仰しており
  その象徴が当初狼であったのが、いつか狐に変化して後からやってきた
  農耕の民たちの神と習合した。

【撮影日】2011/11/12 13:47:55.00
Nikon D80 レンズ:VR 70-300mm F/4.5-5.6G
焦点距離:75mm F/7.1 1/320秒

東京は朝から冷たい雨が降り続いています。強くなったり、弱く
なったり止むことなく降り続いています。午後になると風が出て
きました。久しぶりのまとまった雨ですね。

昨日、新幹線の中で読んでいた雑誌「東京ウォーカー」には東京
近郊の紅葉の名所が紹介されていました。そのほとんどは既に
行った所でしたが、秩父鉄道で行く「中津峡」の紅葉は、見たいと
思いました。ここにはまだ行っていませんので、今度行ってみよう
と思います。

米俵に足を乗せている御キツネ様 (Photo No.8388)

2011年11月19日 17時23分08秒 | VR70-300mm F4.5-5.6G
まんが日本昔話で「ごん狐」という物語がありました。
この物語は新美南吉作の児童文学の作品でもありましたね。

【両親のいない小狐ごんは、村へ出てきては悪戯ばかりして村人を
困らせていた。ある日ごんは兵十が川で魚を捕っているのを見つけ
兵十が捕った魚やウナギを逃すという悪戯をしてしまう。それから
十日ほど後、兵十の母親の葬列を見たごんは、あのとき逃がした
ウナギは兵十が病気の母親のために用意していたものだと悟り、後悔
する。母を失った兵十に同情したごんは、ウナギを逃がした償いの
つもりで、鰯を盗んで兵十の家に投げ込む。翌日、鰮屋に鰯泥棒と
間違われて兵十が殴られていた事を知り、ごんは反省する。それから
ごんは自分の力で償いをはじめる。しかし兵十は毎日届けられる栗や
松茸の意味が判らず、加助の助言で神様のおかげだと思い込むように
なってしまう。それを聞いてごんは寂しくなる。
その翌日、ごんが家に忍び込んだ気配に気づいた兵十は、またいたずら
に来たのだと思い、ごんを撃ってしまう。兵十がごんに駆け寄ると
土間に、栗が固めて置いてあったのが目に留まり、はじめて、栗や
松茸がごんの侘びだったことに気づく。「ごん、おまえ(おまい)
だったのか。いつも、栗をくれたのは。」と問いかける兵十に、ごんは
目を閉じたままうなずく。兵十の手から火縄銃が落ち、筒口から青い
煙が出ているところで物語が終わる。】

ごん狐の話はここから
エンディングの時に流れる曲が今日のお薦めの曲なんですよ。
ジーンときますね。

【撮影日】2011/11/12 13:51:38.10
Nikon D80 レンズ:VR 70-300mm F/4.5-5.6G
焦点距離:90mm F/7.1 1/125秒

足もとに子狐がいます。白い塗料が剥がれていますね。(Photo No.8387)

2011年11月19日 17時22分31秒 | VR70-300mm F4.5-5.6G
ここの稲荷神社の祀られているこのキツネ像を作った人は
誰でしょうね。たくさん祀られていて、しかもても上手ですね。
魂が乗り移っているかのようです。

【撮影日】2011/11/12 13:51:54.40
Nikon D80 レンズ:VR 70-300mm F/4.5-5.6G
焦点距離:185mm F/7.1 1/80秒

ちょっと種類の違う御キツネ様の像です。 (Photo No.8386)

2011年11月19日 17時21分54秒 | AF-S 60mm F2.8G ED
遠くを見つめる目には、どこか哀愁が漂いますが、もともと
ここの稲荷神社は、鬼門の守り神として建てられたようです。
その鬼門で、こうして御キツネ様たちは大勢で、今もなお
邪悪からここを守り続けているんですね。哀愁と言うよりも
厳しい目付きで、監視していたんですね。


【撮影日】2011/11/12 13:51:04.15
Nikon D300 レンズ:60mm F/2.8G
焦点距離:60mm F/4.5 1/640秒

これが最上部に祀られている御キツネ様の像です。(Photo No.8385)

2011年11月19日 17時21分18秒 | AF-S 60mm F2.8G ED
比較的まだ新しい感じがしますが、見るからに強そうで、本当に
妖力でも使いそうな怪しい雰囲気が漂ってくる御キツネ様です。
神社などのいわゆる「神の使い」は人間以外の生き物(動物、鳥、
昆虫等)が多かったんですね。この表情を見ていると、神の使い
に見えてきます。

【撮影日】2011/11/12 13:50:33.24
Nikon D300 レンズ:60mm F/2.8G
焦点距離:60mm F/4.5 1/800秒

口にくわえているのは教典のようです。(Photo No.8384)

2011年11月19日 17時20分17秒 | VR70-300mm F4.5-5.6G
稲荷神社で、狛犬の代わりに出迎えてくれる御キツネ様は、向かって
左側が巻物状の物をくわえ、右側は球状の物をくわえていますね。巻物
は荼吉尼(だきに)教典で珠は如意宝珠なんだそうです。なぜくわえ
ているのかは、よくわかっていないそうです。仏門の世界は、不思議な
言い伝えやしきたりがあって、とても興味深いですよね。

【撮影日】2011/11/12 13:46:08.50
Nikon D80 レンズ:VR 70-300mm F/4.5-5.6G
焦点距離:140mm F/7.1 1/100秒