オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

強くならなきゃ!

2011年10月11日 00時58分07秒 | 我が家の話
※客観的に書くように努力したつもりですが、まだまだ現在進行中の為、熱くなりすぎている傾向にあります。コメスルーでも結構です。


うちの近所には遊び場所がなく、うちの前は子ども達の溜まり場になっている。

小さかった頃はピーチクパーチクかわいかったものだが、大きくなった今ではむさくるしかったりもする(笑)

ご近所にもかなり迷惑もかけていることだろうと思う。



この4月から、ご近所の女の子が入学したようで、ちらほらうちの前で就学前の弟と遊んでいるのを見かけるようになった。

この子達はいつも二人で遊んでいて、休日には朝早くから騒いでいた。

そして、どこからか子どもが出て来ないか待っていて、出てきた子どもに「遊ぼう」とせがむのだ。

困ったことに、全くと言っていいほどこの子たちの親の姿を見たことはなかった。

ベランダから洗濯物を干しながらふと見下ろすと、隣の月極駐車場に停めてある車のワイパーを全て上げていた。

もちろん、うちの車も被害に遭っていた。

その他にもうちの前や郵便受けにお菓子の袋やペットボトル、空き缶などを投げ込まれたり、ガムをくっつけられたり、とんでもない悪ガキやんちゃっぷりを発揮していた。

被害はうちのみならず、子ども達にも当然及んでいた。

「Aちゃんの頭にガムくっつけてん」

「おれなんか唾はきかけられた」

そんなんもこんなんも相手は自分たちよりも小さいこともあり、「やさしく注意したり」となだめながらやりすごしていたのだ。



ある日、いつものように家の前で遊んでいた息子に、その子たちの祖母が話しかけてきた。

「ちょっと、うちの子らちゃんと面倒みたってな」

面倒だと?

何で実の親が放置している子ども達をうちの息子が面倒見なきゃならんのだ?!



また別の日は、珍しく放置母も一緒にいたらしいが、子ども達にこれみよがしに大きい声で

「もう~、ほんま悪いことばっかししてぇ~、息子君に怒ってもらわなあかんわぁ」

何だコイツ!!

しつけは自分でしろ!!

言われた当の本人も、子ども達にはもちろん、この親の発言にもかなりムカムカしていたのだが、私は自分のムカムカを必死で抑えながら息子をなだめ、ひたすら「相手にしない」ことを言い聞かせた。





そんなこんなで先週の金曜日。

道場にいると、携帯が鳴った。学校からだった。

「お話があるんですが」息子の担任だった。

「何でしょう」

「電話ではちょっと…お伺いしてもよろしいでしょうか」

「今日は空手で今道場にいて、9時頃に帰りますけど」

「じゃぁ、9時に伺います」

「用件は何でしょうか」

「はい、あの、ご近所の件で」

「もしかして、Yさんですか」

「はい、そうなんです」

何故か「やっぱり」と思った。



練習の帰り道、息子に電話があって今から先生が来ることを告げた。

「あぁ、おれ今日先生に呼ばれてん」

「何で」

「何かおれのことで苦情言うたらしいで」

「?!学校に?」

「うん。『インターホン鳴らして文句言うてきた』とか『障害者扱いした』とか言うてきたらしいで」

「あんたが?」

「うん、おれの名前だけしか言わへんかってんて」

「あんた心当たりあるん?」

「ないわ!そんなことするワケないやろ!第一『障害者扱い』って具体的にどんなんしたっちゅーねん!こっちが教えてくれ!」





約束通り、息子の担任が9時にやってきた。

今まで何度か友達とのトラブルは経験してきたが、全て息子も事実を認め、その上で言い分を聞き、円満に解決してきたことばかりだった。

しかし、絶対にやっていないと言う以上、今まで通り下手に出るつもりはなかった。

私は、今までのことをざっとお話し、

「でも、これは学校の外での出来事ですのでわざわざ学校に言うことではないと思っていたんです。

それを先方は私に言うことなく、いきなり学校へ言うなんて、まず順番が間違ってますよね。

私は、こんなことでこんな時間に先生の手をわずらわせたことに関しては申し訳ないと思いますけど、息子がやっていないという以上


あやまることはできません



自分でも行った後、ちょっとビビって震えた(笑)

今まで友達とケンカしたとき、自分は悪くないと思いながらもとりあえず仲直りしたくて謝ってた私(笑)

「平和主義者やねん」と言いながら実はただの臆病者だったのだ。

でも、子どもの為なら、強くなれる。


「いや、私も今日は別に謝ってもらおうとか、怒りに来たとか、そんなんじゃないんです。

息子君に学校で聞いたときも絶対やってないって言ってたし、私もお母さんと同様に息子君がそんなことするような子ではないと信じていますので」

先生もちょっと焦ったように早口で言われた。




息子は、よく言えば「正義感が強い」子だ。

悪く言えば「良い、悪いがはっきりしすぎ」

そう、「ちょっとでもあかんとこがあればダメ」という、私そのまんまなのである。

おまけに、ちょっと、いやかなりキツイ、毒舌。これも私譲り。




「苦手な子ともそれなりに上手に付き合う」ことは非常に難しい。

大人の私でもできないことなのに、まだたった12年しか生きてない息子には至難の業だ。

でも、こうやってぶつかりながら、少しずつ一緒に学んで行こう。

そして、私はどんなことがあっても、あんたを絶対守って見せる。

オンマはもっともっと強くならなくちゃ!




でも、デリケートなご近所問題、ちょっとヘコんでる(泣)「ポチッと!」お願いします

blogram投票ボタン