べんりや日記

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木の生育 ~光合成による炭素の固定

2009-09-24 01:32:32 | CO2を25%削減
中学生の理科の時間のおさらいです。

木は光合成(こうごうせい)によって、自分の体をつくっていきます。
「光合成」は、その名の通り、光によって水と二酸化炭素を糖と酸素に合成することです。



光合成の概要

水+二酸化炭素 → 糖+酸素


光合成は植物の細胞内の「葉緑素(ようりょくそ)」の中で起こります。
葉緑素は緑色で、植物の葉っぱ等の緑色の部分に多く含まれ、葉に日が当たることで水と二酸化炭素を、酸素に変えて空気中に放出します。
また、この時に生成した「糖」は自分の体をつくる材料となります。
糖は、炭素や酸素、水素の複雑な化合物で、生物が活動するのに必要なエネルギー源になったり原料になったりします。



光合成の舞台は葉っぱの中

空気中の二酸化炭素と茎の水を吸い込み、
光によって、酸素と糖を合成します。


今度は、木の全体の動きを見てみます。
根から吸い上げられた水は幹を通って葉っぱに送られ、葉に日が当たると光合成によって、空気中の二酸化炭素を、酸素に変えて空気中に放出します。
この時に生成した「糖」が木の様々な部分に送られ、木が生長していきます。



木の生長の仕方

土の水を根から吸い上げ、空気中の二酸化炭素を吸い込み、
光合成によって、酸素を作り空気中に放出します。
このときに作った糖によって、木が生長していきます。



木は、光合成によって空気中の二酸化炭素を吸って、酸素を吐き出し、「糖」を作って自分の体を作りながら成長していきます。


ここで、炭素の動きだけに注目します。
二酸化炭素には炭素が含まれ、「糖」にも炭素が含まれます。
また、水と酸素には炭素が含まれないので、これを除いてみると・・・・



炭素の固定の仕組み

空気中の二酸化炭素を取り込み、
光合成によって自分の体を作ります



木そのものが炭素の固まりであると言えます。
木は空気中の二酸化炭素を自分の体に固定していく働きをしているのです。

これを「炭素を固定する」といいます。

そして、その原動力は太陽の光と水です。
自然のエネルギーや水資源がある限り、植物は二酸化炭素を吸って、酸素を出し続け、空気中の炭素を固定することが出来ます。



木の成長と共に炭素を固定する


育林と間伐の利用へ・・

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