ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

教師だからこそ

2010-08-30 | 育児
 人は自分自身に一番関心があると以前聞いたことがあります。実際、誰もが褒められると嬉しいものです。
 ところが、日々の生活に追われていると、なかなか自分を見つめる時間が少なくなり、事に使われたり、人に使われたりして、次第に自分らしくない自分になってしまう自分に気づかず、流されて生きていくことが多くなります。人間ですから、動かされてもその変化に対応することができます。
 しかし、その本来の自分とのギャップがあるため、苦しんだり、悩んだりします。それを受け入れることが出来ず、次第に体にも負担をかけることになったりもします。
 事に使われたり、人に使われたりすることがなければ、どれだけ自由に物事に対応できることでしょう。
 人との関わりがあるから、そんなに自分勝手なことばかりはできないと思うかもしれませんが、本来の自分はそんなに自分勝手なのでしょうか。それは違います。人とうまく生きていけるように設計されているのが私たち人です。
 ですから、人と関わるときに最適な姿を作り出してくれるのが本来の自分です。この判断ができる自分であるにも関わらず、事や人に使われてきたため、価値判断をするようになってしまったのではないでしょうか。それも、自分を生かすために仕方ない価値判断だと思いこんでしまっているように思います。
 人は信じるに値する存在ではないでしょうか。人に起こることは、自分にも起こる可能性があります。様々な条件の違いから、実際には起こらなかっただけではないでしょうか。
 こんなことを考えていると、教師は常に人間を見続け、人間のあり方を追求している職業だと思えてなりません。
 それも、子どもの見本となって常に活動している存在です。
 これには、責任を伴いますが、自分を見つめる機会が多い分、自分を日々成長させる機会を得ていることになります。
 これほど、自分を生かしてくれる職業はありません。これは、お金に換えることはできません。かけがえのない職業だと思います。
 人生は自分見つめの旅だとも言われます。教育もまさにそれではないでしょうか。
 子どもに話をするとき、「あなたはいかがですか?」と常に自分に問いかけている自分があります。これにはいいわけは通用しません。すべて身になって現れてきます。
 日々精進。これです。
 大人は変わらないとよく言いますが、決して変わらない訳ではありません。変えたくないと思っていたり、変化の鈍さに気づいなかったりするだけです。大人も変化しています。
 自分のために、教師としての職業を生かすことができれば、必ず子どもへもよい影響を与える存在になるはずです。
 二学期に向けて、「挑戦」という言葉を胸に秘め、頑張りたいと思います。


コメントを投稿