風の形が見える

専業主婦の感傷日記

母のこと

2018-04-19 14:18:23 | 子どもの頃


「何かあったら心配だから、毎朝電話してね。」
と、一人暮らしの母に言われ、毎朝電話しているこの頃。
もう八十過ぎたからね。
週一か二回ぐらいで、お弁当買ってきたりして一緒にお昼ごはん食べたり。
お菓子食べて、お茶飲んだり。
昔から、お母さんとは仲良しだったし、
私は、お母さん大好きな子で。
「今から来て。」の電話一本で、駆けつける私です。
そう、本当に、混じりけなしにこうだったら良かったのに。
亡くなった父さえ、ちゃんとしていたら、
私とお母さんには、今みたいな、楽しい思い出しかないはずだったのに。

父が、借金ばかりつくる人で、外で何やってるかは隠す人で。
お酒が飲めなかったので、酔って暴れるということはなかったけど。
身体がわりと弱くて、たまに入院したり。
こういう人に限って、入院したら一日いくらという医療保険に入ってないし。
掛け金を惜しんだとと思われる。

だから、お母さんがイライラして、
いつもぼんやりしてる私に、時々あたっても仕方なかったとは思うんだけど。
あたられてたんだということに思い至ったのも、ここ一、二年程なんだけど。
父がちゃんとしてたら、お母さんがちゃんと幸せだったら、
お母さんは、本来のお母さんでいられて、
いつも私にやさしくしてくれたはずだったのに!
私とお母さんの間には、いい思い出しかないはずだったのに!!

お母さんは、子供の頃から本当にかわいそうな人で。
小さい頃に母親を、十代で父親を亡くして。
頼れる親せきとかもいなくて、住みこみで働いたりして。
中学校にも行けなくて。
かわいそうな人。
だから結婚したら、幸せになれるはずだったのに!

お母さんにいろいろ言われたこともあったけど、
でも、私、怒ってないよ。
お母さんは、ほとんどの場合、やさしかったよね。
小さい頃から苦労して来たんだもの、
のんびりしててよ。
私も、弟も近くにいるよ。

このブログで、他の記事で、母のことを書いているものもあるけど。
読んだ人の、母に対する印象が悪かったら困るなと思って。
お母さんは悪くない。
たとえ少し悪かったとしても、それは過去の苦労で帳消しになるのです。

それでは、また。






コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。