犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

風こわいの犬

2024年02月16日 | 犬と暮らす
寝ている私の肩に、犬が「お手」をしてくる。
「起きて。」

起きてみると、時計の針は0時半を指している。
昼間からの風がずっと強いので、
それを怖がって飼い犬ウーゴくんは眠れないようだ。

「起きて。避難しないと。」
私が寝たふりをしても、続けてお手してくる。
「なんかガタガタ言ってるよ。怖いよ。」
「ねえってば」
私は眠れやしない。



ちょっとの物音も怖がる。
壁に映ったスマホのライトも怖がる。
お線香の煙が揺らぐのも怖がる。
荷物をちょいと床に置いても怖がる。

あんまり配慮してやらないと不安がつのって
心が傷付いてしまうだろう。
しかし全てに合わせていたらこちらが疲弊してしまう。

安心させてやることが大事だ。
怖い気がしたけど結局は何も無かったし安心できた、
という経験を積んでいくのだ。

声を掛けて、撫でてやる。



そのうち、風が止んだ。
凪(なぎ)だ。

良かった。
これで安心だね。

いや、
ダメだった。
不安な状態になってしまっていて、落ち着かない。
「ねえやっぱり避難したほうがいいよ。」
「ねえ、ねえ、」
と、お手が止まらない。



そうするうちに、また風が吹き始めた。
おそらく、さっきまでと風の方角が変わったのだろう。

そうして、朝まで
「ねえ、撫で撫でしてて」
は止まらなかった。
犬の凪は無し。



1時間ごとの天気の記録を見てみた。
なるほど、
0時台は南南西の風が強めに吹いているが、
1時台は弱まり、そして
2時台からは北北西の強い風に変わっている。

夕方、少し風が鎮まってホッとしていたが、
どうやら、今度は東寄りの風に変わったようだ。

そして、犬は鼻を鳴らして私を呼んでいる。
今夜はちゃんと眠りたいのですが。
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