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映画作りの糧とすべく劇場鑑賞作品中心にネタバレ徹底分析
映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表!

毎日映画コンクール(2006)

2007-01-19 22:42:40 | 映画賞
毎日映画コンクールが発表された (2007/1/19)
<作品部門>
日本映画大賞 「ゆれる」
日本映画優秀賞 「フラガール」
ノミネート
「嫌われ松子の一生」
「紙屋悦子の青春」
「雪に願うこと」

外国映画ベストワン賞 「父親たちの星条旗」
ノミネート
「麦の穂をゆらす風」
「硫黄島からの手紙」
「ブラック・ダリア」え?
「太陽」
「ブロークバック・マウンテン」
「カポーティ」

<俳優部門>
男優主演賞 佐藤浩市 「雪に願うこと」
女優主演賞 中谷美紀 「嫌われ松子の一生」
男優助演賞 笹野高史 「武士の一分」「寝ずの番」
女優助演賞 蒼井優 「フラガール」「虹の女神」「ハチミツとクローバー」
スポニチグランプリ新人賞 塚地武雅 「間宮兄弟」
スポニチグランプリ新人賞 檀れい 「武士の一分」
田中絹代賞 草笛光子

<スタッフ部門>
監督賞 根岸吉太郎 「雪に願うこと」
脚本賞 加藤正人 「雪に願うこと」
撮影賞 川上皓市 「紙屋悦子の青春」
美術賞 種田陽平 「THE有頂天ホテル」「フラガール」
音楽賞 加古隆 「博士の愛した数式」
録音賞 白取貢 「フラガール」「ゆれる」
     小野寺修 「雪に願うこと」
技術賞 小池義幸 「嫌われ松子の一生」(編集)

<アニメーション部門>
アニメーション映画賞 「時をかける少女」
大藤信郎賞 「鉄コン筋クリート」

<ドキュメンタリ―部門>
ドキュメンタリー映画賞 「エドワード・サイード OUT OF PLACE」

<TSUTAYA映画ファン賞>
日本映画部門 「デスノート」
外国映画部門 「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」

特別賞 故・今村昌平
特別賞 風見章子
*****
「フラガール」の安定1位のはずが西川女史の作品のため揺らいでいる
これまでのところ報知、日刊スポーツ、キネ旬は「フラ」
ヨコハマ、朝日ベストテン、そして毎日が「ゆれる」

ただ不思議なのは今年の監督賞
山路ふみ子、報知、日刊スポーツ、キネ旬、毎日、が「雪に願うこと」の根岸吉太郎に与えている
ヨコハマは「ゆれる」の西川美和(西川さんはキネ旬で脚本賞ももらっている)
「フラガール」の李相日に監督賞を与えている賞は今のとこ一つもない
西川美和、李相日ともに32歳
ベテランの根岸監督を批評家方は讃えて、西川さんは女であることが幸いして李さんをややリード・・・ってところだろうか?それとも過去作品も考えたら「69」や「スクラップヘブン」の李さんより、「蛇イチゴ」の西川さんの方が期待できるということだろうか?

あと、監督賞のあるめぼしい賞(一般選出以外)は
ブルーリボン賞、日本アカデミー、日本映画プロフェッショナル大賞、東京スポーツ映画大賞、高崎映画祭・・・くらいか。

スタッフ部門がある映画賞は毎日と日本アカデミーだけだ。
しかし日本アカデミーの同じ作品名ばかりずらり並ぶスタッフ部門より、毎日のスタッフ部門の方がちゃんと仕事を見ている感じがする。
ただ個人的に人物でえらんで複数の作品名を並記するのは、どれが主に評価されて受賞となったのかよく判らないのでやめてほしい。
その点は作品ごとの仕事で選び、いい仕事を多くすればダブルノミネートもあり得る日本アカデミーの方が判りやすくていい。
日本アカデミーと毎日映画コンクールのいいとこどりすれば、素晴らしい映画賞になるんだけどなあ・・・

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昨年の毎日映画コンクール

その他の2006年度映画賞→2006年度国内映画賞一覧

*****

(ノミネート発表時の旧記事)
毎日映画コンクールのノミネートが発表された(12月22日)
今年から外国映画ベストワン賞も復活。

それぞれのノミネートは以下の通り

日本映画
「ゆれる」
「嫌われ松子の一生」
「紙屋悦子の青春」
「雪に願うこと」
「フラガール」

外国映画
「麦の穂をゆらす風」
「父親たちの星条旗」
「硫黄島からの手紙」
「ブラック・ダリア」え?
「太陽」
「ブロークバック・マウンテン」
「カポーティ」

********
作品・俳優・監督・脚本以外の各スタッフにも賞を与える数少ない映画賞(日本では、日本アカデミーとこれだけだ。多分)
その他の部門はまだ発表されていない
日本映画部門は、1次選考を映画評論家ら約80人の投票で行い、上位5作品を大賞の候補作品とするその後5人の二次選考委員で、日本映画大賞を決定する。
2次選考委員は、新井満氏(作家)、桐野夏生氏(作家)、品田雄吉氏(映画評論家)、ドナルド・リチー氏(映画評論家)、吉田喜重氏(映画監督)


外国映画は80人全員で二回投票して決めるらしい。
一回目投票の上位5作品を二次投票での対象作品とする(※外国映画部門は同数票があったため、7作品が候補となった)

候補の作品を観ると「ブラック・ダリア」がちょい異色だけど、あとは、なるほどねえ・・という感じ。「クラッシュ」が候補落ちで「ブラックダリア」か・・・そこだけ個性的である。

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