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映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表!

[なんとなく企画]90年代の私的映画ランキング(90~91)

2008-02-04 22:49:15 | 私の映画年間ベスト
ほんとうに「なんとなく」なんですけど、90年代の自分の映画ベストテンを振り返ってみたくなった。
第一弾として
1990(札幌在住高校三年)~1991(予備校)の私的劇場観賞映画ランキング

90年から91年にかけて劇場で観た全作を列挙して、今の価値観でランキングにしてみた。11位まではDVD廉価版見つけたら買っちゃうかも知れない。
なおビデオで後追いで観賞した作品は含めていない。

高三~予備校ということで受験勉強をしなくてはならず、観た本数は少ない。
観賞もアメリカ映画ばかりで娯楽大作とアカデミー候補作を中心の観賞であった。
大学入学後は観賞全作をデータベースに残しているのだが、それ以前は記録がなく、キネ旬ベストテン全史をひっくり返して記憶をたどったものである。キネ旬で誰一人投票しないくらいマイナーな映画は抜けてるかも知れない。また、当時は札幌に沢山あったいわゆる名画座で500円くらいで観賞した作品も多く、さすがにそれは記憶も記録もたどりようがない。
当時は同時上映というやつがごく普通に行われており1作の料金で二つ見れてラッキーと思っていた。
そしてその全く期待していなかった同時上映作品がかなり面白いと、強烈に印象に残る。

1位 ロシアハウス (フレッド・スケピシ)
 ハードボイルドタッチでスパイもので、凝ったシナリオでクライマックスの逆転劇と、私の好きな要素がぎっしりの映画だ。
 ゴールドスミスの音楽はいつ聞いても泣ける。ショーン・コネリー、ミシェル・ファイファー、クラウス・マリア・ブランダウアー、ロイ・シャイダー、ジェームズ・フォックスと俳優たちもみんな良かった。
 私の偏愛作品の一つである。

2位 トレマーズ (ロン・アンダーウッド)
 「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」の同時上映だった。あまりの面白さにBTTF完結編の感動がかすんだ。このころのケビン・ベーコンは悪党俳優でなくいい兄ちゃんだった。ガンマニアの夫婦がトレマーズをめちゃくちゃ銃撃して殺すシーンに笑いつつ燃えた。

3位 ターミネーター2 (ジェームズ・キャメロン)
 このころはキャメロンに心酔してたなあ。「アスタ・ラ・ビスタ・ベイビー」(字幕では「地獄で会おうぜベイビー」)はよく使って遊んだ。

4位 ダンス・ウィズ・ウルブズ (ケビン・コスナー)
 やっぱ大平原とバッファローの群れの凄さが脳裏に焼き付いている

5位 悲しみよさようなら (ジム・エイブラハムズ)
 「ロシア・ハウス」の同時上映だった。おいしい二本立てだった。ウィノナ・ライダーに恋した。いい話だった。

6位 アビス (ジェームズ・キャメロン)
 最後の宇宙船浮上のシーンで鳥肌たったのを覚えている。ちなみにエド・ハリスvsSEAL隊長マイケル・ビーンという戦いのリベンジマッチが「ザ・ロック」で実現した時、「アビス」好きな私は感慨深かった。やっぱりマイケル・ビーンは負けたけど

7位 カナディアン・エクスプレス (ピーター・ハイアムズ)
 地味に大好きだったハイアムズと地味に好きだったジーン・ハックマンの地味なサスペンスだが、面白かった。サスペンスのベタな展開を楽しむことを教えてくれた作品だった気がする。こいつ絶対敵だ・・・とか、そういう先読みする楽しみ。

8位 真実の瞬間 (アーウィン・ウィンクラー)
 なぜかこの監督とはいつも相性がいい。デ・ニーロの最後の大演説に震えた。

9位 シザーハンズ (ティム・バートン)
 「バック・ドラフト」か「ホーム・アローン」の同時上映だった。結構豪華な二本立てだったのだな。
 今でも雪が降るとシザーハンズの可哀想な姿を思い出す。

10位 ドライビング・ミス・デイジー (ブルース・ベレスフォード)
 すげー感動したなあ、やっぱアカデミー賞とるってのは大したことなんだなあ・・・と初めて思った作品だった気がする。

11位 ルーキー (クリント・イーストウッド)
 チャーリー・シーンが煙草の煙吹きかけられ、そのお返しにウォッカ+ジッポーのファイヤーぶっかけする辺りから観てるこっちのテンションがすごく上がってきた。イーストウッドって面白いなと最初に意識したのはこの作品だと思う。

12位 フィールド・オブ・ドリームス (フィル・アルデン・ロビンソン)
 改めて観ると大したことないなと思ったりもするが、それでもたまに急に観たくなる。

13位 7月4日に生まれて (オリバー・ストーン)
 初めて観た時はすごく感動したのだけど。でもトムはやっぱすげーなーと思ったのは忘れない。

14位 カジュアリティーズ (ブライアン・デ・パルマ)
 今はむしろ7月4日よりこちらの方が観たくなったりする。ショーン・ペンがかっこよかった。

15位 ブレイズ (ロン・シェルトン)
 「いまを生きる」あたりの同時上映だった気がする。こっちの方が面白かったと思ったものだった。

16位 バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3 (ロバート・ゼメキス)
 面白かった。

17位 いまを生きる (ピーター・ウィアー)
18位 レッド・オクトーバーを追え (ジョン・マクティアナン)
19位 ホーム・アローン (クリス・コロンバス)
20位 キンダガートン・コップ (アイバン・ライトマン)
21位 ターナー&フーチ すてきな相棒 (ロジャー・スポティスウッド)

ワースト3位 バックドラフト (ロン・ハワード)
 演技も音楽もシナリオも臭いと思った。今は臭いの好きなので見返すと面白いかも。とりあえず炎のスペクタクルは見応えあった

ワースト2位 ゴジラVSキングギドラ (大森一樹)
 センター試験前最後の全国模試に遅刻して、もういいやと思って観に行った映画。新しいゴジラに期待はしていなかったが札幌破壊シーンがあるというので観たのだが、やっぱり新しいゴジラはほんとにダメだな・・・とげんなりした。でもゴジラだからたまに思い出したようにレンタルして再見するがやっぱりその都度げんなりする。

ワースト1位 メンフィス・ベル (マイケル・ケイトン・ジョーンズ)
 当時はすごい戦争賛美映画だな、ケェェェ!!とか思った。今は「戦争賛美=嫌い」という考えではないので、今観ると楽しいかも知れない。

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参考
1991
アカデミー賞 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」
キネマ旬報日本映画第1位 「息子」
キネマ旬報外国映画第1位 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」

1990
アカデミー賞 「ドライビング・MISS・デイジー」
キネマ旬報日本映画第1位 「櫻の園」
キネマ旬報外国映画第1位 「悲情城市」

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