あ、久保田がやられた・・・

東京ドームでの讀賣戰。
けふは早く歸つてこられたので、頭から見るつもりだつた。
會社の歸りにコンビニに寄つて、ビールとツマミを買つて來て、準備は萬端。

ＴＶをつけたのが６時１０分過ぎ。
目を疑つてしまつた。
なんと、すでに２點とつて、しかもノーアウトで２壘１壘。
讀賣の先發は４２歳の工藤。
金本の打球を右手に當てたやうで治療中だつた。

これを見て、私は工藤にホトケ心を出してしまつた。
４２歳で先發のマウンドに立つことだけでも凄いことなんだから。
このままの樣子だと、１囘表だけで５點は取れるだらう。
でも、さうしたらいよいよ工藤は引退かもしれない。
いや、工藤にはもう少し頑張つて欲しい。

なんて甘いことを考へた自分がバカだつた。
このあと、今岡とスペンサーを連續三振。
矢野を打ち取つて、２點に抑へてしまふ。
しかも、７囘までその２點で追加點を許さない。
ああ、工藤はまだまだ健在だ。
くそ！

４－２で迎へた８囘表。
金本がやつてくれた。
彈丸ライナーでライトスタンドに飛びこむ２７號２ラン！
打球のあまりの早さに、私の目ではボールが見えなかつたほど。
これで４－４の同點、野球は振出しに戻つた。

タイガースは先發が下柳。
初囘の２點のリードを守りきれず、６囘まで投げて３失點。
７囘は江草が投げたが、いきなりフォアボールを出し、送りバントを決められ、次の打者に内野安打。
１アウト１・３壘でサジキに交替。
そのサジキが外野フライで１點獻上。

８囘は藤川。
９囘はウィリアムズ。
どちらも胸のすくやうなナイス・ピッチング。

同點のまま延長に入り、１０囘は久保田の登場。
久保田なら大丈夫だらうと、少しウトウトしながら醉眼朦朧として見てゐたら、目が醒めた。
なんと二岡の一發でサヨナラ・・・

讀賣５－４阪神。
これでロードに出てから４勝５敗。
通算成績は６０勝４２敗４分で貯金１８。
ドラが勝ちやがつたので、ゲーム差は１．５。

負ける氣のしない相手だつたのに、この敗戰は痛い。
これで明日は絶對に勝たなくてはならない。