博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

第11回STI政策シンポジウムを開催しました

2024年03月05日 | 科学
 昨日は福岡市中心部の中洲川端駅前のアクア博多にて第11回STI政策シンポジウムを開催しました。今回のテーマは「政策におけるエビデンスとは何か」でした。主題は我が国におけるEBPM(Ebidence based Policy Making)の在り方についてでした。EBPMとは具体的な根拠(Ebidence)に基づいて国や自治体などの政策を立案すべきという意味です。すると、今は具体的な根拠に基づいて国や自治体の政策が立案されていないのか?ということになるのですが、その通りなので何とかしなければならないということで、内閣府官房行政改革委員会が主導し、全国の都道府県などの自治体にEBPMの推進に取り組むべしという号令がかけられています。
 しかし国や自治体の政策形成プロセスの中でのEBPMの位置づけに関する本質的な議論は、まだ十分に行われていない状況と言えます。今回のシンポジウムは、そもそも政策決定及び政策評価に必要なエビデンスとは何か、エビデンスのみで政策を決定できるのか、できないとすれば政策決定を補完するためには何が必要か、EBPMは民主的な政策決定にどのような影響を及ぼす可能性があるのかといった論点に関する理解を深めることを目的として開催されました。こういう固いテーマでしたが50人近い参加をいただきました。本当にありがとうございました。

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