主治医Ｋ先生

「Ｕさん、どうぞ！」 今日は呼び出しブザ－がないので、 看護師さんが診察室のドアを開けて呼んでいる ？ 呼んでいるというのは、待合所で多数の患者さんに混じって 順番待ちしていたのだが、適度の冷気と生来の無精者ゆえ、 うつらうつらと舟を漕いでいたのである。 それにしても、久しぶりの定期検査で緊張する筈なのに 何故か、この歳になると神経が緩むのか緊張感が足りない。 「おはようございます！ Ｋ先生 . . . 本文を読む

蝉

所要を済ませてから一息入れるために有名なコーヒー専門店へ 出向いた。 駐車場の木々の梢から蝉の鳴き声が耳を聾するばかりに響いて 来た。 雨の合間の湿気のこもった空気が生暖かく頬を撫でる、 店内に入った、ひんやりと冷気が心地よい。 冷房が適度の室温に保たれて、一時の休憩に花を添える。 ノ－トパソコンを開いて、メ－ルの受信を確認する、 それぞれの送信者にご返事を入力する、そして発信 ！ 我がブロ . . . 本文を読む

バンビとの思い出

今日までの小鹿（バンビ）のテンプレ－トには強い思い入れがある。 昭和４2年１１月、故郷八幡浜市仲之町に於いて純喫茶「バンビ」 を開店した。 私が満２５歳になって７ケ月を過ぎた頃である。 土地家屋の所有者の娘さん達が新規オ－プンして半年後、 誰か引き継いでやってくれる人はいませんかと云うことで、 中に入る世話人さんが居て契約がまとまりお借りする事になった。 当時の八幡浜は、店が新規オ－プンしょ . . . 本文を読む

男に惚れる

女に惚れる喜びは心が浮き浮きする、 惚れられる喜びはさらにもっと大きい、 しかし、男が男に惚れる喜びは其の比ではない。 誤解を招かないために云うが、 愛の対象としての男でない事は明白である、 高倉 健さんの男伊達を観て、 私たちは心の高揚を覚えた。 虐げられた弱き者の為に、 一宿一飯の恩義の為に、 我が身を捨てて適地に乗り込む。 勿論、現実の世界では居る筈のない男だと、 思いながらも、 そ . . . 本文を読む

君の瞳は美しい

この歳まで生きていると様々な性格や個性の人と出会う、 自分勝手な人、人の為に労力を惜しまない人、 その違いは何に根ざしているのであろうか ？ 親の育て方か、はたまた学校での教育の所以か ？ それにしても人間とは判ったようで判らぬ生き物、 一筋縄ではいかない複雑怪奇な魔物の心を持った存在 ？ 私の交友関係には、左右両極端に分かれる性格がある、 思想的にも金銭感覚でも、人間とはかくも理解しがたい . . . 本文を読む

心構え

人は何によってストレを解消して居るのであろうか ？ そのストレスも、人によって大きい小さいがある、 私にとっては、たいした事でなかっても、人に依っては 死ぬ程のストレスに感じている人もいるだろう、 また、その逆も有り得る訳である。 私の究極の解消法は、ある時間 （例えば瞬間） 頭を 空っぽにする、他の事に意識を集中するのである。 それが、若い頃は空手の稽古であり巻き藁を突き蹴る ことだった。 . . . 本文を読む

人間だもの

人間の運命を推し量っています。 私が現在相談を受けている案件がありますが、 歳を召されたご老人の、藁にもすがる思いに 答えるために承諾した案件である。 鬼が出るか蛇が出るか ？ 双方打ち揃って出てまいりました ！ しかし、人の運命ほど摩訶不思議はない、 現在進行形で利害関係者が跋扈していますので、 些か、痒いところに手が届かない向きは有りますが、 差しさわりのない程度にお話し申し上げたい。 . . . 本文を読む

Ａちゃん！

高速道を走るため燃料補給とタイヤの空気圧調整を おこなって川内インタ－に向かった。 梅雨空が青く開け、気温がぐんぐん上昇して真夏日を 思わせる、 高速道無料区間、上限１０００円試験期間が終わった とはいえ、車の流れは途切れる事無く続いていた。 車内は冷房を聞かせてＣＤ演歌はボリュ－ム一杯 ！ ひとり主役の車内シアタ－は、空想・妄想ごっちゃ混ぜ のエンタ－ティメント ？ 香川県県境の町は久し . . . 本文を読む

「雲手」

今宵は、堅苦しい話は止めにしまして、 青春を空手道に打ち込む大学空手の雄、 帝京大学空手道部の形をご覧下さい。 第５３回関東大学空手選手権大会 団体形男子 優勝 帝京大 「雲手」 　　　　　　　　　　　　　　　　　 押忍 . . . 本文を読む

セシルカット

家の自慢の娘がめかし込みましてね。 そうなんですよ、浴衣が似合うように髪を短く カットしましてね、おめかしなんですよ ？ 青春時代に流行った外国映画のヒロイン、 ジ－ン・セバ－クの、まるでセシルカットですね。 ついでといっちゃあ何ですが、頭の髪の毛だけでなく 全身つるつるにしちゃいましてネ綺麗な娘に成りました。 夕方、仕事を終えて帰りますと、 一目散に玄関先へ飛んできましてね ？ 美しい艶 . . . 本文を読む