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反抗期

2014-12-09 | 育児
 反抗期を迎えた子どもとどのように関わっていけばよいのか、悩みを抱えている保護者は多いと思います。
 そんな保護者にどんなメッセージを伝えるとよいのでしょうか。

 私は、こんな風に保護者に伝えます。

 反抗期を迎えられたことは、順調にお子さんが成長している証拠ですね。
子どもが親から離れて一人前の人間として認められたいというこの時期に親がどのように子離れできるか試されます。
 いつまでもそばに置いておきたい。でも置いておけない・・・親の葛藤が子どもの刺激への反応として現れます。これがトラブルの原因になります。 まだまだ一杯してあげたいことがあると思うのが親だと思います。
 してあげられない不安や不満を抱えながらも、これまでの子育てを信じて、「頑張って!あなたを信じているよ。」と応援のメッセージが伝わるような会話をすることが子どもの健やかな成長につながります。
 子どもさんの言葉は、親を試しているのです。子どもの問題ではありません。親の信念・価値観と子どもの信念・価値観がぶつかり合っているだけです。
 信念・価値観は、あなたではありません。あなたと信念・価値観を切り離すことができれば、もっと子どもを冷静に見ることができます。そして、愛で子どもを包むことができます。
 この反抗期を、子離れするよい機会を与えられたと考えてはいかがでしょう。
 目の前に抱える問題があれば、自分で解決したいと考えているのがお子さんです。手を出したい親の立場とのずれが生じています。
 お子さんとの関係を今の自分から少し離れたところから見ると違ったお子さんの姿が見えてきます。
 「あなたが抱えている問題の解決のためのいい情報をもらったわ。よかったら、確かめてみるといいわよ。」と判断をお子さんに委ねてみるのもいいかもしれません。
 本人が目の前の問題で本当に苦しんでいるのならば、親からもらう情報は、問題解決のための「ほしい情報」になります。それほどの困り感がなければ、「必要のない情報」になります。親の困り感と子どもの困り感は異なります。「せっかくあなたにあげた情報なのにどうして使わないの?」などと恩着せがましく接するのは、子どもから離れられないあなたがいるからです。この点を踏まえて、子どもに判断を任せるところがポイントです。
 この先、本人がどんな選択をするのか、愛情をもって見守り、支えていくしかありません。お子さんの大事な人生です。自分で判断し、自分で決定することで子どもは自信を深めていきます。親は、その手伝いをすることになります。試されているあなたは、子どもの自律を助けるあなたになってください。

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