【相棒 Season 10】 第６話：「ラスト・ソング」

何故、安城瑠里子は「When Love Kills you」を歌はなかつたのか？

アンコールに、右京さんが安城瑠里子に「When Love Kills you」をリクエスト。
ううん、研ナオコ、味があるなあ。

トランペットのミュートが無かつた。
「When Love Kills you」の演奏には必要であるにもかかはらず・・・
安城瑠里子が「When Love Kills you」を歌はなかつたのは、歌はなかつたのではなく歌へなかつたのだ。
つまり、彼女は本番が始まる前に、被害者が殺されてゐたことを知つてゐたのだ。
安城瑠里子は殺人者ではなく、殺人事件を事故死にみせかけるための工作をしてゐたのだつた。

でも、どうして彼女は、あんな男を庇つたのだらう？
犯人が昔の男だつたから？
いや、さうではない。
瑠里子：「ただ歌ひたかつただけ」

ところで、米澤さん、ライブハウスで何飮んでるの？
まさかミルク？
いたみんが嫌な顔して睨んでたぞ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

＜印象的なセリフ＞

あいかはらず屍體が苦手な尊くん。
右京：「屍體を發見したさうで。大丈夫でしたか？」
尊：「なんのことでせう」
尊くん、強がらなくても・・・ＴＶ見てる人みんな知つてるし。

伊丹：「第一發見者、かんべそん・・・」
まあ、イタミン、そんなイヤな顏せんと。

勝手に保管庫を開ける右京さん。
尊：「何してるんですか？」
右京：「開いてました」
尊：「開けたんでせう！」

推理を安城瑠里子に聽かせる伊丹。
瑠里子：「へえ～、私こんなことしたんだ。凄～い」
苦々しい顏で瑠里子を睨む伊丹。
伊丹が推理を語るなんて珍しいけど・・・

瑠里子：「あんたがこの世で一番好きなのはあんた自身なんだから」

瑠里子：「ごめんなさい、わたしはもう二度と歌はない」


＜ストーリー＞

伝説のジャズシンガー"ミス・アンルーリー"こと安城瑠里子（研ナオコ）の復活ライブ。
そのステージの休憩の合間に、ライブをサポートしていたイベント会社社長・鎌谷充子（西山知佐）が遺体で見つかった。
充子はライブハウスのビルの5階から転落した事故死のように見えたが、偶然ライブにきていた特命係の神戸尊（及川光博）は、遺体のそばで無傷の携帯電話を発見。
充子が持って転落したのなら無傷のはずがない。
疑問を抱いた杉下右京（水谷豊）と尊は捜査を始め、ステージを終えた瑠里子に事情を聞くが、「次のツアーのことで、充子ともめていた」と自分から話すなど、挑戦的で一筋縄ではいかない瑠里子の証言に振り回される。
さらに司法解剖の結果、転落した際に付いた傷の多くに生体反応が無いとう報告書があがってきた。
充子は死亡した後に転落したことになり、他殺の疑いがますます強くなる。
なぜ瑠里子は、復活ライブを支援してくれた充子を殺害する必要があったのだろうか？
仮に瑠里子が犯人だとすれば、死亡推定時刻などから、瑠里子は犯行後も後半ステージで歌っていたことになる。
尊から事件当夜の瑠里子のステージの様子を聞いた右京は、不自然な点に気づく。

ゲスト:研ナオコ

脚本:戸田山雅司　監督:橋本一



（以上、 「相棒」公式ＨＰ より）