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映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表!

映画芸術 2005年度日本映画ベストテン&ワーストテン

2006-01-14 15:32:44 | 映画賞
1月10日に、映画芸術HPの掲示板にこっそり発表されていました。

【ベストテン】
1位 リンダ リンダ リンダ 監督:山下敦弘
2位 パッチギ! 監督:井筒和幸
3位 いつか読書する日 監督:緒方明
4位 カナリア 監督:塩田明彦
5位 空中庭園 監督:豊田利晃
6位 レイクサイド マーダーケース 監督:青山真治
7位 運命じゃない人 監督:内田けんじ
8位 火火 監督:高橋伴明
9位 せかいのおわり 監督:風間志織
10位 17歳の風景 少年は何を見たのか 監督:若松孝二

【ワーストテン】
1位 ALWAYS 三丁目の夕日 監督:山崎貴
2位 オペレッタ狸御殿 監督:鈴木清順
2位 TAKESHIS' 監督:北野武
2位 ローレライ 監督:樋口真嗣
5位 またの日の知華 監督:原一男
6位 北の零年 監督:行定勲
6位 容疑者 室井慎次 監督:君塚良一
8位 NANA 監督:大谷健太郎
9位 鉄人28号 監督:冨樫森
10位 阿修羅城の瞳 監督:滝田洋二郎

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ベストテン特集号の各選者のコメントは、色んなことがぎっしり書いてあって読み応えがある。ただし記事の内容自体は手厳しい批判等多く、読んでいて反感を覚える人も少なくない。
ただ映画雑誌といっても近年ほとんど映画紹介がメインなキネ旬と比べると、映画芸術はいかにも映画の批評雑誌という感じがして良いと思う。

ワーストは、やっぱりね、という感じ
相変わらずのたけし嫌い、去年に続いての行定嫌い。
あまり詳しくないけれど、相当昔から"アンチ黒澤明"で突き進んでいた映画芸術は、その伝統を守り今でも正統派の映画が嫌い。近頃は山田洋次が一番の仮想敵。その系譜に連なると思われるALWAYSのワーストはわかるけど、1位にまでしちゃうのは、高い世評への反発でちょっと感情的になってる気もする。もちろん誰も見てない映画叩いても面白くないから、雑誌的にはこの方がいいんでしょう。
(その他の仮想敵は北野武、原田眞人、降旗康雄、熊井啓・・・行定の「GO」はベストワンに選んだけど去年の「セカチュー」で批判の一斉砲撃。反対に大好きなのは阪本順二、青山真治、黒澤清、三池崇史)
パッチギもワースト行きかなと思っていたけどベストの第二位。過去の井筒評価がどうだったのか気になる。
編集長の荒井晴彦はどう評価していたのかな?

ベスト常連の阪本順二がおりませんが、さすがに「亡国のイージス」は評価できなかったらしい。

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その他の映画賞(キネ旬、日アカ、毎日、映芸、秘宝・・・などなど)の結果もまとめています。
こちらよりどうぞ→2005年度の国内映画賞一覧



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