陶邑春樹の環境問題blog

温暖化は人類最大の難問です

さて

2009-10-22 18:11:54 | Weblog

北朝鮮が自力でこの山火事を消せるのかと言えば、消せないでしょね。
自然沈下を待つしかないでしょう。
沈下してもすぐには影響ないでしょうね。
影響が出るとすれば来年春以降でしょうね。
大雨が降れば洪水は避けられない。
ただでさえ無謀な森林伐採を繰り返してきてますからね。
せっかく日本統治時代に半島全土で植林したのにその全ての財産を食いつぶしてきたのですから。
工業資本もだけどね。

写真は記事のが小さかったのでNASAのHPで直接いただいてきました。
風向きがこのままなら位置からして全土に飛び火する事はないでしょうね。
風が東風に変わればわからないけど。

北朝鮮で大火事? NASA衛星写真が捕捉
2009年10月22日(木)10:30

(聯合ニュース)
【ソウル22日聯合ニュース】北朝鮮東部で、山火事とみられる巨大な炎により煙が立ち昇っているようすが米航空宇宙局(NASA)の衛星写真に捉えられた。
 この写真は、NASAが15日に中分解能撮像分光放射計(MODIS)を利用して撮影したもので、原因不明の煙が北朝鮮東部地域の相当部分と日本海上までを覆っているのが見て取れる。煙は東に流れており、韓国側までは降りてきていない。また、煙の分布を見ると相当に大きな火事があったと推定されるが、これに対する北朝鮮の言及はない。
 政府消息筋は、山火事などさまざまな可能性を念頭に置いて分析中だと伝えた。

なんと

2009-10-21 23:44:10 | Weblog

こりあうぉっちんぐさんのブログがアクセス1000万を達成したそうです。
おめでとう御座います。
久しぶりに覗いてみたら大台です。
まあ、とにかく面白いですよ。
それに世のなかのことが良くわかっている人ですな。
非常に博識です。
頭いいですよ。

是非覗いてあげてください。

こりあうぉっちんぐ
http://tosi.iza.ne.jp/blog/

アホ発見2

2009-10-20 19:08:36 | Weblog

生意気にもアホが反論してきました。
この反論からわかるのはこの人はなにも知らないと言う事ですな。
反論は書きましたがまだ更新されておりませんので向こうの反論があってから詳しい反論をする予定です。
私の反論で色々検索して理解が深まっているようですので結構な事だと思います。
案外こういう人が危機を理解して活動までいかなくても個人的にエコ生活をしてもらえばいいと思うのですよね。

因みにこの人の書き様は非常に無礼ですよね。
これが没にならないのはやはりテレビ局側の考えと言うか方針に合致しているからなのでしょう。
景気が悪化して広告収入が減るのを心配しているからなのでしょうね。
大丈夫です、新しい産業や市場ができて必ず成長できますから。
でもテレビ自体が斜陽産業名のですから景気がよくなっても無理かな。
そう言えばニューヨークタイムズが首切りだそうです。
アメリカの朝日と揶揄される新聞ですからね、朝日もいつかこうなりますよ。
いくら宅配制度があっても団塊の世代が死ねばガタガタになるのは必定です。

全国紙で最初に潰れるのは朝日ではないかと。
過去の論調で今も批判が根強くあるのですからね。


Re:リサイクル、エコロジーの暴走の抑止 2009/10/19 (Mon) 15:44
  名前:M78 年齢:46歳 性別:男
  ジュラ紀(ジュラき、Jurassic period)は現在から約1億9500万年前にはじまり、約1億3500万年前まで続く地質時代である。
ジュラ紀は現在よりも暖かく、降水量も多く、湿度も高かった。そのため動物、植物はともに種類が増え、大型化していった。植物ではイチョウ、ソテツなどの裸子植物が大きく繁栄し、それまで植物が無かった内陸部まで生育範囲を広げていった。またジュラ紀の後半には被子植物も現れた。海洋ではアンモナイトや、プランクトンが繁栄し、地上では恐竜が多種多様な進化を遂げた。始祖鳥が現れたのもこの時代である。

三畳紀から白亜紀にかけては、あたたかい気候が続きました。中生代の平均気温は、22℃ほどあったと考えられています。ただし、ジュラ紀の終わりころには、一時的にすずしい気候になりました。すずしいといっても、平均気温でみると、16℃ほどの気温ですから、現代よりもあたたかかっな気候だったはずです。
 白亜紀には、年平均気温で、現在より10~15℃も高かったので、北極や南極近くにあった氷床はとけて、海水が増えました。そのために、海岸線が上がってきました。これを海進(かいしん)といいます。また、海進との関係はまだよくわかりませんが、白亜紀には3度にわたる海洋での酸欠の事件(1億1500万年前ころ、9300万年前ころ、8800万年前ころ)がおこりました。
 中生代には、あたたかく浅い海が広がっていたため、海の生物が増え、有機物が地層中にたくさんたまっていきました。これが、石油となりました。
 温暖化の原因は、超大陸が分かれるときにおこった火山活動にはげしくなったため、火山から出てきた二酸化炭素で温室効果をおこなってのではないかといわれています。しかし、まだ、よくわかっていません。

2006/6/1
「太古の研究」 
太古の北極の外気温の推定

朝日新聞は日米研究者の推計結果をつぎのように報じている。

「5500万年前 北極の海面は23度「亜熱帯」・約5500万年前の北極の海面温度は23度もあり、亜熱帯レベルの暖かさだったが、約4500万年前から氷におおわれ始めた――北極の激しい気候変動の歴史が、日米が始めた研究プロジェクト「統合国際深海掘削計画(IODP)」の調査によって明らかになった。1日発行の英科学誌ネイチャーに発表する。

約5500万年前は大気中の二酸化炭素濃度が上がり、温暖だったことが知られていた。グループは、微生物がつくる有機物が、温度によって変化することに注目。堆積物を詳細に解析し、海面温度は23度だったと推定した。現在の0度以下の海面より20度以上も上回っていたことになる。

始新世(ししんせい、Eocene)は地質時代の一つで、約5.500万年前から約3.800万年前までの期間。新生代の第二の時代。古第三紀の第二の世。
暁新世にやや低下した気温は始新世では再び温暖化に転じ、新生代では最も高温の時代になった。湿度も高かった。極地付近にも氷床はなく、ワニや有袋類の化石が出土している。
現存哺乳類のほとんどの目(もく)は始新世の初期には現れている。鯨偶蹄目・奇蹄目(ウマ目)などが発展し始めた。
温暖湿潤な気候のため森林が優勢で、草本類の分布はまだ限られていた。

恐竜の時代は暖かかった。哺乳類の時代にも気温の高い時代はあった。
恐竜は寒冷化によって滅亡した。哺乳類は氷河期を越え、暖かな時代も生き延びた。IPCCが予想する程度の温暖化で、危機が起きるのであれば、何千万年も前の生物はどうやって生き延びたのだろうか?

Re:リサイクル、エコロジーの暴走の抑止 2009/10/19 (Mon) 17:04
  名前:M78 年齢:46歳
  >当時日本に住んでいたご先祖さんは最大65万くらいです。
今、何人ですか、1億2千7百万ですよ。
65万なら5メートル高いところへ移ればすむのです。
殆ど人なんかいないのですからね。

今は土木工事ができるのですよ。うつる必要は一切ありません。
海面が上がって困るのは、都会が海岸沿いにあるからで、都市を作り直せばいいのです。日本は山だらけですから。それくらいで、人類は潰れません。

>当時の世界の人口は1億足らずです。
今、67億ですよ、土地を失くした者はどこへ行けばいいのですか。
どこへ行っても人が住んでいるのですよ。

そんなことはありません。人口過密の日本でも、山は過疎で苦しんでいます。
都会にしかすんだことがないようですね。

>先住民は人道的配慮で餓死を覚悟で食べ物を分けてくれるとでもお思いですか。

世界の人口密度はたいしたことはないですよ。わたしはアメリカに三年間出張しましたが、大都会から一歩出ると、うっそうたる森林です。土地はまだまだありますよ。IPCCは陸地が何%減るとほらを吹いているのですか?
それとも個人的な妄想ですか?

温暖化すれば、シベリアが肥沃な大地になるかもしれませんね。ロシアと仲良くして、移民でもしますか?そんな必要は一切ないですがね。

温暖化支持者はこんな妄想ばかりですよ。

《 人口密度 》
1km2当たり   1km2当たり
《 世界 2008 》  50人  《 日本 2008 》   341人
 アジア   128人    北海道    71人
 アフリカ    33人    東京  5695人
 ヨーロッパ   32人    
 北米    22人 モナコ 16830人
 南米    22人 バチカン  1873人
 オセアニア  4人   ホンコン  6427人
      シンガポール  6669人
      バングラデシュ   1120人
      韓国   486人
       
山や森、農地、砂漠なども含んだ数値で、
 世界平均の1km2に50人は、1人分の陸地が100m×200mになる。

2100年までの海面上昇量の予測は、IPCCの第3次報告書(2001)では最低9~88cm の上昇、第4次報告書(2007)では、最低18~59cmの上昇としている

5m上がるって、だれが言ってるの?

BC4000年頃が海面の高さがピークに達し、この時には現在よりも数メートル海面は高かった。これはBC2500年頃まで続いた。日本では縄文時代の頃で現在より4メートル高かったという調査がある。

日本の大きさが縄文時代に戻るんでしょうね。何%減るの?

┗ Re:リサイクル、エコロジーの暴走の抑止 2009/10/19 (Mon) 18:01
  名前:M78 年齢:46歳 性別:男
  これまで、大西洋南部ではハリケーンは発生しないとされていた。しかし2004年、ブラジル沖でハリケーンらしきものが発生した。大西洋南部は世界に5カ所ある熱帯低気圧の国際監視・予報センターのいずれも監視していない海域であり、正式名称もついていない。ただし地元ブラジルのマスコミが上陸地の名前をとって「カタリーナ(Catarina)」と呼び、この名前が一般的に使われるようになった。

温暖化が進んでいるなら、毎年、少なくとも2年に一回は、ブラジルにハリケーンが来るはずだが、、、、、2004以来起きていないとはどういうこと?
2004年は太平洋でも台風が10個も日本を襲った年という事だから、特別に海水温が高かった年なのでは?

温暖化のピークが過ぎたってこと?(藁)

リサイクル、エコロジーの暴走の抑止
http://www.ytv.co.jp/takajin/bbs/bbs_res.php?bbs=BBS5&thread=72

へーーーーーーっ

2009-10-19 20:55:55 | Weblog

トンカスってご存知か。
朝鮮語で豚カツのことなんですね。
何故、トンカスなのかといえば朝鮮語に「TSU」が存在しないからなのです。
もともと文字は言語に合わせて生まれたものですから、存在しない語彙を表記する文字は無いのですね。
ですから朝鮮文字にも「TSU」に当たるものはないのです。
表音出来ない文字が世界のアルファベットって、あなた。

頭おかしいんですか。
それとも金か弱みでも。 
日本語では明治時代に新しく文字を作ったことがあります。
例えば楽器のバイオリンです。
正確にはヴァイオリンですから新しく「ウ」に点々を付けて「ヴァ」にしたのですね。
ですから「V]で始まるのは「ヴァ」で表記します。
今は殆ど使われないけどね。

ついでですから書きますけど、ビタミンは正しくはヴァイタミンです。
英語の正しい発音もヴァイタミンです。
これもついでだから書きますけど、「パパ」「ママ」は中国語です。
英語だと思っている人が多いので書きました。


【韓国】 「ハングルより優れた文字は世界に存在しない。世界のアルファベットだ」米言語学者ラムジー教授★3[10/07]

http://img.hani.co.kr/imgdb/resize/2009/1008/1254909408_6000325218_20091008.JPG
▲ロバート・ラムジー(メリーランド大)教授

「ハングルより優れた文字は世界にありません。世界のアルファベットです。」米国の言語学者ロ
バート・ラムジー(写真・メリーランド大)教授が6日ワシントンDC駐米韓国大使館コーラスハウスで
開かれたハングルの日563周年記念特別講演でハングル礼賛論を展開した。

「なぜ私たちはハングルの日を記念するのか」という題名のこの日の講演で彼は「ハングルは声と
文が互いに体系的な連係性を持った科学的な文字」としながら「ハングルはどの文字でも探すこと
ができない偉大な成就であり記念碑的事件」と評価した。

ラムジー教授は「ハングルは韓国の高い文化水準を見せる象徴でもあるが、一つの国を跳び越え
る意味があるという点で世界への贈り物でもある」と述べた。例えば、ハングルの子音の‘キオッ’、
‘ニウン’、‘ティグッ’等は実際の発声器官の形をそのまままねて声と文が関連性を持っているが
英語アルファベットで‘t’と‘d’は発音上どのような関連があるか推察するための端緒がないと説
明した。

彼は「女性まで含むすべての民が文を悟らなければならないという世宗大王(セジョンデワン)の
普遍主義的時代精神は今から見れば当然だが、当時の支配階級の目には時代錯誤的で危険な
ことだった」としてハングルの人本主義精神を強調した。

だがラムジー教授はハングルの国際化は政治的な意味が含まれており、決して簡単に接近でき
ない問題と指摘して、「ハングルは中国語を表記するのに最も効率的なので中国人が簡単に学ん
で使えるが、中国は民族的自尊心と同じ政治的な理由でそうはしないだろう」と説明した。

メリーランド大で20余年の間、韓国語を教えて毎年ハングルの日には特別な記念式を行ってきた
彼は「ハングルの日は秋夕(チュソク)より大きな記念日にすべきだ」と力説した。

ラムジー教授は延世(ヨンセ)大とソウル大大学院で15~16世紀慶尚道(キョンサンド)・咸鏡道
(ハムギョンド)の話を集中研究し、コロンビア大学でも10年間、韓国語講座を開いていた。

ソース:ハンギョレ新聞 (韓国語) 「ハングルは世界のアルファベット資格充分」米言語学者ロバートラムジー
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/380722.html

関連記事:[社説]世界最高のアルファベット、ハングル美しく使用しよう
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2009100995018

関連スレ:【NOW!ソウル】10月9日は「ハングルの日」![10/12]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1255329813/
【韓国】 92%の大学生「ハングルの使用は難しい」~特に「正書法」が分からない★2[10/10]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1255302443/
【韓国】 世宗大王のハングル創製に「盗作」疑惑?~「パスパ文字」の影響受けたが字形は独創的[10/10]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1255307030/

でも気温は上がってるんでしょ

2009-10-19 01:12:47 | Weblog
武田さんの記事ですけどよく読むとこの先生の話もある意味印象操作ではないかと。
ガーディアンの記事には間違いなく気温が上がってきていると書いてますからね。
ただ中層対流圏で気温の上昇が無いと言うのは初めて聞きましたね。
これは調べる価値があるようです。
しかし、では何故氷河が後退しているのかですよね。
世界で氷河の後退は確認されていますから気温が上昇していないはずは無いですが。
さてどう言う事か。
で、よく見ると先生の示した基礎知識の資料でもわずかに気温は上昇しているのではないでしょうかね。
二酸化炭素は間違いなくわずかではあっても上昇していますし気温の変動は多いけどもこれも良く見ると上がってきているように思うのですが、皆さんどう思いますか。


分かりにくいだろうな・・・

2009年10月17日,ネットをなにげなく見ていたら,次のような記事が出ていた.
「17日、地球温暖化の影響でヒマラヤ山脈に存在する氷河の融解が加速し、エベレストではこれまで見かけられなかったハエが確認されたという」
ニュース・ソースはイギリス紙・ガーディアンで,有名な新聞である。
普通の日本人なら,このニュースを「CO2による地球温暖化でヒマラヤが温暖化している」と思うだろう。それが普通だ.
でも,私は4000メートルから5000メートル上空の気温に変化がないという1979年からのNASAのデータを知っているので,「ほう,人工衛星の測定データが間違っているのか,それともヒマラヤの特別なことなのかな?」と思った.
・・・・・・・・・
まずは基礎的な常識.


上のグラフ1979年から1999年までの20年間の中層対流圏の気温の変化だ.
CO2の濃度を示すグラフの上の方の線はCO2で,わずかに上がっているが,ギザギザした線は温度で1997年以外はほとんど変化が無い事が知られている.
一般の人が知らないことで,専門家の間では常識というのは普通にあることだが,ヒマラヤのような中層対流圏の気温が変化していないことは良く知られている。
・・・・・・・・・
それなのになぜ?と思ってガーディアンを英語で読んでみた.そうすると記事の印象はまったく違う。
次のような内容だった.
「かなり前からヒマラヤは気温が上がってきて,氷が融け始めている。でもハエが飛んでいたのにはビックリした」
地球規模の温暖化がヒマラヤの気温があがり,それでハエが飛んでいたなどという「因果関係」が書いてあるところは見あたらない。
日本人の翻訳者の創造物だ.その方が記事としても売れるのだろう。
記事を書いて他人に情報を流す人は「情報伝達の専門家」で,それでお金をもらっているはずだ.その人がこんな誤報を流すとは,NHKなみだ.
・・・・・・・・・
ガーディアンの記事には,日本で言う「地球温暖化」とヒマラヤの関係は書いていない.そしてもし何らかの記述があっても,ハエとヒマラヤの気温の関係,ヒマラヤの気温と地球温暖化の関係についての合理的な記事でなければ「いかがわしい記事だ」ということを付け加えておかなければならないだろう.
日本人の翻訳者とかマスコミの人は「事実」を大切にしようとか,「情報は厳密に伝えよう」という気持ちをすっかり失ってしまったのかも知れない.
それに翻弄される日本人が可哀相になる.
(平成21年10月18日(日))

武田邦彦

http://takedanet.com/2009/10/post_73d0.html

数日前に

2009-10-18 18:43:55 | Weblog
軍事評論家の江畑謙介さんがお亡くなりになりました。
江畑さんの核に対する認識について以前発表されたものを当時から持っておりますのでここに掲載いたします。

謹んで江畑さんのご冥福をお祈りいたします。

核に無知な日本人に贈る基礎知識 =江畑謙介 [中央公論]
http://www.asyura2.com/0610/war86/msg/915.html
投稿者 white 日時 2006 年 12 月 15 日 17:08:41: QYBiAyr6jr5Ac

□核に無知な日本人に贈る基礎知識 =江畑謙介 [中央公論]

▽核に無知な日本人に贈る基礎知識 =江畑謙介(その1)

 http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20061215-01-0501.html

2006年12月15日
核に無知な日本人に贈る基礎知識 =江畑謙介(その1)
ルールは変わった。日本は否応なしに核ゲームの中に放り込まれた。持つ、持たないにかかわらず、独自の核兵器研究がなければ、有効な対策を打ち出すことはできない

ルビコン川を越えた北朝鮮
 平壌が核実験を行い、それを世界に宣言したことで、北朝鮮の核兵器保有を巡る外交、安全保障(軍事)の環境は、これまでと全く異なる次元の領域に突入した。
 外交分野では六ヵ国協議の(表向きの)目的が違ってくる。六ヵ国協議は元来、北朝鮮に核兵器を持たせないためのものであり、プルトニウム生産の効率が悪い軽水炉を提供するなどの方策が採られてきた。だが北朝鮮が核兵器を持ったとなれば、以後は(同協議が存続するとして)核兵器を放棄させ、それが明確に検証できる手段の構築を図っていかねばならない。だが、正直言って、その実現性は小さい。
 安全保障・軍事の面では今後、平壌が核兵器を使用する可能性の下にすべてを考えねばならなくなる。北朝鮮が核実験を宣言し、それを行った点が重要で、実験が失敗したか否かは大きな問題ではない。
 北朝鮮が既に核兵器を持っているのではという疑惑は、以前から安全保障・軍事関係者の間では囁かれてきた。一九九八年のパキスタン連続核実験の際に、北朝鮮が自国製の「核爆発装置」の実験を行ったのではという疑念がある。この実験の成否に関しては議論があるのだが、パキスタンは今後しばらくは核実験を行わないだろうから、北朝鮮は、もうパキスタンでの実験はできない。
 パキスタンもインドも、短期間に一連の爆発実験を行って実質的核保有国としての地位を世界に認めさせ、各種爆発方式の確認やシミュレーションによる改良、核弾頭の維持管理などに必要な最小限のデータを取得して、後は国際社会の非難が収まるのを待つという目的での実験だったと推測されるからである。
 したがって、北朝鮮は自国内で核実験を行わねばならず、実験の開始は技術的に非常に大きな意味を持つ。たとえ国内初の核実験が設計どおりの核爆発を起こさなかった、つまり失敗したとしても、原因を推測し、改良を加えていけば、いつかは必ず成功する。技術とはそういうもので、設計だけ理論計算だけで、実験をしなければ、果たして本当に目的どおりに作動するのか、予定の性能を発揮するのか分からない。そんなものは実用には供しえない。そのため周辺国は脅威と感じず、平壌が意図する「核抑止力」は発揮しない。 
 核爆発装置(爆弾、弾頭)にはいろいろな方式がある。どれが自国の軍事的要求に最も適しているか(所期の性能を発揮するか)を調べるには、実際に爆発させてみないと分からない。
 コンピュータ・シミュレーションで、と簡単に言うが、シミュレーションには相当な量の現実データの蓄積(データベース)が必要とされる。北朝鮮にデータを提供してくれる国があるとは思えない。だが、実験を繰り返せばデータは取れるし、各種の爆発方式の実用化もできる。弾道ミサイルに搭載できる小型軽量型もいつかは完成する。
 平壌はそれぞれの実験に当たっては、外交上、最も効果的と考えられる機会を狙って行うだろう。北朝鮮が現在どのくらいのプルトニウムや濃縮ウランを保有しているか分からないが、兵器級(高純度、高濃縮度)核分裂物質がある限り実験を行える。核分裂物質をどれだけ持っているかを世界が知らないという現実は北朝鮮にとっては好都合で、実際は使い切っていても、実戦用の核兵器を持っているのではという疑惑を拭いきれない。それは北朝鮮が実質的に核兵器保有国であることを意味する。

時間は北朝鮮の味方
 ここから今後の世界は、北朝鮮を核兵器保有国であるとして(彼らはそれを使う可能性があるとして)付き合って行かねばならない。「北朝鮮は遠からず崩壊する」と予言する人も少なくない。「崩壊論」はもう二〇年以上前から言われてきているのだが、具体的にどんな形で「崩壊」が起こるのか、現実的で具体的なシナリオを提示できる人は誰もいない。金正日一族の国外逃亡、軍によるクーデター、国民の反体制蜂起(革命)、いろいろなシナリオは考えられても、どの可能性が高いかとなると誰にも分からない。
 飢饉・食糧不足により、一〇〇万とも三〇〇万とも推測されている数の国民(北朝鮮の人口は二二七〇万)が餓死しても体制は揺るがなかった。軍は「先軍主義」で物と金を最優先してくれる限り、金体制を戴いている方が得である。経済制裁などで物と金が回ってこなくなったとしても、クーデターで政権を取ったところで、飢えた二三〇〇万人の人民を食べさせていく責任がのし掛かってくる。その人民はこれまで一三パーセントが餓死しても、政権に対して暴動を起こすことはしなかった。金正日総書記・国防委員長の後継が誰になるか分からないが、金体制は今後も継続する可能性が高いと考えるのが現実的であろう。
 北朝鮮の周辺諸国も、どんな経緯にせよ、北朝鮮が崩壊しては困る。大量の難民が押し寄せる可能性だけではなく、中国は米国の息のかかった統一朝鮮(米国経済圏に入らなければ生き残れない)の民主主義体制と川一本で接することになる。ロシアは日本と統一朝鮮で太平洋への出口を完全に塞がれる。韓国は飢えた(大変な経済格差がある)同胞を抱え込むことになる。これらの周辺国が北朝鮮の崩壊を恐れる理由は理解できる。
 結局、少なくとも安全保障の見地からは、北朝鮮は核兵器保有国として存在し続けるとして対応戦略を考えねばならない。一方、体制の崩壊さえなければ、時間は北朝鮮に味方する。時間が経てばプルトニウムの量は確実に増える。二〇〇三年に建設を再開したと推測される寧辺の熱出力二〇〇メガワット黒鉛減速炉が完成すれば(早ければ今年か来年早々)、年間四〇~五五キログラムのプルトニウムが生まれる。核爆発を起こすために最小限必要とされる量をIAEA(国際原子力機関)がいう六~九キログラムとするなら、毎年四~九発分のプルトニウムが生産され、八〇年代末から稼働している二五メガワット実験炉と同様に一回の核燃料での運転期間を二年とすると、二年ごとに核爆弾(弾頭)八~一八発分のプルトニウムが得られる計算になる。実験炉での生産分を加えると、二年で一二~二四発分程度の生産が可能になる。
 さらに、北朝鮮はウラン濃縮を行っていると認めている。
 核の闇市場を作ったパキスタンのカーン博士は、九〇年代後半から北朝鮮にウラン濃縮技術を提供したと発言した。北朝鮮が現在どの程度の濃縮を行っているのかは分からない。原子炉と違ってウラン濃縮は地下やトンネル施設でもできるので、どこで行われているのかということすら分からない。カーン博士の言葉を信じるなら、既に一〇年以上経過しているから、相当量の濃縮が行われていても不思議ではない。ウラン濃縮技術も時間が経てば、いずれは実用化できる。
 つまり、時間は北朝鮮に有利である。核爆弾、核弾頭を五〇発も持っていると推測される状況になったなら、北朝鮮は押しも押されもせぬ核保有国である(と世界は認めざるを得ない)。イスラエルは一〇〇~二〇〇発の核兵器(爆弾、弾頭)を保有していると推測され、その運搬手段(航空機、弾道ミサイル、巡航ミサイル)も持っているため、イランを除けば、イスラエルを攻撃して「地図の上から抹消」しようと考える周辺諸国はなくなってしまった。
 
(その2)へ続く


▽核に無知な日本人に贈る基礎知識 =江畑謙介(その2)

 http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20061215-02-0501.html

2006年12月15日
核に無知な日本人に贈る基礎知識 =江畑謙介(その2)

弾道ミサイル防衛と米国の核の傘の信頼度
「核兵器保有国」北朝鮮とは正規の外交関係がなく、それどころか拉致問題を始めとしてほとんど敵対的な関係にある日本には、安全保障上どのような選択肢があるのだろうか。 
 幸いにも北朝鮮の空軍力は極めて旧式で、また空中給油能力もないから、核爆弾を抱えた北朝鮮空軍機による脅威はほとんどない。もちろん、片道特攻の奇襲攻撃なら一回は成功する可能性があるが、反復攻撃はできない。航空自衛隊が警戒態勢を敷けば、まずその防空網は突破できないだろう。貨物船などに搭載して港で爆発させるという方法は、成功しても被害はほぼその港だけに限定されるから、軍事戦略的な効果は少ない。現在のように北朝鮮からの船の入港を禁止しているなら、この方法は実施できなくなる。
 北朝鮮の核攻撃手段で最も効果的、それゆえ日本にとって怖いのは弾道ミサイルである。現時点で北朝鮮の核兵器が、弾道ミサイルに搭載できるほどの大きさと重さであるかについては、それを推測する手がかりが全くないが、前述のように実験を繰り返していけば、いつかは必ず小型軽量型が開発できる。日本を射程に収める北朝鮮の弾道ミサイルが、まともに飛ぶ信頼性の高いものである事実は、七月五日の発射で実証された。命中精度は分からないが、核弾頭なら高い命中精度である必要はない。
 北朝鮮が(日本にも届くような)巡航ミサイルの開発を進めているのではという推測はあるが、巡航ミサイルをまともに飛ばすためにはスカッドやノドンとは比較にならない高い技術が必要で、それを北朝鮮が実用化できる可能性は「当面」ない(要するに、時間の尺度の問題であるが)。
 弾道ミサイルの脅威に対抗する「防衛的手段」には、現在のところ米国が開発している(一部日米共同で研究開発が行われている)弾道ミサイル防衛(BMD)システムしかない。非常な高速で落下してくる小さな(核)弾頭を「無力化する」というのは大変に難しい技術であり、また高額の経費がかかるのだが、これ以外に方法がないという現実は重い。核兵器の技術と同じで、BMDも開発と実験を繰り返していけば、必ず迎撃率(防衛効率)は改善されていく。実際、最近、米国のBMD実験は「よく当たる」ようになった。 
 高価な点を批判する声もあるが、その批判は、ではBMD以外により安価で効果的で、国民が北朝鮮の核ミサイルに怯えずに済むどんな方法があるのかを提示していない。将来には弾道ミサイル迎撃の方法として、現在の迎撃ミサイルに頼る方法に加えて、地上や航空機、あるいは衛星から発射する強力なレーザーなどの新しい技術も実用化される可能性があるが、そのとき初めて、どれが最も効果的なのか、「費用対効果」を論じる余地が生まれる。
 とはいえ、現在のBMDでは心もとない。航空機による片道攻撃でも、たとえ一回でも成功すれば日本の都市一つが消えることになり、その打撃は計り知れない。港で貨物船が核爆発を起こしても港湾都市一つが消えてしまう。そんな被害に日本は耐えられない、一発でも日本で核兵器が爆発しないような方策を講じなければならない、と考える人もあるだろう。
 実は他国にこう思ってくれる人がいるだけで、北朝鮮としては核兵器を持つ意味があるのだが、国民に「核攻撃の恐怖」を無視せよというのもまた無理な話である。
 そこで、日本も核兵器を保有して相手(北朝鮮)と同じ力を持ち、攻撃してきたらやり返すという状態を作り出して、相手に核攻撃をさせないという「核抑止論」が生まれる。重要なのは、「相手が核攻撃を思いとどまる」という点であって、一発でも日本で核兵器が爆発してしまえば、元も子もない。ここから、「核抑止は機能するか」という問題が生まれてくる。
 日本はこれまで(核兵器廃絶を謳いながら)米国の核抑止力、すなわち「核の傘」に依存してきた。日本に核攻撃があったら、米国が攻撃してきた相手に報復の核攻撃を加えてくれるという(言葉による)保障で、日本に対して核攻撃をしようとする国が現れない(だろう)とする理論である。十月十八日に来日したライス米国務長官は、日本政府首脳に対して米国の核の傘による抑止力が依然有効であると保証した。しかし、北朝鮮が本当に米国による核攻撃(の可能性)を恐れて、日本に核の脅しをかけてこないものか、もちろん、誰にも断言はできない。
 東京に核弾頭が落ちてくれば、確実に日本の政治・経済体制は破壊されて機能しなくなるが、北朝鮮は国家主要幹部が退避できる地下施設を持っていると推測される。おびただしい地下施設、トンネルの存在がそれを裏付ける。さらに日本の都市が一つ消えたとして、それで米国はロサンゼルスが消えるのを覚悟で北朝鮮に核攻撃をするだろうかという点には、常に一抹の疑念が残る。日本がいくら核兵器を持ちませんと公言しても、米国を始めとする世界が「日本の核武装疑惑」を払拭できないのと同じことである。冷戦時代、欧州NATO(北大西洋条約機構)加盟国では常にこの疑問が提起されていた。
 確かに一九五〇~八〇年代には、米ソの間で熱い戦争は起こらなかった。だが、それは米ソ両国が互いに突きつけていた膨大な核兵器の破壊力による恐怖のためであったのかについては、つまり、核抑止力が本当に機能していたのかについては、未だに議論がある。特に北朝鮮のように、これまで、国際常識を逸脱した言動を繰り返してきた国が、核抑止力を「尊重するか」については不確実性が大きい。
 
(その3)へ続く


▽核に無知な日本人に贈る基礎知識 =江畑謙介(その3)

 http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20061215-03-0501.html

2006年12月15日
核に無知な日本人に贈る基礎知識 =江畑謙介(その3)

日本独自の核・非核抑止手段の現実性
 その不確実性があっても日本独自の核兵器を持つべきだとする考え方もある。技術的には日本は核兵器を短時間で持てる可能性が大きい。核爆発(核分裂型の原爆と、原爆の高温を利用して核融合を起こさせる水爆とがある)の原理や構造はかなり公開されているので、それを実際のものにするには大きな障害はない(小型化や効率を高めるにはいろいろな工夫が必要になるが)。核分裂物質のプルトニウム239やウラン235は既に日本にあるし、核兵器に使うために純度や濃縮度を高めるのはそれほど難しいものではない。その施設は既に日本にある。その気になれば半年もあれば造れるという推測は誇張ではないだろう。
 しかし、物理的障害や政治的な問題もある。技術的な詳しい説明は省略するが、広島に落とされた原爆の起爆方式(ガン・バレル=砲身型)はウランしか使えず、しかも大量に必要で、小型化も難しいから、爆弾にせよミサイルの弾頭にせよ起爆方式にはあまり適さない(核砲弾のような例外はあるが)。小型軽量化や核分裂物質の効率的利用を狙うなら、長崎に使われた原爆の起爆方式(インプロージョン=爆縮型)にするのが一般的である。
 ところがこの方式はかなり複雑で、理論計算から実際の製造技術など不確実要素が多い。そこで爆発実験をしてみないと、実際に核分裂の連鎖反応(核爆発)が起こるのか、所期の爆発力が得られるのか、などが分からないのだが、日本には核実験ができる場所がない。これだけ活断層だらけの日本で、国民に不安を与えずに核実験を行える場所があるだろうか。
 政治的には、日本が核武装に走れば、少なくとも近い将来の話で言えば、日本は世界に背を向けることになる。米国が日本の核武装を許さないのは明白である。核兵器を造ろうとするなら日本はNPT(核拡散防止条約)から脱退し、IAEAによる保障措置(核の不正利用監視査察制度)を拒絶する必要がある。北朝鮮やイラクのフセイン政権が行ったのと同じことをせねばならない。それで一億三〇〇〇万人の国民の生活を保障できるだろうか。日本が核兵器を保有できるのは、世界の多くの国々がほとんど「当たり前の兵器」として核兵器を保有するような状態になった時だろう。そうなれば、フランスやイギリスのように、海外に「核実験場」を求めることができるかもしれない。
 では、核兵器ではなく通常兵器で北朝鮮に一矢報いる方法はないだろうか。北朝鮮のミサイル連続発射時にも出た議論である。これには北朝鮮の(核)ミサイルに対するものと、それ以外の政治中枢や軍事施設、経済インフラなどに対する攻撃とがある。
 北朝鮮の核ミサイルに対する(それが発射される前の)攻撃がいかに困難であるかについては、以前に本誌(本年九月号)で解説したので省略する。結論だけを書けば、北朝鮮の核ミサイルを発射前に破壊するのは不可能に近いどころか、発射準備すら探知するのは難しい。
 核ミサイル以外の目標に対する攻撃では、北朝鮮に「それだけの被害を受けたら、とても日本に対する核攻撃は引き合わない」と思わせるだけの打撃を与えられるものでなければならない。東京が消されたからといって、平壌の金日成像を破壊するだけでは、単に少し溜飲を下げるだけで、本来の目的である「抑止力」は発揮されない。通常兵器(弾頭)で、北朝鮮の軍事施設や経済インフラに大きな打撃を与えるには膨大な数(のミサイルや爆弾)が必要になる。第二次世界大戦末期、ドイツはイギリスに一〇五〇発のV2弾道ミサイルを撃ち込んだが、その通常型一トン弾頭で命を落とした人数は、たかだか五〇〇〇人でしかなかった。
 北朝鮮の政治や戦闘指揮中枢(司令部機構)を狙って攻撃するという方法は、高度のインテリジェンス能力と先制攻撃が必要になる。指揮中枢の人間がそこにいるという情報をリアルタイムで掴み、相手に逃げられないように奇襲的に、すなわち先制的に攻撃せねばならない。事態が緊迫化してしまってからでは、北朝鮮の政治、軍事の要人は地下司令部に退避してしまうだろう。そうなると核兵器を使わない限り、通常弾頭ではどうやっても破壊できない。
 それ以前の話として、その「秘密の地下司令部」の位置を正確に把握し、そこに目標の要人がいるという事実を確実に把握できなければならない。

日本は核兵器の研究を
 結局、世界が北朝鮮に核兵器を放棄させることが(経済制裁にせよ軍事制裁にせよ)できないのであれば、日本は核兵器を持つ北朝鮮と共存していくことを覚悟せねばならない。予見できる将来、そのための方策は弾道ミサイル(将来は巡航ミサイル)防衛態勢を固め、その何パーセントかの迎撃可能性に期待するしか方策がないように思われる。
 北朝鮮が核兵器放棄に応じたなら、完全に核兵器開発能力がなくなったことが確認できなければならない。この分野で日本は本来なら主導的役割を果たすべきなのだが、その知識、能力は日本にはない。日本は「唯一の被爆国」として核廃絶を世界に謳いながら、核兵器そのものに対する研究を全く忌避してきた。そのため核廃絶の現実的で具体的な方策を提示できず、ただ「世界に核廃絶を訴える」精神論しか持ちえなかった。核兵器とはどんなもので、どんな技術が必要で、どうして核実験が必要で、どんな証拠が得られるなら、どんな核兵器が使用されて、どのような威力であったのかなどが全く分からない。
 北朝鮮の最初の核爆発の直後から、米国だけでなく日本も大気サンプルをとって、その塵から核爆発によって生じる特有の物質の検出をしようとした。ところが米国はその証拠を捉えたが、日本は検出できなかった。核爆発が小さくて失敗に終わったから大気中に漏れ出した放射性同位元素の量も少なくて捕捉できなかったと言えなくもないが、米国ができて日本ができないという理由としては説得力が小さい。日本には核実験を行った時にどのような物質が生まれ、どんな物質がどれだけの割合で検出されたら、どのような形の(設計の)核爆発装置だったのかを推定する知識がほとんどない。
 こうした知識には、実際に核実験を行った国でなければ得られないものもあるが、公開されている「核実験の常識」も多い。日本は、そのような知識どころか、前述の広島型起爆方式はウランしか使えない、長崎型起爆方式はプルトニウムもウランも使えるという基本的知識すらない政府、マスコミ関係者が多い。
 核拡散防止のために主要先進国(大量破壊兵器関連技術移転管理機構:NSG)は、核兵器開発に応用できる材料や技術(たとえば三次元精密測定装置や周波数測定器など)の移転(輸出)を規制している。
 NSGの会合で核兵器保有国は、たとえば、これまで一〇ミクロン以下の加工精度を持つ工作機械の輸出を規制してきた。が、今度は七ミクロン以下にしようと提案があっても、どうして一〇ミクロンはよくて七ミクロンはだめなのか、核兵器を造っていない日本のような国には分からないから、それに従うしかない。うがって考えれば、世界市場を席巻している日本の工作機械の輸出を制限するための理由付けにされているのでは、という疑問も生じる。
 実際に核兵器開発と核実験を行わずに、核兵器開発生産に必要な技術や情報を完全に得ることはできないが、公刊資料だけでも相当な情報が得られる。研究をオープンな形で行えば、世界の疑惑、懸念を招かずに済むであろう。何らかの現実的で具体的な政策を打ち出すためには、まずその問題についての知識がなければならない。
 前述の日本核武装論についても、一体どれだけ現実を踏まえた議論が国会やメディア上で行われてきたか。ただ核兵器はいかん、議論することすらだめだ、知識を持つのも悪だ、というのがこれまでの日本の姿勢ではなかったか。それはあたかもダチョウが地面の穴に首を突っ込んで、ただひたすら厄災が通り過ぎるのを待つかのごとき状況である。有事法制もそれを定めなければ日本が非常事態にならないかのような反対論が展開された。日本が本当に核廃絶を望むなら、核兵器の実体を研究し、現実的で具体的な方策を世界に提示すべきだろう。
 
(えばたけんすけ=拓殖大学海外事情研究所客員教授、軍事評論家)

アホ発見

2009-10-17 10:32:45 | Weblog
たかじん委員会に「リサイクル、エコロジーの暴走の抑止」なるスレッドがあります。
このスレッドの掲載を認めた時点でこの番組の立ち居地がわかると言うものでしょう。
何度温暖化スレを立てようとしても全て没にしたことから見てもこの番組が温暖化対策に反対なのがわかります。

こちらのスレにM78なるアホを発見いたしました。
http://www.ytv.co.jp/takajin/bbs/bbs_res.php?bbs=BBS5&thread=72
このアホの書きようで没にならないことでも番組、否テレビ局が温暖化を否定しているのは明らかです。
では何故反対かと言えば温暖化対策で景気が悪くなって自社の経営が悪くなると思っているからでしょうね。

そもそも、テレビ自体が斜陽産業になっているいるのですからある意味当然か。

まあ、読んでいただければわかるのですが、このアホに長文の反論を書きましたが名前を入れるのを忘れて消えてしまいました。
かなりの長文でしたので気力が失せてしまいました。
まだ更新されておりませんが、短い反論を書いております。
このアホをやっつけるのは簡単ですが、問題は気力ですな。
簡単と言ってもなんせアホですから理解させるのには手間がかかりそうですが。

因みにこのあほが何とかいているかといいますと。
「6000年前に危険な温暖化があったのに、人類の危機がなかったのはどういうことでしょうか?ノアの洪水がそうだという落ちでしょうかね?あっはっはあ」
だそうです。

人口が違うのだと言う事になぜ気が付かないのでしょうかね、まあ、アホだから気づくはずもなしか。
日本では200倍、世界では70倍にも人口は増えているのです。
そもそも時間的にも徐々に進んだのであって50年とか100年とかでそうなったのではないのですが、そのことが分かっていない。

昔の写真見てみます

2009-10-16 00:48:37 | Weblog

崇礼門は俗称南大門と言います。
勿論宮廷の南になるからなのです。
イザベラ・バードによれば王宮の周りも同じく不潔だと言っていますよ。
因みに最初の画像は東大門です、最後の画像は日本統治時代の南大門です。
画像画像画像画像画像画像


【韓国】崇礼門のそばにごみ集荷場を建設するなんて…ネチズンたちが反発[10/15]

(写真)火災当時の崇礼門
http://wstatic.dcinside.com/new/a_new/ahh/20090921/jh031005-.jpg

ソウル市と中区(チュング)が、火災で消失して復元中である国宝1号崇礼門のそばに地下ゴミ集荷場を設置する計画に対して、反対する声があがっている。

ソウル市中区は、"ソウル市とともに集荷場建設予定敷地で発掘調査をした結果、文化財や過去の城郭遺跡が出てこなかった点を確認した"として、
"まもなく着工ができるという内容の調査報告書を文化財庁に送る計画"だとと、11日に明らかにした。

ソウル市のごみ集荷場建設を予定している敷地は、崇礼門から約40m程度離れた南大門市場の前の空地で、以前から市場の商人らが捨てた生ゴミと排水などの影響で、
美観的な問題が出ていただけでなく、悪臭も激しかった。だからこそ、“ここに地下7m深さの集荷場を作って、環境を改善する効果とともに地上には崇礼門と
交わる市民広場を作る”という計画だ。

また、集荷場建設は文化財庁が発掘調査を条件に既に許可された状態で、特段の事情がない限り、今月17~19日頃工事が始まるというのが関係者たちの話だ。

しかしネチズンらは、‘国宝1号が焼失したのもくやしくて残念だが、そのそばに、ごみ集荷場を作るというのだから本当にあきれる発想’としながら、
‘すぐ目の前に見える市場の商人らの利便性より、我々の歴史と民族の魂がさらに重要なことではないのか’、‘このような考えで文化財を扱うのでは、
国宝1号が焼失したことに対する言葉も出ない’と反発した。一部のネチズンらは、‘いっそのこと、国会議事堂のそばにごみ場を作ればいい’と皮肉ったりもした。

市民団体らはまた、“地下集荷場だとしても、ゴミ投入口と大型エレベータが地上に現れるのは確実だ”として、“このような施設の建設を許可した
文化財庁の決定を理解することはできない”と反対している。

近隣の商人らさえ、“該当空間を文化空間で開発すると約束したのに、ゴミ集荷場の建設は区の一方的な決定”とし、“建築法45条に定められた
‘利害関係者の同意’を受けておらず、法律上の問題がある”と抗議している。


DCニュース(韓国語)
http://www.dcnews.in/news_list.php?code=ahh&id=457899

へーーーーっ

2009-10-15 18:45:16 | Weblog

このニュースは前にも韓国の新聞にでましたよね。
生まれて育ったと言う以外には何もない。
そもそも半分は日本人の血であり朝鮮の血は全く入っていないのだから、日本人が優秀だと言いたいのか。
ありがとう。
道ですれ違って袖が触れても手柄にされそうですね。

そう言えばバルセロナオリンピックの時に男子マラソンで韓国人選手が日本人選手を抑えて優勝した時の熱狂は異常と言うほかなかった。
優勝したのも熱狂的だが日本人選手を抑えての優勝だから凄まじい。

デモね、韓国もノミネートされていますよ、一人だけど。
さて、この人物が朝鮮人かどうかはわかりませんけどね。
http://nobelprize.org/nomination/medicine/country.html

【米国】韓国出生者ノーベル賞受けていた・・・1987年ノーベル化学賞受賞故チャールズ・ペダーセン博士[10/13]

韓国出生者ノーベル賞受けていた・・・1987年ノーベル化学賞受賞故チャールズ・ペダーセン博士[LA中央日報]
満8才まで韓国で成長…自叙伝に詳細に記述

http://www.koreadaily.com/_data/article_img/2009/10/13/212053781.jpg

オバマ大統領のノーベル平和賞受賞でノーベル賞に対する論議が高まる中で故金大中(キム・デジュン)
元大統領に先立ち韓国生まれの受賞者がいたことが遅れて明らかになって関心を引いている。

話題の主人公は1904年釜山(プサン)で出生した故チャールズ・ペダーセン博士(写真)だ。1987年ノーベル
化学賞を受賞した2年後の89年に亡くなったペダーセン博士はノーベル財団ホームページ(nobelprize.org)
にのせられた自叙伝の最初の行に自身の出生地を釜山だと記述している。

ノルウェー人の父と日本人の母のもとで満8才まで韓国で育ったペダーセン博士は自己紹介の半分ほどを
幼かった時の韓国生活に割いた。

家族について釜山から平安北道(ピョンアンブクド)雲山(ウンサン)の鉱山へ引越しして暮した時期までの
生活像と父母がどのような理由で韓国に足を踏み入れてどのように暮らしたかを比較的詳細に記述して
いる。

ペダーセン博士がこのように韓国出身のノーベル賞受賞者として一部で認識されて分類されるのは出生地
を重視する西欧人らの属地主義的観点のためだと分析される。

ペダーセン博士は「構造特性の相互作用をする分子の開発と活用法」を明らかにしたという理由で87年に
他の2人の化学者とともにノーベル賞を共同受賞した。

キム・チャンヨプ客員記者

ソース:米州中央日報(韓国語) 記事入力:10.13.09 21:33
http://www.koreadaily.com/news/read.asp?art_id=923539

関連スレ
【韓国】イグノーベル賞 ノーベル賞が研究の目標にするより、むしろイグノーベル賞を先に狙うのはどうか 中央日報コラム[10/13]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1255423840/
【韓国】韓国人がノーベル文学賞を受賞できない理由★2[10/10]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1255170272/

遠慮は要らんよ

2009-10-13 19:28:40 | Weblog

百発くらい打ち込んで来い。
憲法9条が守ってくれる・・・・・・以下略。
ミサイルが飛んでくると9条のバリアが・・・・・やっぱり以下略。


【北朝鮮】北朝鮮、さらなる短距離ミサイル発射準備の兆候 鳩山首相「事実なら遺憾だがそれ以上コメントする状況にない」[10/13]

 [ソウル 13日 ロイター] 韓国聯合ニュースは13日、政府筋の話として、北朝鮮がさらに短距離
ミサイルを発射する準備を進めている可能性があると伝えた。北朝鮮は12日、5発の短距離ミサイルを
発射したとされている。

 アナリストは、ミサイル発射は北朝鮮が地域の安全保障体制を揺るがし得ることを再認識させるもの
だが、前週、核問題をめぐる協議に復帰する意向を示したことによる対話機運をそぐほどではないとみて
いる。

 聯合ニュースが伝えた政府筋の話では、北朝鮮は12日、朝鮮半島の東岸から5発の短距離ミサイル
を発射したのに続き「朝鮮半島の西岸で追加発射の準備を整えつつある兆候がでている」という。

 日本の海上保安庁によると、北朝鮮は船舶に対し、10月12─16日の日中にこの周辺の海域から
離れるよう警告を発した。

 12日の発射報道を受け、クリントン米国務長官は、訪問先のアイルランドで会見し、国際社会が
北朝鮮の核プログラム継続を容認しないことを米国および同盟国は北朝鮮に対して明示しようとして
いると発言。「われわれの目標は変わらない。朝鮮半島の非核化に向け取り組むつもりだ」とし「北朝鮮
の行動には左右されない」と言明した。

 これまでのところ、北朝鮮国営メディアはミサイル連射について報道していない。

 鳩山由紀夫首相は、北朝鮮のミサイル発射報道について「事実なら大変遺憾だが、それ以上コメント
する状況にない」と述べた。

 韓国政府関係者は発射をさほど深刻に受け止めておらず、定例の軍事演習の一環との見方を示し
ている。

 しかし、米国の原子力空母ジョージ・ワシントンが13日に韓国の釜山港に入港する計画と複数の
韓国メディアが報じており、発射はこれとタイミングが合う。

 北朝鮮は13日、水害防止に関する南北実務会談、離散家族の再会に関する赤十字の協議開催
に同意した。韓国統一省は、協議は今週中に開催される公算としている。

北朝鮮、さらなる短距離ミサイル発射準備の兆候 | Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11913220091013?sp=true

【北朝鮮】北朝鮮、日本海の沿岸で短距離ミサイル2発を発射 韓国政府消息筋が伝える★2[10/12]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1255364841/
【南北】冬季五輪誘致、北朝鮮のIOC委員が平昌にアドバイス「強豪ミュンヘンに勝つにはミサイルや戦車のような強力な武器が必要」[10/08]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1254998828/
【北朝鮮】北核施設復元ほぼ完了=ミサイル燃焼実験も[10/06]
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1254796441/