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杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

信念

2012年10月10日 | 日記
人間とは ?
我が家の犬を連れて遅めの散歩に出た、
薄暗い土手下に車を止め、反対側の自転車道を
渡ろうとした。

突然、左手から声が聞こえた・・・
「餌をやったらいけんぞな?」 怒った不満そうな
声だ!大型の〇犬をつれた体格の大きい老人が姿を
現した。

私の生きるスタンスとは違う異質な性格の人間が
そこに立っていた、
この町は野良犬や捨て猫に冷たい町と言われて
久しい、町民の民度が実直に現れている。

こちらの言葉には全く耳を貸さない、勝手に
文句を言って、車のナンバ-を控えるといって
軽自動車の後ろに廻った。

「〇〇やな ?」 地名を言ったところを見ると
私の事は既に知れ渡っているのだろう ?

以前、薄暗くなった時間帯に出会った御婦人は
杉の子さんですかと優しく声を掛けて下さった。

それと比較して、この老人の初対面での言葉
使いの、何んと 無礼千万なことか ?

「保険所に言っとく !」 この捨て台詞を
残して、吠える犬を引っ張って去って行った。

この付近の犬嫌いの住民に、私の悪名が流されて
いるのだろう ?
近所の住民だから穏やかに応対する私に礼儀作法を
わきまえぬ男はぶつぶつ言いながら去って行った。

勿論、次に出会うときは遠慮する事はない。

私の信念、
誰もこの不幸な生きもの達に餌を与えなかったら、
それこそ腹をすかせて必死に餌を求めて徘徊し、
付近に迷惑掛けることになるかも知れないのだ。

そうならない為にも真摯な気持ちで餌を与えている、
犬がおとなしくして居てくれればと願いを込めて
接しているのである。

可哀想な生き物達を寛容な精神で見守って貰いたい。

百姓の畑を荒らされるという不満も分らないではない、
私も同じ百姓の出である、それを差し引いても嫌いな
彼等の憎悪の感情は異常である。

穏やかに説得して来るなら聞く聞かんは別として耳を
傾けるが藪から棒の暴言は同じ土俵に上る価値はない。

人間がよく言う捨て台詞に・・・?
お前の店では買わん ! 仕事を頼まん !
良いんじゃないか ? それに屈する人間ならば ?
身銭を切って、見返りのない奉仕活動をする訳がない。

町全体が、そんな薄情な人間達ばかりなら
こちらから荷物を畳んで出て行けば良いだけの話で
ある。

このような人達に飼われる犬達は、都合が悪くなると
躊躇なく愛護センタ-行きにされるのではないか ?
私は、彼の後姿を見て、そのように総括した。

彼等に飼われる犬、引き立てられて吠える犬・・・
その前途を思うと更に気が重くなった。

重信川河川敷から、身を震わす犬達の悲しみの鳴き声が
聞こえて来るようだった。

「何 ! 見捨てないよ ! 助けてやるからな !?」
男 Uの闘志が更に燃え上がる !
人間は、脅したら大人しくなる者と、逆に反発する者とが
ある、私はバリバリの後者である。

困難に直面した男が思う事・・・。
「今に、見てろよ !?」 
人間の信念は、簡単に変わるものではない。

理不尽に屈するなら初めから立つ訳がない。
どこまでもやる、見くびらない事である。 ・・・。。。

                           合掌





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