オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

日帰り散策(本厚木編その2 熱気いただきました!)

2010年09月24日 | ├ 神奈川県
▲この程度の行列なら、数10分で購入できます(山梨県 大月市:大月おつけだんご)

あの“熱気”がウソのように、急に冷え込みましたね。

さて、2日間で43万5千人が入場した「B-1グランプリin厚木」が終了して数日経ちますが、
その余波は留まるところを知りません。

現地に戻っても上位にランクインした地域の店先は行列となり、
スーパーにある関連商品は売れ行き好調のようです。

我が家は上位に食い込むようなB級グルメに有りつけませんでしたが、出来る限りで堪能してきました。




今大会は計3ヵ所で開催されました。

・B-1グランプリ第一会場 イトーヨーカドー駐車場
・B-2グランプリ第一会場 厚木野球場
・ロコフードフェスタKANAGAWA会場 厚木中央公園

相模川の河川敷にある一番大きな第二会場をブラブラしていました。






「上州太田焼きそば」を食べる間も惜しんで、
次の行列に並んだのは埼玉県行田市の「行田ゼリーフライ」

“ゼリー”のフライ?!ってツッコミを入れたいところですが、ゼラチンで固めたお菓子の「ゼリー」ではありません。

その由来は行田市の「一福茶屋」(現在は閉店)の御主人が日露戦争で中国東北地方に従軍した際、
現地で食べられていた野菜饅頭を基にアレンジしたのが始まりと言われています。
形状や大きさが小判に近いことから「銭富来(ぜにふらい)」と呼ばれていたものが訛り、
「ゼリーフライ」に変化したと伝えられているそうです。






“ゼリーフライ”はオカラと蒸したジャガイモに人参と玉葱のみじん切りを混ぜてこね合わせ、
小判の形にして素揚げしたものです。

コンガリと狐色に揚がったら、油をきってウスターソースに軽く泳がせから提供してるようです。
オカラが入ってるけど、コロッケにも似た、どこかで食べた事があるような、不思議な味でした。
上州太田焼きそばと一緒に、ようやくランチタイムです(やれやれ

「ゼリーフライ」は実家に帰るときに途中下車して、また食べてみようと思います。






少しオナカが満たされて、次に並んだのは静岡県袋井市の「たまごふわふわ」

これはテレビ放送で見たことあったので、ぜひ食べてみようと思っていました。






ここでも年配者が先頭に立って、奮闘していました。頼もしいですね。

フワフワの正体はメレンゲ

これを一杯づつお椀に注ぐため、大量仕込みは出来きず、その手間が大変そうでした。






“たまごふわふわ”は可愛らしい奇妙な名前ですが、れっきとした江戸時代の名物料理で、日本最古の玉子料理とも言われています。
江戸時代では将軍家や豪商などしか食さない高級料理でしたが、袋井市観光協会が町おこしとして、市内の飲食店主の協力のもと当時の文献をもとに再現したそうです。

この「ふわっ」とした食感とコクのある出し汁の按配がちょうどよくて、スルッといただきました。
茶碗蒸しにも似た、懐かしい味わいです。






あまり時間もないので、お隣の静岡県裾野市の「モロヘイヤ入りすその水ギョーザ」の列に並びました。

ここはスンナリと手に入りました

静岡県は、他に2度のゴールドグランプリを手にした「富士宮やきそば」をはじめ、
「静岡おでん」「浜松餃子」「みしまコロッケ 」、そして先ほどの「たまごふわふわ」と合計6商品が参加しています。

層が厚いですね...






静岡県裾野市では市民一万人あたりの餃子取扱店数が、なんと宇都宮市の4.45軒を越える6.04軒と、まさに餃子天国。

そんな「日本一ギョーザが好きな町」が作った“すその水ギョーザ”とは、栄養価の高い地元産モロヘイヤをパウダー状にして練り込んだ皮に、同じく地元産の茶葉成分を具材に使用した水ギョーザ。

薬膳ぽいのかと思いきや、皮のモチモチとした食感にコクのあるスープが相まって、とてもヘルシーな味わいでした。






投票時間が迫り、妻を投票場に向かわせ、ここからは一人で並びました。
最後に購入したのは鳥取県の「鳥取とうふちくわ膳」

「とうふちくわ」とは江戸時代から鳥取県東部で愛され続けている鳥取の"ソウルフード"です。

木綿とうふ7、白身魚(すり身)3の割合で作る練り物で、一本のとうふ一丁が使われているそうです。
これだけでも、低カロリー&高たんぱくでヘルシーな一品ですね。




▲“膳”と言うのも納得。持ち帰って、オツマミにしました

豆腐を使っているだけに“ふっくら”した食感"。
次いで口の中に広がる大豆の香り、そして噛めばジワッと魚の旨みが染み出てきます。

“蒸し・焼き”に加え、ネギ入りにカレー味、海鮮にコーンなどたっぷり具も入ったアツアツの「特製天ぷら」と、盛り沢山のお膳でした。






さて、投票を任せた妻は全4票を「上州太田焼きそば」に投票してくれました。
ありがたいですな。

しかしながら、結果はランク外に終わってしまいました。
残念ですが、個人的にはシンプル過ぎて物足りなさを感じはしましたが、それがB級グルメですから...
また来年、頑張ってほしいですね。

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※投票ルール
*会場の来場客が複数の出展料理(有料)を食べ比べた後、自分の気に入った料理に投票する。
*投票は使用後の箸で行う。1膳2本を2票とし、来場客1人につき2つの料理まで投票できる。
・第4回横手大会から、投票票数の制限が無くなった。
・第5回厚木大会から、開催地の料理および過去にゴールドグランプリを受賞した料理は投票対象外とされた[5]。
*競技終了後、箸の目方を量り最も重かった料理・団体がゴールドグランプリとなる。
*優勝団体には金の箸、準優勝団体には銀の箸、3位の団体には銅の箸のトロフィーが授与される。
*次回開催地は立候補地から決定する。
・第1回グランプリ獲得者のみ、次回開催権も授与された。

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最後に30分だけ、販売を再開した「甲州鳥もつ煮」のテントには行列が出来ていました。
まさか、ここがゴールドグランプリになるとは...

(ツイッターで、もう少し情報収集しておけばよかった
妻は肉類を一切食べてないことに気付き、不満そうでした)



5回目の今年は御当地料理を活かした“町興しのブーム”を受けて、北海道北見市の塩焼きそば」や、
地元「神奈川県南足柄市のカレーを詰めたフランスパン」などの初出場が相次ぎました。
町興しのため、そして大勢の人に地元の美味しい料理を振舞うため、各地の代表の方々からは、
今年の激暑を上回るような熱意が伝わってきました。
(料理に熱くなる男子メンバー、いませんか?)



たかがB級グルメ。されどB級グルメ...

美味しいモノで優劣を競うのもオカシな話かもしれませんが、自他共に他の御当地料理を認知できた素晴らしいイベントだったと思います。

我々も何だかウズウズしてきました。


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【おまけ】



帰りに御当地のカップ麺を買ってみました。

本物には程遠いような、フツーのカップ焼きそばでした...

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◆B級ご当地グルメの祭典!「B-1グランプリin厚木」公式サイト
http://b-1gp.jp/

◆日本一ギョーザが好きな町 静岡県裾野市
http://www.susono-gyoza.jp/

◆愛Bリーグ(アイービーリーグ)B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会
http://www.ai-b.jp/

◆行田ゼリーフライ研究会“るんるん日記”
http://ameblo.jp/zeri1234

◆静岡県袋井市観光協会
http://www.fukuroi-hot-navi.jp/

◆鳥取の特産品 とうふちくわ
http://www.tottori.to/chikuwa2/

◆投票結果(最終結果)
http://b-1gp.jp/info/2010/09/b1-finalresult.html
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