杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

故郷への道

2012年11月30日 | 日記
大きくて立派な蜜柑だった、 友が袋いっぱいの蜜柑をくれた。 故郷の香りがつんと来た、 幾多の先人達が、山の頂上を目指して 開墾して行ったのだろう ? 汗と涙と、笑いと泣きと ? 我が故郷の季節は、幾重にも重なって 苦労という字がしみこんでいる。 急傾斜の山肌にへばりついた農道が 出来たのは、この数十年・・・ それ以前の村人は、蚕の養殖に必要な 桑を栽培していたが、 蚕の養育は大変な作業だっ . . . 本文を読む

会議は踊る

2012年11月29日 | 日記
緊急に大事な相談が有ってある女性と 昼間のデ-トと相成った。 秘密事項を要する為、子細は省かせて頂く。 もったいぶる訳ではないが、 それにしてもデ-トとは、ちと大げさな? その喫茶店は、銀行マンの多く集まる店、 見事にネクタイを締めた紳士が揃っている。 その一角で、目当ての女史に質問である、 野暮は野暮であるな ?? 真剣な討議が行なわれ、指摘、指導を胸に 収めて午後の会議に臨んだ。 喧々 . . . 本文を読む

思案投げ首

2012年11月28日 | 日記
ある課の課長一歩手前の席に平の頃から 気さくに応対してくれていた職員A氏がいる。 筋目、筋目に立ち往生の私を温かく見守って くれた職員さんである。 建築会社と設計事務所の連携ミスで、大事な 手続きを見落としていた。 困った時の神頼み、 私に白羽の矢が立った。 調査士を交えて善後策を協議したが、時遅しで、 工事が停滞して進まなくなってしまった。 場合に寄れば出来上がったものを壊さなければ . . . 本文を読む

急ぎ足

2012年11月27日 | 日記
協力願って売り出していた土地の契約が本決まりと 成った。 私の友がお客さんを紹介してくれた、持つべき者は 友である。 「司法書士は、こちらの先生で頼むよ」 と友 ! 「結構だよ! 任せるけど、土地関係の方はこちらの 調査士でいくよ !」 分筆作業が必要なのである。 日曜日の昼、気合の入った電話が掛かってきた、 昨日は、別の家屋2棟の取り壊しを控え、業者を案内 して見積もりを頼んだ。 神聖な場 . . . 本文を読む

爆笑!

2012年11月26日 | 日記
私の交友録の中に特異なひとりの友がいる。 仮にAとしておく。 高校時代からタバコは大人並み、傍で見ていても それが様になって本当に旨そうだった。 その当時から単刀直入にモノを云う男で 初対面の頃は、何だこいつはと誤解される事が 多かった。 その時代は分からなかったが我々が高校を卒業 して後に彼の家柄をはじめ背景が分かってきた。 世間で言うお坊ちゃま、金持ちの息子だった のである、 それにし . . . 本文を読む

先輩!

2012年11月25日 | 日記
或る日の御前中、相談を受けた新築住宅を訪問した、 引渡し前の檜の香りが芳しい木造住宅。 土地家屋調査士A先生は先に到着して建築会社の C専務と打ち合わせ中だった。 道路に問題が有って完了検査までに至っていない、 先日のB社長の相談事で出向いたのである。 私にとって、今回の相談ごととは別に、ある感慨 を以って現場に向かった。 甦る事、42年前、若い2人の恋愛ごとに私は首を 突っ込んだ、男は私 . . . 本文を読む

姓名判断ブログ

2012年11月24日 | 日記
私は、一時期もっぱら姓名判断に凝った。 若いカップルはじめ、たくさんの人々の 運命を鑑定させてもらった。 勿論、素人に毛の生えた類であるが それでも、商売に引っ掛けて助言して来た。 運勢に対する私が出した結論は、 ある意味で怖いものであり、ある意味では ゲ-ム感覚で臨めば良いと言うものだった。 良い判断は、素直に喜んで励みにする、 悪い判断が出れば、全く気にしないで捨て置く、 気にする、気に . . . 本文を読む

糖尿病

2012年11月23日 | 日記
糖尿病 私の大親友がこの病気が元で亡くなった。 私にとっては憎んでも憎みきれない病である。 ところが彼は、酒が全く駄目で大の甘党だった、 「Uさん、今日 日赤に来たんよ !  会えるかな ?」 「Sちゃん! 行くよ !」 そして日赤の喫茶コ-ナ-で会うのが楽しみだった、 治療に来たというに、彼は甘いものを所望して口に 入れた。 自分の運命を知り、悟っていたのである。 常に明るさを失わず、笑顔 . . . 本文を読む

兄弟酒よ

2012年11月22日 | 日記
今日は、11日の行政書士試験が無事滞りなく終わったので、 会場を提供していただいたアイテムえひめさんにお邪魔した、 会場使用のお礼に伺ったのである。 N取締役はじめ、何かと相談に乗っていただいた担当者の Tさん、電話でいつも爽やかに応対願ったFさんへ 心から感謝の言葉を述べさせていただきました。 応接室は、和やかで爽やかな空気が充満した、 彼女達の接待を見て、親御さんの育て方の素晴らしさを 実 . . . 本文を読む

武と経

2012年11月21日 | 日記
昨日の事だった、「Uさん、元気ですか ?」  渋いが温かい聞き覚えの有る声だった、 ある相談が有るという。 今年も貴重な入場券をプレゼントして貰った、 そのお礼をまだ云っていなかった ? 遅まきながらお礼を伝えて侘びを言った。 爽やかな声が返ってきた、 「何を云うのですか? 気遣い無用ですよ!」 多忙なそのひとは、昔とは随分変わった、 人当たりの柔らかな紳士に変身していた。 内に秘めた闘志 . . . 本文を読む