ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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感情を考える

2017-03-04 | 育児
 出来事のとらえ方は、人それぞれです。

 その出来事を感情でとらえると、辛い事や苦しい事になったり、楽しい事やうれしい事になったりします。

 ただし、その感情に合わせて動く事が、自分にとってよい事なのか、それともよくない事なのかは別です。

 例えば、仕事を進めるうえで、モチベーションが大事だという考え方があります。
「モチベーションが上がる」というのは、その上がった感覚に合わせて仕事をすることになります。
始めは、意思によるものであっても、いつの間にか、モチベーションを上げるために時間を使っていることがあります。
 この場合、モチベーションが下がれば、始めの意思とは関係なく仕事の進み具合が悪くなります。そして、次第に意思も弱くなります。

 これは、感情に左右されて動いているということになります。

 このようなことは、日常茶飯事で、仕事だけでなく、趣味でも、結婚でも同じです。
 
  感情の左右されて動いていると、やりはじめのモチベーションが上がっている時とモチベーションが下がってからの行動が異なってくる事があります。

 それでも続けるか、それだからやめるかという選択がある時点で現れてきます。これは感情に基づいた選択ということになります。

 感情に左右されていると事の本質が見えなくなり、誤った選択をしてしまうことがあります。
 

 感情は、過去に作られた価値観から生まれてくるものですから、感情に左右されることは、古い自分で生きていることになります。


 何か新しいことをするには、この古い自分で対応しているとうまくいかないことも出てきます。


ここで必要になるのが、感情のコントロールです。


 私たちは、何かをするには必ずエネルギーを使っています。そのエネルギーをどのように使うかは、その人次第になります。

 感情が動くということは、エネルギーを感情に使われていることになります。
事をすることではなく、感情にエネルギーを使っていれば、事に使うエネルギーが減ることになります。

 例えば、心を病んでいて仕事が手に付かないというのは、まさにこの事を表しています。
心を病むことにエネルギーを使い、仕事のためのエネルギーが使えないということになります。

 辛いと思っているとその辛さを解消するために時間やお金を使うこともあります。かなり大きなエネルギーを感情に使われていることになります。

 はじめは、したいという気持ちでエネルギーを使っていたが、したい気持ちが薄れたら、したいことではなくなってしまったということもあります。

 楽しむ時には、楽しむことにエネルギーを使えばいいのですが、楽しい感情を持続させるためにエネルギーを使うこととは異なります。


 つまり、エネルギーの使い方を決める意思が、感情のコントロールということになります。


 「今は、我慢してすべきことに集中しよう。」
 「今は、楽しい時間を過ごそう。」
 「今は、感情の赴くままに流されよう。」
 「今は、腹が立つ気持ちを抑えよう。」

などと自分の意思を働かせることになります。


 後から、「あの時~すればよかった。」と感情をコントロールできずに、失敗することは、よくあることです。

でも、この失敗が次の成功につながる学びになります。 

 長い年月をかけて磨いてきた感情です。たやすく自分の意思の通りに動くことはありません。


 この失敗の振り返りがとても重要になります。

  それは、失敗した時の振り返りが

 1 感情が沸き上がる仕組みを探る機会になる。
   どうしてこのような感情が沸き上がったのだろう。

 2 感情に動かされる自分を知る機会になる。
   この感情で動いている自分は、何を大切にしているのだろう。

 3 感情に対する見方を意識する機会になる。
   今、この感情が沸き上がったことに、どんな意味があるのだろう。

 など、自分を見つめる機会になるからです。

そして、その自分に気づくことが次の対応を変える機会を作ることになります。

 感情に流されるのではなく、立ち止まり、自分の意思を確かめる機会を作ることが、変化の激しい今の時代には必要だと思います。


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