to the mountain

いつもハイボールを飲みながら書いています。ただの酔いどれ日記です。

後方羊蹄山登攀記

2017年02月06日 | 酔いどれ日記

先日の土曜も相変わらず急遽仕事となって山に行けなかった。
日曜は午前中にガス会社の設備点検,夜は宿直だから当然山に行けず・・・。
パクやD君,その他の人の記録を見ているといい天気で楽しそうで羨ましい限りだ。

羊蹄山には(諸説あるようだが)22本の浸食谷がある。
そのすべてを登下降した早川禎治さんが書いたのがこの「後方羊蹄山登攀記」だ。
羊蹄の浸食谷の名前を知るには,この本の概念図が最も分かりやすい。
ちなみに,早川さんが数えた浸食谷は(たぶん)次のとおり。
1 宗助大沢
2 宗助右股
3 青木の沢AB
4 雪崩の沢
5 藤田の沢
6 148号の沢
7 156号の沢
8 大曲の沢
9 千枚石の沢
10 東墓地の沢(押出の沢)
11 滝の沢
12 留産の沢
13 7号の沢
14 石山の沢
15 泉の沢
16 渡辺の沢
17 南墓地の沢
18 神社の沢
19 テラスの沢
20 狩太の沢
21 比羅夫南の沢
22 比羅夫沢(比羅夫小沢) 
僕は,これらの沢の名前は早川さんがつけたものだと思っていたが違った。
概ね入植時から地元住民にそう呼ばれていたというものだが,呼称の根拠が書かれていたりして面白い。
たとえば,青木の沢は沢口にあったでんぷん工場の名前,148号や156号,7号の沢はその沢にある林班境界標の数字といった感じ。
148号の沢は滑ったことがあって気になっていたから,名前の由来を知ってすっきりした(笑)


登攀記を読んでいると,冬の沢滑りだけじゃなくて夏に涸沢登りもしてみたい気持ちになる。
羊蹄夏道は全てのコースを何度も歩いているし,冬も何度も登っている。
だけど,本を読んでみると,僕らが知っているのは羊蹄のほんの一部だけだったようだ。
いつかは僕も自分の目で22本の浸食谷の様子を見てみたいと思った。
羊蹄を愛する者の一人としてもっと羊蹄のことを知りたい・・・。


話を本のことに戻す。
構成は,概略,浸食谷各論,登攀記,エッセイとなっている。
1996年に300部限定で発行されたらしい。
札幌市には2冊蔵書があるが,借出可能なものは1冊。
所蔵は中央図書館だけど,自宅近くの図書館等に取寄せが可能だそうです。
その1冊は今僕が借りています。
期限は2月16日まで。
興味のある方はぜひ。

昨日の夜から目がかゆくて目ヤニが出る。
病院に行ってみたらものもらいだった。
Drには来週も来いと言われて面倒臭い。
ついてないなぁ・・・。
でも,今,1日ぶりに酒を飲みながらつまんでいる,お裾分けでもらった筑前煮がガチウマ。
和食っていいなぁ。
感謝。