阪神４－６横濱 （甲子園）

阪神の先發は下柳ではなく、杉山。
６囘までは無失點で、今季先發投手としては初めて７囘のマウンドを踏んだ。
その時點では、横濱のエース・三浦に１－０で投げ勝つてゐたのだが・・・

魔の７囘。
その三浦に２點タイムリーを打たれて３失點。
１－３とリードを許してしまひ降板。
それまでが良かつただけに殘念だつた。

７囘裏。
鳥谷のタイムリーで１點を返して２－３と１點差に詰め寄つた。

８囘はハシケン。
ここで踏ん張つてくれることを期待したのだが、あへなく３失點で６－２と４點差にリードを擴げられてしまつた。

もうダメかと思つたのだが、タイガース打線も頑張つた。
８囘裏には、矢野が２點タイムリーを放ち、６－４と２點差。

９囘は江草が快調なテンポでぴしやりと抑へてくれた。

そして９囘裏。
横濱は守護神・クルーンが登板。
先頭の鳥谷が２ベースヒットで出壘。
赤星のセカンド・ゴロの間に３壘へ。
シーツは外角低めの「ボール」を見逃し三振・・・
低いボールだつたが、判定はストライク。

２アウトながら３壘に走者をおいて、打席には４番の金本。
カウントは１ストライク２ボール。
ここで、８囘から強くなつてゐた雨が豪雨となり、試合は中斷。
結局、そのまま降雨コールドとなつてしまつた。

反省點その１。
なんと云つても、１－１に追ひつかれた７囘２アウト。
ピッチャーに打たれてはいかん。
特に三浦は打撃が得意なピッチャーだといふことはわかつてゐる筈。
その三浦に、ど眞ん中の球を投げるバカがあるか！

反省點その２。
６囘裏、追加點のチャンスでのリンくん。
高めの釣球に手を出して空振りしたり、最後は低めの變化球、それもボール球に手を出してしまつた。
２アウトながら走者が２人ゐたチャンスだつたので、あの空振りは殘念だつた。
ただ、８囘のライトフライは惜しかつた。
あの雨と風がなかつたなら、ライトの頭を越えてゐた打球だつたのに・・・

けふのリンくんは４打數１安打。
試合に出れば必ずヒットを打つてくれる。
頑張れ、リン・ウェイツゥ！



甲子園　阪神X横浜　1回戦（阪神 0勝 1敗 0分）

【勝利投手】　三浦 1勝2敗
【敗戦投手】　杉山 0勝1敗
【セーブ投手】　クルーン 0勝0敗6S
【継投】
横浜：三浦 → ホセロ → クルーン
阪神：杉山 → 橋本健 → 江草


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