ゴールデンウィーク中に本の整理をしようと思い立った。
特に鉄道関係の本は古い雑誌のバックナンバーを中心にして積み上がる状態になっている。
一応目を通してあるのが救いだが、特に1950年代の鉄道ピクトリアルを読んでいるとこれでもかと興味深い記事に行き当たる。
これらの感想も機会があれば書くかもしれない。
それはさておき、整理はしなければいけない。
まだ置き場所が確保してあるのが救いだ。
という訳で . . . 本文を読む
大場駅から三島方向へ約10分程歩く。
住宅地の中の小さな踏切を抜けると畑が広がる。
目の前の線路を遮る障害物は殆ど見あたらないし、晴れれば富士山も見えるという撮影向けの場所だ。
まずは、修善寺へ向かう電車を撮ってみる。
特急「踊り子」。
下りについては伊豆箱根鉄道線内の利用であれば追加料金不要という「乗り得列車」であることは現地を訪れて初めて知った。
それにしても、5両編成とはいえ堂々としたも . . . 本文を読む
大型連休に突入する直前辺りから古書の目録が届くようになった。
多い時は一日に二、三件。
中には掘り出し物もあるだろう・・・と思って欠かさず目を通すようにしているが、こうも立て続けに来ると見るだけでも一苦労。
それでも、一言で「目録」と括るとしても地域性というのは出るから楽しい。
例えば東京の古書店から届く目録(一冊500円、カラー頁入り)だとやはり関東地方周辺の書籍の充実ぶりには目を見張るもの . . . 本文を読む
修善寺から折り返し三島行の電車に乗る。
今度は伊豆箱根鉄道オリジナルの3000系だった。
大場駅で電車を降りる。
現地を訪れるまで読みは「おおば」と思っていたが、正確な読みは「だいば」。
三島方面のホームは修繕が行われているらしく、タイガーロープが張り巡らされていた。
ここで上下列車は交換する。
自動改札機を通って駅の外へ出る。
駅舎自体にあまり個性は感じられないが、路線バスとの接続が考え . . . 本文を読む
「踊り子」を降りて真っ先に目に入ってきたもの。
それは、ホームの洗面台だった。
伊豆箱根鉄道への国鉄(jR)列車の乗り入れ歴は古く、1949年までに遡ることが出来る。
当初は客車列車が乗り入れていたが、1950年に80系の準急「あまぎ」として電車化されている。
現在に比べれば時間もかかる列車の旅。
長距離列車が停車する駅のホームには欠かせなかった洗面台が地方私鉄の終着駅に残るのはそうした背景があ . . . 本文を読む
先月、特急「東海」の撮影と113系の乗り納めを目的に東海道本線を東上した。
この時、もう一つ目的があった。
三島と修善寺を結ぶ伊豆箱根鉄道駿豆線に乗る。
小田原から出ている大雄山線の方は既に完乗済みだが、こちらの方は何故か乗車機会がなかった。
車両の方も結構バラエティに富んでいるのに、足が進まなかったのは何故だろうと自分でも不思議に思う。
という訳で珍しく昼間東上したのを好機に三島から乗ってみる . . . 本文を読む
堺市が進めるLRT計画。
その計画の概要については、以前紹介したことがある。
特徴としては車両や施設は堺市が保有、運行は民間企業が担う「公設民営」方式の経営形態を取ること。
そして、その前提となる民間企業については公募で決定することとされていたが、公募に応じたのは相互乗り入れ先となる阪堺電気軌道と親会社の南海電鉄。
両者が共同で経営を希望していることを堺市が明らかにしたことが4月24日のNIKKE . . . 本文を読む
かねてから「初夏」と言われていた名古屋鉄道の次期ダイヤ改正。
その概要がようやく発表された。
「平成19年6月30日(土)にダイヤ改正を実施(PDFファイル、名古屋鉄道ニュースリリース、4/23)
6月30日に実施されるダイヤ改正で気になった点を整理してみる。
○犬山~知多半田系統特急への一部特別車編成の導入。今回は約半分が一部特別車編成に変わる。
○中部国際空港へのアクセス向上を目的として名 . . . 本文を読む
企救丘20時16分発のモノレールで小倉への帰路につく。
ガランとした車中で少し考える。
まだ時間もあることだし、途中駅でモノレールをゆっくり眺めてみよう、と。
問題は何処で降りるか。
相対式ホームであることが基本で、なおかつ見物に問題のない駅。
そうなると、小倉に近ければ近いほど乗降客も増え不向きということになる。
結局迷いに迷った挙句、香春口三萩野で下車。
降りてみたはいいが、駅名の読み方が . . . 本文を読む
直方から小倉へ戻ってくると、とうの昔に日は沈み夜の帳が下りていた。
駅ビル内の飲食店で夕食を済ませた後、帰りの高速バスが出るまでの時間をどうやって過ごすか暫し考える。
コンコースに出て、結論はあっさり出た。
頭上を見上げると、北九州高速鉄道、ーいや「北九州モノレール」と言った方が馴染みがあるーの電車が停車しているのが見えた。
時計を見ると終点まで一往復するには十分な時間がある。
という訳で終着駅 . . . 本文を読む
約10年ぶりに訪れた直方駅。
改札口を通り、跨線橋を渡る。
かつてディーゼルカーばかりの駅構内も、時の流れと共に一変していた。
やはり筑豊本線・篠栗線の電化というのは大きく、電車が幅を利かせるようになっている。
ホームを見ると、丁度博多行きの篠栗線快速が発車していくところだった。
一昔前、篠栗線を完乗した時はキハ200形が顔役だったが、今では817系の4連がその役割を果たしている。
博多行快速が . . . 本文を読む
遠賀川橋梁で筑豊電車を撮った後、JRに乗るべく歩き出す。
最初はどうなるかと思ったが、実のところ道路を直進してJRの線路が見えてきた所で一回左折すれば、この駅にたどり着くことができるからあっけないものだ。
駅前には客待ちのタクシーが停車していたり、バスが発着していたりと「玄関口」らしさは残っていた。
この駅を訪れたのは二回目。
前回は10年前、まだ筑豊本線が電化される前の話。
その時は夜遅くの . . . 本文を読む
筑豊直方駅まで乗り通したことで、筑豊電気鉄道の旅は一区切り。
同時に同線完乗も達成した。
さて、日没まで時間もあることだし、小倉に戻るにはまだ早い。
という訳で、ここに来る時に見た菜の花畑を見に行こうと思う。
件の場所は、遠賀川橋梁の近く。
駅から少し歩けばたどり着くことができる。
河川敷を走る車の通行量に少々気をつけて目的地に着いた。
電車から見下ろした時以上に菜の花は咲き、広がっていた。
思 . . . 本文を読む
展示車両を一通り見終えて雑踏の中へ戻る。
各種アトラクションには相変わらず人だかりができていた。
その片隅、気になった物がある。
マルチプルタイタンパーを筆頭とする保線車両。
実のところ例年のイベントで公開されているが、つい見に行くのを忘れていた。
今回せっかく足を運んだこともあるし、見ていこうと思う。
軌道作業用機械車、28t軌道モーターカー。
その傍らにお手製のリーフレットが配布されてい . . . 本文を読む
「はかるくん」と電動貨車を堪能した後、周りを見回す。
例年ならこれらの車両の傍らに入換車の姿が見られるのだが、今年はその姿がない。
さて、どこへ行ったのかと思っていると件の車は検修庫の奥にいるのが見えた。
しかも近づいて見ることができるらしい。
という訳で、見学順路を探すものの「車掌さんに挑戦」といったアトラクション待ちの列に隠れてしまい、なかなか見つからない。
暫し迷ってようやく順路を見つける . . . 本文を読む