洋館を巡る・・・

私の研究ノート

なんとなく

2016-10-11 19:32:53 | スポーツ
ハリルさんは、
もし、サッカー日本代表に

というより

日本人や日本という国に

失望したら、

W杯出場を置き土産に
辞任するのではないかという気がしてならない。

だから少なくとも日本代表がW杯には出れるよう
後退しないよう
なんとかするのかなとは思う。
本人の名誉のためにも。

日本のサッカーを失望されるより、
日本人を失望される方が悲しいね。

そうならないように、
私たちは、いったい何に対して、誰に対して、厳しくあるべきか、寛容であるべきか、
(そもそも評価する必要があるのかということを含めて)
よく考えなければならないと思う。

4年に一度のオリンピック

2016-08-16 00:23:14 | スポーツ
メダル取ればよかったと思い、取れなくともよく頑張ったと思う。
負けたからその原因を論じたり、批判する気も起きない。

ただ、観ていて面白いか面白くないかは大事で、つまらないものには関心が湧かない。

では、なにがつまらなくて、なにが面白いのか、
あんまり普段見れないスポーツは、案外面白いかなとか。
選手の内から湧き出るパワーを感じると面白いなとか。
その逆もあって、息苦しいものは観なくていいかなとか。
観客の偏った贔屓の応援とかも見たくないなとか。

そんなところだろうか。
なんだかんだ、無駄に2−3時間マラソン見ることも苦でもなく、
サッカーもそれなりに楽しませてくれたし、
ラグビーもそうだし、
射撃や重量挙げも見てると楽しいし、
レスリングはグレコローマンの方が面白い。
日本が弱かったら全く観ないだろうなと感じるスポーツもあり。

そんな時間を過ごしている。4年に一度の夏のオリンピック。
東京オリンピックもそんな気楽な気分で観ていたいものだ。

アジアカップ2015

2015-01-24 11:36:51 | スポーツ
ベスト8敗退。
この時期のアジアカップは、何とも言えない。
監督が変わったチームばかり、チームの構築中。

欧州だと、EUROまでは監督をやるなんて国も多いんじゃないだろうか?
ワールドカップまでではなく、アジアカップまで、という契約でもいいのかもしれない。
アジアカップの結果を重要視するのならば。

さて、PKの敗退は致し方ない。
勝ちきれない原因があるとすれば、岡崎と長友のダイナミズムがなくなると、チームの強度が弱まるということだと思う。
彼らは、本当に走るし、相手と戦うから、やはり90分、120分プレーするのは大変だ。同タイプの選手の選手層の厚みをふやしておくことも大事だと思う。

結果は、残念だが、試合の流れの中で、意志はみられるようになったと思う。何をしたいのかわからないと見ている側が思う時間は減ったのかなと。
個々の選手はわからないが、しっかりゲームを振り返ってもらいたい。復習することが大事だと思う。何事にも通じるが。

サッカーあれこれ

2014-10-19 11:47:50 | スポーツ
U20ワールドカップにまたしても出れなかった。
それも、厳しいグループリーグで韓国に勝ったにもかかわらず。
これで、4大会連続らしい。香川(は上の世代と一緒にでたが)が、柿谷が、宇佐美が、原口が、久保が、そして今回南野が、U20W杯に出れなかったわけだ。
しかし、どうだろう?今挙げた選手達が、所属チームの押しも押されぬ主力になっているかといえば、一年は活躍していてもまだまだ成長過程という選手が多い気がする。
U20に出れなかったから成長が遅れているのか、U20に出れないなりの彼ら世代の実力なのか、それはどちらでもいいのだと思う。まだ選手として超えるべき壁があるということだ。そして、まだ超えられていないのかもしれない。
上にあげた選手たちが海外に早くから進出したのも興味深いが、それが本人の自信があってのものなのか、それとも行けば成長できるという期待なのか、それぞれの意識の持ち方によって、今後の成長が変わってくるかもしれない。

今回U20にでるアジアのチームは、北朝鮮、ミャンマー、ウズベキスタン、カタールの4か国となった。ふだんであれば、韓国、オーストラリア、イラン、イラク、UAE、などが必ず入ってくるわけだが、それがなかった。
フルW杯を開催するカタールの強化が進んでいること、東南アジアのサッカーレベルが上がっていること、そういうことが感じられる。
U20は出れなくても、W杯にはなるべく出ていたいものだ。負けて学ぶこともあるだろう。

アギーレに多少の非難があるらしい。ブラジル戦に若手をスタメンにしたことだが、今までのメンバーが出たとしてもこの結果になっただろう。
あえて言えば、後半に出てきた主力選手に苦言を呈したい。若手が0-1で抑えたにもかかわらず、後半に全く盛り返せなかったわけだ。
厳しい評価は選手にすべきであって、その選手たちはそれを糧に這い上がらなければならない。
這い上がってきた選手だけが代表に残る。若手にチャンスが与えられるのは、いいことだ。しかしチャンスをものにできなければ、選ばれなくなる。
そういう厳しさが、一流の監督にはあり、アギーレにもある。そう感じられた。

だから、批判しつつも、期待しよう。

面白い試合だった。(コートジボワール戦)

2014-06-15 23:21:45 | スポーツ
まずは残念。
悔しい。

ただ、世界と対等に戦おうとすれば、
こういうこともあるということだろう。

むしろ、こういうことばかり見せられてきた気がする。
でも、それでいいのではないだろうか。

選手の能力重視でスタメンを選んで、交代策を切ってきたのだから。
オーソドックスな戦略の中で日本人がどれくらい世界のチームと戦えるかということで。
相手はしっかり日本をリスペクトして勝ちに来たということだ。

最初は、お互い様子見という中、
皮肉だがチームのコンビネーションが温まってくる前に、本田が個人技で点を入れてしまった。
点を取ったことそのものは素晴らしいのだが、ゲームの流れとは関係ない得点だったことが、チームを固くしてしまったのかもしれない。
必然の得点をしないと、逆にチームのバランスが崩れ始める。

相手は、とりあえず追いつかなければならない。
だからチーム全体として攻撃する意識が共有化される。
そうるすと、最初のうちは、多少無理をしてバランスが崩れるかもしれないが、
徐々に攻撃に比重がある状態でチームのバランスが保たれていく。
だから、バランスを崩しているうちにもう一点取っていれば、もしかしたら敗戦はなかったかもしれない。

日本は、今日のチームのバランス点を見つけられないまま、体力を消耗していった。
そして、結果の通りだ。

もう一つ、失点後は、わかりやすく本田をつぶしてきた。
そういうときに、隠れている岡崎や大迫をうまく使えなかった。
本田がつぶされたあと、ミスしたあと、そのままカウンターを受けた。
そして、岡崎、大迫、香川はゲームから消えた。

ザッケローニの采配についても、感じる点がある。
選手の格で交代プランを進める傾向にあるということ。
遠藤を使いたかったから使った。ようだし。(プラン通りに。)
大久保や、柿谷の個人能力に期待した。けどだめだった。

1-0で、遠藤なのかな?という疑問はあった。
というのも、私の見立てでは、遠藤と山口はタイプ的に合わない。
攻撃面では全く違っているが、二人とも中央でCBのサポートに気を利かせるタイプ。
そのせいで、全体的に重心が後ろになってしまう。
ボールを前に運べる選手に交代すべきだった。ただし、青山ができるのかといえば、何とも言えない。
むしろ、ボールを取った後に、前に行こうとする意識の強い今野のほうが守備的ではあっても向いていたかもしれない。

こう考えていくと、この4年間で、チームのインテリジェンスというか、戦術理解に貢献していたセンターライン3人(遠藤、今野、そして前田)がいないチームとなったわけで、個人のプレーのクオリティに多少の低下があったとしても、果たしてそれでよかったのかという気持ちは多少湧いてくるが、とりあえず次の試合で挽回してもらおう。

点を取られることが決して悪くはないし、点を取ったからといってうまくいっているとは限らない。
意図のあるプレーを流れの中でできるか。ゲームに入ってすぐにできなくても微調整しながらバランスをととのえていく、
今日はどこで勝負できるのかとか、そういうチームのバランス点を見つけることがこの試合に限っては、できなかったということだろう。

ギリシャは、コロンビアにほとんど主導権を握られていて何もできなかった。
技術もスピードもないように見えた。それでも、ゴールに迫っていたし、得点と紙一重の場面はあった。
それを確実にものにされれば、負けるだろう。
とにかく、だれが点を取ってもいいから、ペナルティエリアに何人も選手が入り込むような、本来意図した形で攻撃ができれば、
チームのバランスが安定してくるように思う。たとえ、失点からスタートしても、それができれば取り返すことができるかもしれない。
ただし、それをさせてもらえなければ、潔く負けを認めるしかない。

相手の長所を消すサッカーではなく相手の弱点を突くサッカーを

2013-10-31 01:32:00 | スポーツ
要は、前向きか後ろ向きかの問題だ。

1.自分たちのサッカーをすれば、実力通りの結果が出るということ。実力通り、勝つか負けるか。
勝とうが負けようが、やることをやれて満足なことだろう。

2.一方で、勝つことを目指してサッカーをするならば、相手に応じてサッカーをしなければならない。
この場合、勝っても満足できないかもしれない。

この二つは、相反するものなのだろうか?
いや、自分たちのサッカーと勝つことを両立させるのがサッカーだろう。
二つを追い求めるからこそ、結果に対して、満足できなくても、少なくとも納得が得られるのではないか?

だから、日本代表の選手が理想を追い求めること、W杯で勝利(優勝)を目指すこと、そのことは大きな問題ではない。
問題なのは、そのための方法ではないだろうか??

一つ目、自分たちのサッカーだと思っているものが、果たして日本人に合ったサッカーなのだろうか?
最近よく言われていることだが、ショートパスに固執した、視野の狭いサッカーは果たして日本人に合ったサッカーなのか?
いや、それはそもそもサッカーなのか??サッカーはいかにボールを動かすかということが大事なスポーツだと思う。
ショートパスの連続は、結局ボールが動いていないことと同じではないのか??今一度、日本人が目指すサッカーを考えてほしい。
西洋人をフィジカルで圧倒する選手はいない。とくに、CBとCFでそれを日本人に求めるのは無理だ。縦一本で勝負するのはほぼ不可能と考えてよい。
なるべくボールを早く動かして相手を動かす必要がある。そして、シュートレンジで数的優位を作る。
これが、唯一の方法だ。そのためのショートパスであるならまだしも、今の日本代表がこねくり回しているだけのショートパスはむしろ逆効果に思う。
ショートパスをダミーにしながらボールを前方や斜め前方に導いていく。ショートパスだけのサッカーが、選手の視野を狭くしているように思う。

二つ目、勝つことを目指すために、時にはマリーシアも必要だ等と言われるが、とかく日本人は相手の長所を消すサッカーをしがちだ。
相手が攻撃であれ、守備であれ、相手の弱点を突くことを目指すべきだ。
例えば、相手のストロングポイントは、●●だから、それを押さえようとした。そういう、サッカーがとくにJリーグでは多すぎる。そのために、Jリーグは選手の実力と結果が一致しない現象になっているように思う。
相手のストロングポイントを知るのはよい。しかし、その長所があることで、必ず弱点が生まれるはずだ。
キープ力のあるストライカーがいるとする。その選手がいるために、チームが早い段階でその選手にボールを預ける。それならば、他の選手にパスを出す確率は低いだろう。
ならば、その選手にパスが出せない状況では、相手のパスの選択肢が心理面も含めて限定されるはずだ。だから、その選手とボールホルダーに同時にプレッシャーを掛ければ、ボールを奪取する可能性が上がるのではないか。
これが、相手の弱点を突くということだ。ストライカーをつぶすとか、パスを出させないようにするとか、そういうのは戦略とは言わない。しかし、そういうことを言う選手が多すぎる。できないことをやると言っているわけだ。
長所が明確ならば、必ず弱点も明確なはずだ。そこまで考えなければならない。
攻撃でもそうだ。相手が真ん中を固めているので、そうそうシュートは打てない、ではだめだ。真ん中を固めているならば、サイドが空くはずだ。DFラインが低くなるはずだ。
真ん中を固めているからこそ、より真ん中をせめて、サイドにスペースを作り出したり、DFラインをより低くさせる縦へのおとりの動きがあれば、よりゴールに近いところから確率の高いミドルシュートを打てるかもしれない。サイドからうちに切れ込んでシュートが打てるかもしれない。相手が戦略的にしてきたことに対してその欠点を突くことが、駆け引きであるし、マリーシアだと思う。

たぶん、日本代表の選手たちが本当に求めているのはそういうことだ。
絶対的なサッカーはないのだ。相手がいるのだから。
ただ、今それに気がついていないのではないかと。それだけが気がかりだ。
自分たちの弱点を知り長所を伸ばし、相手の長所から弱点を知る。
それを共有して間違えないことが大事だと思う。すでに、間違えつつあるのだから。







攻撃的、守備的の問題ではない。

2013-08-17 18:45:31 | スポーツ
相手が強ければ、必然的に守備の場面が増えるし、弱ければ攻撃的なシーンが増える。
相手によって、頻度が変化するだけだ。
そして、それぞれの局面でなるべく点を取る、なるべく点を取られないようにする。それだけだ。
それを無理やり攻撃したり、守備的にする必要はまったくない。
そのときのシチュエーションを選手が共通認識しなければならない。

たとえボールが相手エリアにあっても、今は攻められてるのか、攻めているのか、それはわからないし、全員で一つの見解を出さないといけないと思う。それがずれているから、相手にゴールまで持って行かれるし、こちらも攻めきれない。個を正しく使うとはそういうことだ。

攻撃の選手が攻撃が面白いのは当たり前。守備的な選手が守備の大切さをより理解しているのも当たり前。
だが、それでいいというわけではない。
攻撃の選手も守備の選手の気持ちを理解しなければならないし、守備の選手も攻撃的にならなければならない。

そこのところをコントロールするのが中盤の役目であるはずだ。攻守の局面両面を一番経験するわけだから。

このチームをコントロールしている選手は一体誰なんだろうか?
今、キャプテンシーが問われていると思う。
日本のキャプテン像は、折り目正しい好青年になりがちだが、
本来の仕事は、文句の多い奴は黙らせ、静かな奴は盛り立てる、それがキャプテンの姿だと思う。
このままでは、守備と攻撃の意思疎通が取れなくなるのではないかと危惧する。
マスコミには、好青年でも構わないが、チーム内では、強い存在でなければならないと思う。


チームの勝利に貢献してきた選手が誰なのかを、
選手の口数ではなくプレーの貢献度で判断する時が来ている。
誰が、勝利に貢献するゴールを決めたのか、1点を防いだのか、起点のパスを出したのか、体を張ったのか。
誰が、失点につながるミスをしたのか?誰と誰の意思疎通が悪いのか?誰が、身勝手なプレーをしているのか?

そういうことをしっかり見なければならない。

抽象的だけれども、こうやってチームが壊れたのがジーコ。
そして、ザックは、きっとそういう状況にはさせないはずだと信じている。
選手の貢献度をしっかり分析してくれるものと信じている。

さあ、本戦に向けて戦略的にチーム力をアップ

2013-08-08 19:22:50 | スポーツ
ウルグアイ戦の23名が発表された。

海外遠征では、また違ったメンバーになっていくかもしれないが、
国内組のチーム貢献度の高い選手と海外のレギュラー組が融合した。

コンフェデから、代わったのは以下の7名。
センターラインは
柿谷、豊田、青山、森重、山口
が選ばれた。
そして、工藤が厳しい2列目で抜擢された。
あとは、控えとして信頼のおける駒野。

ポテンシャルと実績のバランスのとれた人選だと思う。

一つは、世界で対峙できるフィジカルがあること。
ただ、柿谷と山口はより強い体になる必要があると思う。

戦術眼があること。
青山の視野の広さは、このチームにないものをもたらす可能性がある。

アクションできること。
途中交代から入って、期待通りのアグレッシブなプレーをした豊田。

このチームで、ウルグアイにどこまでできるのか、楽しみだ。

前田が呼ばれなかったことは、残念ではある。
コンディションが戻りつつあるが、得点という結果を残せていない。
しかし、ここからが前田のがんばりどころだ。
自分が縛られていたものから解放されて、本当の自分を出してほしい。
アテネ世代で一番うまく、走って、点も取れて、チーム連動性の高い選手。
日本サッカー最高のオールラウンダーになるための最後の試練。

そして、今回の代表は、チームとして前田が必要かどうか、前田がいなくても大丈夫かどうかを示す、大事な機会だと思う。
それぞれの立場で、レベルアップすることが、来年の結果につながるはずだ。

少なくとも、選手選考や戦術面で最終的にザッケローニは最適解を出してくれると僕は思っている。
あとは、その最適解で勝てるか勝てないかは選手次第。

じっくり見守りたいと思う。


当面は、CFに柿谷、豊田で行くのか、それとも岡崎、本田、清武、香川カルテットをそろえるのか。
遠藤が消耗した時に青山が代わりになれるのか?逃げ切りたいときに山口が駒になれるのか。
今野に森重が取って代るのか?そうすると今野をボランチやサイドバック、もしくは3-4-3を使うこともあるのか?
工藤が岡崎と遜色ないプレーができれば、本選で最大のサプライズを起こせなくもない(ただこれは、いまのところ妄想だが。)
このあたりが興味あるところ。


韓国戦:センターラインの補強に好感触

2013-07-28 22:03:47 | スポーツ
まず、ザッケローニ監督は、韓国戦を特別視しない(少なくともインタービュー上は。)コメントするというのは、
非常に賢い監督だなと感じる。実際に韓国に今まで負けていないという実績。必要以上にマスコミをあおらない大人の姿勢。

試合について、
韓国の圧力に後手後手のプレーが続いた。
もちろん海外組であれば、前線の守備から主導権が握れただろう。
しかし、主導権を握ったからと言って勝てるわけではない。

先制点の青山からの一発ロングパス。柿谷がしっかり一対一を決めて理想的な展開。
しかし、世界レベルでは、シュートレンジを広く見ておかなければ、あのようなスーパーシュートを決められる。
プレーを予測することと、人に行くことの判断は紙一重ではあるけれど。

そのあとも、劣勢が続いたが、このチームには、ジョーカーがいる。その点が収穫だ。
原口にボールが出て、勢いよく選手が攻め込んでいったことにより、柿谷のゴールにつながった。

苦しいゲームだったが、辛抱強く戦った選手のタフさが見られたのがよかった。
フル代表に何人かの選手が食い込んでくるだろう。

青山は、初戦はボールに絡めなかったが、ポジショニングに優れており、視野が広く、必要以上に走り回らないが的確に運動量を上げたり下げたりできる、
今日の試合では非常に好印象だった。遠藤とは異なるが、大人のプレーのできる選手であることを示した。

森重は、強さを含めた総合力を示したと思う。もっとできるだろうが、CBの3-4番手に入ってくる可能性が高い。
栗原も、初戦同様の不安定さ(とくにスピード面で)をたまに見せるときはあるが、しぶといプレーを見せた。結果を自信にして、CBのに一角に入ることができるだろうか。

駒野は、初戦とは異なる集中力を見せた。左右でできる優位性、ただし、ワントラップ目それがもう少しよくなってほしい。
槇野はよく守って気持ちをみせた。もう一息なにか特徴を出せればいいのだけれど。
徳永の守りの安定感は非常に素晴らしい。長友や内田が疲れたときに、ワンポイントとして起用はありだと思う。戦術的選択肢の広い選手。ボランチもCBも。伊野波とどちらを選ぶのか。

山口は、危機察知能力が高い選手。しかし、多少動きすぎか。ここらへんは、評価が難しいが、動かなくても対人で勝てるようなフィジカルの向上とともにより安定感のある選手になるような気がする。明神のように。

西川は、GKらしいコントロールのできる選手。川島は多少急ぎすぎてしまうところがあると以前から感じている。ゲームを落ち着かせること。その振る舞いが素晴らしい。
もちろん高さ不足による不安も見られるが、取れない球でもパンチングの位置などをうまくコントロールしていると思う。

工藤は今日は守りっぱなしだったかな。前半はそういう場面が多かったので。自分を活かしてくれるようなセンターの選手とのコンビネーション。これは岡崎についてもいえるが、そういう中で生きる選手。
ただ、全体として今大会でいいものをみせたと思う。

原口、テクニックの高さとゴールへ向かう鋭いドリブル。柿谷同様ミスもあるが、それでもチャレンジする姿勢がゴールを呼び込む。守備もするし、乾を上回るかもしれない。

高萩、トップ下としてのフィジカル。けんごと比べてどうかとは一概には言えないが、短いパスワークのセンスとトラップは優れている。ただ、やはりフィジカルかな。スタミナも含めて。

山田、機動力の高いサイドとして有効だった。柿谷の2点目の際もゴールまで走っていたし。トップ下も可能だろう。両方できればオプションとして大きい。もう少し、対人のプレーが見たかったが、
あまりそれを表現するシチュエーションがなかった。ただ、ボールが足元に吸い付くので、それは天性のものだろう。

豊田、アグレッシブなプレー。これこそジョーカーとして入った選手の役割。果敢につぶれに行って、短い時間で効果的なプレーをした。マイクとの争いはわからなくなってきた。前田や柿谷との争い、呼ばれるチャンスが増えただろう。

柿谷、チャンスを確実にものにした。決してフルにチームに貢献しているとは言えないが、それでもシュートを大事な時に確実に決めたことは評価される。チームのジョーカーとして、トップ下として、CFとして、いろいろな可能性が出てきた。まだ、プレーを大事にしてほしい場面など、悪い面もあるが、それでも呼ぶ価値があるのではないか。呼ばざるを得ないだろう。


この中から何名かはいってくるだろう。
センターラインの補強としては、
柿谷、豊田、青山、森重かな。 次いで山口、大迫


○川島、○西川、○権田
○吉田、○今野・・・○栗原、森重・・・鈴木、○伊野波
○内田、○長友・・・○酒井宏、○酒井高、徳永・・・駒野、槇野
○遠藤、○長谷部  ○細貝、青山・・・山口、○高橋
○本田・・・・○中村憲剛・・・・・・高萩
○香川、○清武、○岡崎・・・原口・・・○乾・・・工藤、山田
○前田、柿谷、豊田・・・○マイク、大久保、佐藤、大迫




豪州戦:教訓を生かした安定した試合運びと突然生じた不安定さ

2013-07-25 22:52:34 | スポーツ
勝ったことは、よかった。
課題が見えつつ勝ったので、悪いことではないだろう。

全体的に安定した試合だった。途中までは。
一つは、先に得点したこと。
中国に比べて豪州が最初に勢いよく来なかったので、
うまくゲームを支配できたのかもしれない。
最初のほうは連動性は高くなかったが、
豊田・大迫あたりが所属チームと同じようにしっかりボールを追ったのがよかった。

山田は、しっかりボールをキープできて、相手に攻撃させる機会を与えなかった。
斉藤に関してはうまくからんではいなかったが、小刻みなドリブルは脅威で、うまいゴールに至った。

あとは、高橋が安定したプレーを終始見せていたこと。
鈴木、千葉のCBも大けがをするようなプレーはなかったし、
徳永は相変わらず安定していたし、森脇もアグレッシブでよかった。

が、途中までは。。。

2-0になった時点でゲームをコントロールしようと山口を入れたわけだが、
ザッケローニ監督にしては、素早い判断だったように思う。
斉藤に代えて攻守で効果的な工藤を入れたのもリーズナブルだ。
にもかかわらず、相手のシンプルなプレーへの判断ミスから簡単に一点二点と取られた。

ただ、今日は大迫がしっかりストライカーらしいゴールを決めて勝ち越したのは大きかった。
そのあとは、栗原が前回の試合のようなミスをせずゲームをしめてくれたので、結果的に勝つことができた。

豊田と大迫は最後までボールをよく追っていた。
これは、柿谷とは違うところで、90分プレーできることを示せたと思う。
ただし、豊田に関しては、2点とるチャンスを逃した。
しっかり中央に張ってプレーして、大迫が広いエリアをカバーするような感じであったので、
ゴールという結果を出さねばならなかったように思う。実際、決めていればゲームは決まっていた。
前田との比較では、現状ではわからないが、あと数試合見てみたいと思わせるものであった。
マイクとの比較では、機動力の高さを示したし、マイク以上の結果を示せれば十分割っていける。

大迫は、いいプレーを見せた。あとは、ワントップで同じようなプレーができるか。
鹿島でも、いいところでゴールを決められないようなところがあり、もう少し厳しい環境でどうなのかというのをやはり数試合見てみたい気がした。

斉藤は、ゴールという結果を残したが、もう少し動きの判断などどの程度チームにフィットするのかという点で少しわからない。

山田は、豊田に決定的なセンタリングを二本上げ、安定したプレーを見せた。このクラスでのテクニックはかなり高度で、十分にチャンスがある。ただし、あんなに簡単にセンタリングが上げらるというのは相手が少しぬるかった面もあると思う。プレーがおとなしくて、シンプルにセンタリングを上げたりパス出しする場面が多く、ドリブルでの切れ込みを出してほしかった気がする。実際それができる選手である気がする。

扇原は、まだ90分プレーできるタフさは身についてないのかな。スケールが大きく遠藤のようなパス出しのセンスもあると思うが、もっともっと大人なプレーをゲーム全体で出していくためには、経験が必要な気がした。

高橋については、統率力や、視野の広さなどは抜群でもっと代表で見てみたいと感じた。
長谷部と組んでどうなのか。遠藤と組んでどうなのか。細貝よりも強くはないが、的確でプレーの安定感が高い。

CBは、評価しにくい。相手があまり押し込んでこなかったので、もっと迫力ある攻めをされたらどうだったのか。ちょっとしたパスのずれなど、相手の圧力がない割には多かったようにも感じた。

徳永は安定していたが、攻撃面での長所は見られなかった。
森脇は逆によく攻めていたし、ボールを前に運ぶことに一役買っていた。
プレーのバランスという点では、少し不安だったが。

権田は、長身のメリットは感じたが、スーパーなぷれーはなかったかな。
相手がブラジルであれば、そのパンチングでは危険だというようなシーンをあったように思う。
意図のあるパンチングやキャッチングの判断ができてるかどうか。

山口、ボールによくからんで守りを固めたと思うが、あのポジションの選手としてまだ線が細いように感じる。強い相手、1対1でどうなのか。

工藤、3点目の起点となったプレーはよかった。攻守で貢献できるので、頼りになる。
わかりにくいが、チームへの貢献度は高いという認識。

栗原、今日はしっかり集中してセーフティにプレーしていたように思う。
次はスタメンだろうから、もう一度見てみよう。


個の2試合でいいプレーをした選手で集大成としてスタメンを決めるように見受けられる。
それとも、さらなる追試を行うのだろうか?

大迫、柿谷/高萩、山田/原口、工藤、高橋、山口、徳永/槇野、栗原、鈴木/森重、駒野、西川
がスタメンの可能性が高いか。
私なら、高萩、山田、徳永、森重かな。