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映画作りの糧とすべく劇場鑑賞作品中心にネタバレ徹底分析
映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表!

朝日ベストテン映画祭(2006年度)

2006-12-08 11:06:47 | 映画賞
朝日ベストテン映画祭の日本映画・外国映画のベストテンが発表された。(2006年12月4日)

■日本映画

(1)ゆれる(西川美和)
(2)紙屋悦子の青春(黒木和雄)
(3)時をかける少女(細田守)
(4)フラガール(李相日)
(5)ストロベリーショートケイクス(矢崎仁司)
(6)博士の愛した数式(小泉堯史)
(7)蟻の兵隊(池谷薫)
(8)花よりもなほ(是枝裕和)
(9)雪に願うこと(根岸吉太郎)
(10)かもめ食堂(荻上直子)

■外国映画

(1)グエムル 漢江の怪物(ポン・ジュノ)
(2)クラッシュ(ポール・ハギス)
(3)父親たちの星条旗(クリント・イーストウッド)
(4)クライング・フィスト(リュ・スンワン)
(5)ブロークバック・マウンテン(アン・リー)
(6)麦の穂をゆらす風(ケン・ローチ)
(7)ココシリ(ルー・チューアン)
(8)マッチポイント(ウディ・アレン)
(9)グッドナイト&グッドラック(ジョージ・クルーニー)
(10)キング・コング(ピーター・ジャクソン)

**********
今年度最初と思われるベストテン形式の映画賞。
朝日新聞主催となっているけど、朝日新聞全体というより朝日新聞の大阪方面で独自に行っている賞のようである。
よって選考対象は、関西の劇場で昨年12月から1年間に公開された作品となる。
審査委員は8名[審査員… 浅野潜(映画評論家)▽浅野宗祐(ぴあ編集部)▽笹井弘順(映画ライター)▽服部香穂里(映画ライター)▽春岡勇二(映画評論家)▽森川みどり(シネマコミュニケーター)▽柳博子(映画ライター)▽長谷川千尋(朝日新聞記者)]ということで、偏りは致し方ないのだけど、去年のベストテンと自分のベストテンはけっこう似ていた気がするので気になる映画賞。(個人的にチェックの映画賞は、こことヨコハマ映画祭とキネ旬と映画芸術・・・と映画秘宝も)
なんにせよ、半分以上はキネ旬とかぶると思うので、今年の賞レースの前哨戦として参考にしたい。
それにしても日本映画テンのうち観てないのは4作、外国映画テンのうち観てないのは6作もある。あわせて観ていない10作のうち7作は中信地区では公開もされていないと思う。
時をかける少女、黒木和雄、ウディ・アレン、ケン・ローチ・・・
大阪はいいなあ・・・

テンの結果について
日本映画・・・ミニシアター系だとやっぱり「ゆれる」は強い。ミニシアターでなくいちお全国公開のマイナーメジャーで「フラガール」も強い。キネ旬あたりではこれらが上位にくるのかな。映芸だとワーストだったりして
中信地区で東京とさほど変わらぬタイミングで公開された映画は「花なほ」「数式」「雪願」「フラ」くらいで地方の映画ファンにとっては寂しい限りである。
黒木和雄の遺作が第二位。観たかったなあ

外国映画・・・ポン・ジュノだしペ・ドゥナだし観たかった「グエムル」。まさかこんなに評価される映画だったとは・・・
「星条旗」より「クラッシュ」が上。でもどっちもポール・ハギス脚本。今年を代表する映画人かもしれない。
ウディ・アレンの「マッチポイント」評判いいよね。
コングと久々の再会気分。

ネタもとはこちら

去年の朝日ベストテン映画祭の結果はこちら

その他の2006年度映画賞→2006年度国内映画賞一覧

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2 コメント

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面白い (kossy)
2006-12-10 16:58:30
邦画ベストテンなんてメジャー作品が「花よりもなほ」だけだったりするんですね~ちょっと凄い。企業依存型じゃないところが素敵です。
ライターばかりというところからして、シネコンなどの優れた音響効果による臨場感・迫力というのは評価に関係ないんだろうなぁ・・・
「グエムル」が1位ってところとか、「クライングフィスト」が入ってるところからして、熱烈な韓国映画ファンがいるんでしょうね。
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コメントどうもです (しん)
2006-12-14 01:58:54
>kossyさま
意地になってミニシアターばかりあげている感じがしなくもないですが、数の論理でメジャーばかり表彰される日アカより断然マシです
「ゆれる」vs「フラガール」な形が見えてきた日本映画の賞に比べて、洋画の方は、報知、日スポ、朝日と全部ちがってて、ちょっと混戦模様です。12月公開作を対象とする賞が開くとまた結果は変わってくるとくと思うので楽しみです
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