杉並どうぶつ相談員

杉並区と協働し、人と動物が和やかに暮らせる地域をめざします。

猫の熱中症対策

2022-07-29 00:31:59 | ネコ

暑中お見舞い申し上げます。

猫の熱中症は犬ほどは言われませんが、
猫も熱中症になります。

ハーハーと舌を出して口呼吸する、
身体が熱く(39度以上)、心拍数が増え、
ぐったりしていたり、ふらついていたら熱中症が疑われます。
嘔吐や下痢をすることもあります。
さらに重症になると痙攣を起こしたり、意識がなくなります。

猫の様子がおかしいなと思ったら
動物病院に連絡してください。

(キャリーバッグの中の暑さにも要注意)

応急処置としては、猫を涼しい場所に移動させ、
タオルなどでくるんだ保冷剤で首、脇を冷やします。
(保冷剤を直接当てるのはNG)
冷やしすぎも良くないので、体温が39度以下になる前に
手当を中止しましょう。

少しずつ水を飲ませます。自分で水を飲めない猫に
無理に飲ませると誤嚥の危険が伴います。
コットンなどで水を少し含ませる程度にしましょう。

重症の猫は一刻も早く動物病院へ!

<熱中症を防ぐには?>

猫の適温は27~28度ですので、エアコンを
使って部屋の涼しさを一定に保ってください。
新鮮な水をあちこちに置いてあげましょう。
(氷を入れる必要はありません)
お風呂場が涼しければ開放してあげるとよいでしょう。
猫は流水から水を飲むのが好きです。
猫が落ちて溺れないようバスタブは空にしておきます。

押入れや閉めっぱなしの部屋に閉じ込めていないか
注意も必要です。

外出する時はエアコンをつけ、ドアを開放して、
猫が好む温度へと移動できるようにしておきましょう。
リモコンは踏まれない場所へ。

人も猫も注意して猛暑を乗り切りましょう🐱

 

コメント (2)
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