また、前回の記事から一カ月以上経ってしまった。
別に、月一回の更新と決めてるわけじゃないんですよ。
ただ、いろんなことがテキパキできず、
なにも捗らないまま日々だけが過ぎて行くのです。
じゃ、今日は、私のたった一人の兄弟である弟のことなど。
二つ下の弟とは、今では、母がらみで年に数回電話で話したり、
二、三回会ったりするだけです。
自転車で十分くらいの所、つまり実家のそばに住んでるんですけどね。
これが妹だったら、もっと話したり、一緒に買い物に行ったりするんだろうか?
まあ、会いたくないんですよね、
仲悪いとかじゃなく(仲良くもないですが)、
苦手というか。
父のことを思い出すので。
姿形が父に似てるというのもあるけど、
弟に会うと、父が借金残して死んだ時の騒動を思い出すので。
父は、私には、お金のことで無理を言ってたけど、
弟には言わなかった。
親も子供のことをちゃんと見てて、
言っても無駄な子には言いません。
弟は、高校卒業して家を出て、
仕事をいろいろかわったり、
自分で商売して失敗したり、
今は落ち着いて働いてますが。
(弟は、内面的にも父に似てる。
器用で、マメで、何でもテキパキ片付けて行くところとか)
父が生きていた頃、
私は父のことを助けない弟に腹を立ててたし、
弟は弟で、父にお金を渡し続ける私に呆れてた。
仲が悪くなるはずだよ。
もっとも、子供時代も別に仲良くなかったというか。
恒例の、私、昔のことをあまり覚えてません、ということです。
子供時代にこうやって一緒に遊んでた、とか、
十代の頃は、とか、
書こうと思っても、すぐに何も浮かんでこない。
あ、小学生の時に学校が休みだと、弟は友達の家へ遊びに行ってしまう。
でも私は友達がいなくて、家で、
父や母の借金がらみのグチを聞いてなきゃならない、と、
思ってたことを思い出した。
(やっと引っ張り出した記憶がこれ)
でも、弟に関する記憶で最大のものは、やっぱり、
父の亡くなる、二、三年ほど前の家族の話し合いだなあ。
父がいよいよお金に困ったらしく、
私と弟、母も入れて四人で話し合った。
弟は父に自己破産しろと言ったんだ。
父、拒否。理由不明。
母は、借金の理由について問う。
父、言わず。
私は、父が自己破産したいと言えば、
反対はしなかったと思う。
でも、父は拒否している。
私は、今ここで自己破産するんだったら、
これまで私のしてきたこと、
つまり父にお金を渡してきたことは、
いったい何だったんだと言った。
(このあたりの心の動きが、自分でもよく……?)
弟は私のとってきた、これまでの行動を批判。
私、きれて怒鳴る。
(人に対して怒鳴ったのは、人生二回だけ)
「お前が助けてくれれば、なんとかなったかもしれないのに!」
人というのは、怒り出すとますます怒り、
怒鳴りだすと、どんどん声が大きくなるものだと、
初めて知った。
(このあたりのことは、前にも書いたと思う)
結局、父は自己破産せず、
弟は、その時に限り、
何十万というお金を出した。
私は、父のことは私が責任を持つと言い切った。
自分の、この責任を持つという言葉のおかげで、
父が借金を残して死んだ時、
親類に連絡したりの相続放棄のあれやこれや他一切を、
私は一人でやることになる。
自業自得。
今でも弟に会うと、
このあたりのことを思い出す。
なので会いたくない。
まあ、性格が正反対だということもある。
『同じことを二回言わなくていい』
がモットーの弟。
しゃべる時は、正論のみを早口で。
どんな言いにくいことも、迷わず言い放つ。
無駄を嫌い、何でも素早く処理。
自分に厳しく、他人にも厳しい。
……同じ両親を持ち、同じ環境で育ったのに、
よくこんな真逆な人間ができるなあ。
いつも寝起きみたいなテンションの私では、
弟のそばにいたら、弾き飛ばされてしまいそう。
昔は、十代位までは、こんな風じゃなかったと思うんだけど?
今も独身で、子供も欲しくないと言う弟。
子供が欲しくない理由はわからないけど、
そこだけは私と同じだ。
やっぱり弟も、自分の子供時代に何か思うことがあるんだろうか。
まあ、独身だから身軽に、母親のそばに越して来て、
実家の細々したこともしてくれてるから、そこは良いかな。
すみません、私がマメじゃないもので。
それに私は、強迫性障害で、
もともとより、ますます行動がテキパキできなくなってるしね。
弟は、私のこの病気のことをどう思ってるんだろうか。
(一応言ってある)
いや、聞かなくていいな。
聞きたく、ないかな?
それでは、このへんで。
またね。